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風鈴

身体に纏わる空気に骨の髄まで火照らされている僕は夏が好きなのかもしれない。賑やかな蝉の音も、流れる水の音も、楽しげな幼子の声も、靡く風鈴の音色も、遠くの祭の音頭も、この熱気があるからこそ心地よく感じるのだろう。

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