指針
自信なんてただの勘違いに過ぎない。今社会に実現していること、認知されていることや評価されているものは過去を全肯定した上に存在を築いている。全てを疑うと何の進展もなく、心労にもなる反面、何も考えずに信じることは楽だし、万が一間違っていても命の一つや二つで言い訳が許される。規則や法律といった厳正さが要求されるものは疑いなく遵守されている例の最たるものだ。前時代に為された取り決めが今更になってもそのまま適応され続けているのは過剰な肯定のせいではないか。かと言って見通せない将来を憂いてばかりいても今を蔑ろにしてしまうだろう。だから過去から今に続く普遍性を概念として認識し、主観や欲求を現実と調和していくべきだとする哲学の在り方は波動に関わらず自分を見失わないための指針を定める上で参考になる。
ISO100
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