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繁栄

暖かくて湿潤な場所には羽虫が群がる。湿地はもちろん、寒暖激しく凝縮が起きやすい場所もそうだ。夏の山間部ではブヨやアブに追われることを避けられない。食物連鎖の自浄作用とでも言うべきか、生きやすい環境が長く続くことはない。一度トンボが繁栄してしまえば素肌を覆い隠す必要がなくなる。それも僅かな期間に限って見られる現象だろう。人間の繁栄はいつまで続くのだろうか。

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