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ツキノポエトリー

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いつも孤独を抱きしめながら、放課後のほとんどを書店で過ごしていた中学時代。銀色夏生さんの詩集に心がふるえて、詩を書き始めた。 今も孤独を愛し、書くことで心を満たす。 ツキノポエ…
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#ポエム

詩|いま

今は どんどん過ぎていく 今も 今も 今も さっきとは もう違う 今が 今が 今が 今が…

月乃
9時間前
29

琥珀糖の星屑

ベランダでぼんやりしていたら 空から星のカケラが落ちてきた 琥珀糖みたいなちいさなカケラ …

月乃
4か月前
58

世界はグラデーション

地球の温度を確かめるように 砂浜を裸足で歩いていた 潮風がハラハラと髪をなでて じゃあね。…

月乃
4か月前
17

光に気づくこと

ゆっくりと沈んでいく 琥珀色の太陽を見ていた その姿が消えても 空はまだ夜になりきれないま…

月乃
4か月前
23

なつのさがしもの

この夏のわたしを振りかえる かけがえのない愛に気づいたこと 絶対安心な居場所を見つけたこ…

月乃
1年前
14

星の降る場所

もうあの頃には戻れないけれど もう一度あの場所に帰れたなら 無数の星が流れるあの場所に こ…

月乃
1年前
15

moonlight

心の奥の一番柔らかいところに 触れたような気がしたんだ 細く蒼白い月明かりが 痛いくらい優しくて 泣きたいくらい静かな夜 君の言葉が溶けていった 時々疼く傷跡も 消えない痣も ぜんぶ、このままでいい  . 夜明け前に、満月を迎えた。 まんまるなとっても優しいカタチ ぼぉーっとずーっと見ていられるなぁ。。 あの表面の手触りはどんなだろう。。 冷たいの?温かいの? まだ肉体を持っていなかった頃の記憶が、 この身体のどこかに残っているのかもしれない。 月が蟹座の