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管理教育を知っていますか?

おひさしぶりです。

躁になっていた私は、毎日を忙しく生きていて、なかなかnoteの更新ができずにいました。

今日書くテーマは、「管理教育」。

インターネット上から引用すると、管理教育の概念は

「管理教育とは、学校或いは教員が児童・生徒の在り方を一方的に決定し、これに従わせる方式の教育方法・方針である。主に命令下による集団行動の徹底に重きを置く。現在はよほど酷いものは消滅したようだが、今も管理教育の名残は随所に見られる。(部活問題・身だしなみ指導・持ち物検査・強歩大会・体罰など)」

となっている。

私の小学生時代、つまり80年代の終わり頃には、まだ愛知や千葉でこの管理教育というものが行われていた。

概念の通り、私の記憶では「棒などで生徒の尻をぶつ体罰」は当たり前。持ち物を忘れただけで体罰をされ、また、兵隊のように一糸乱れぬ動きを強いられていた。

例えば、今でも思い出すのがリレー大会。4クラスを競わせ、ビリのクラスは放課後、全員が校庭を何周も走らせられる、という罰がついていた。過去の記事にもある通り、運動音痴だった私は、リレーで活躍することができず、私のクラスが最下位になってしまった。

そして、なんと考えられないことに、先生がいきなり「皆さん、今日は誰のせいでビリになったと思いますか?」と生徒に問いかけたのだ。普段から先生に逆らうことのできない生徒たちはこぞって犯人捜しに走ることになる。

で、結果は「月乃さんのせいです!!」となってしまった。一致団結した生徒たち。私のせいで校庭を無駄に走らされると思い込まされる生徒たち。(私のせいではあるけれど。)もう、これはいじめのターゲットにされること間違いなしだ。

今思えばADHDのせいで、運動会でもリレー大会でも、体育でもみんなの足手まといになっていた私は、基本的にいじめられていた。勉強だけはできたから余計に、だったのかもしれない。

管理教育は本当に厳しく、たとえば真夏の遠足で、許可なくお茶を飲んだだけで殴られる。具合が悪くて机に肘をついていた同級生も殴られていた。とにかく教師がそんななので、当たり前のようにいじめが横行する。

業間休み、というのも管理教育の特徴らしく、2時間目と3時間目の間の20分の休み時間は、有無を言わさず外で遊ばなければいけなかった。あとで調べたところによると、生徒を疲れさせて反抗できないようにするためだった、とか。恐ろしい。

運動会はもう、ほんとうに自衛隊のようだった。10月の運動会に向けて、夏休み前から厳しいダンスのレッスン、入場退場の練習、応援合戦の練習と、ほぼ勉強の時間を削って、いや昼休みや放課後も削って打ち込まなければいけなかった。

「起立!」でちょっとでも遅れて立とうものなら、「月乃!遅いぞ!舐めてんのか!!」と罵声が飛んでくる・・・。

私にとって学校は、まるで刑務所のようなところだった。

そして、周辺の公立の中学はもっと厳しくいじめが激しいという噂を耳にした両親が、私には無理だろうということで私立受験をさせてくれることになる。

入った中学はある程度のお嬢様学校で、まず入学式に先生が生徒に敬語で話すことに私はカルチャーショックを受けた。敬語で話すばかりか、自分のことを「月乃さん」とさん付けで呼んでくれる。罵声なんてどこからも聞こえないし、みんながきゃっきゃと楽しく尊重しあっている、とても良い学校だった。

私は小学生の頃のことをコロっと忘れて、そのお湯のような幸せな学園生活に身体をふやかすまで漬かることになる・・・。(なのでその後、養成所で怒られてフラッシュバックになってしまった。)

その記事はこちら

https://note.com/tsukinoharuka/n/nf62a95ad0592


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