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故郷

僕は何に対しても飽きやすく、気分屋で、変化を求めていると公言している。にもかかわらず故郷に対しては変わらないことに喜びを感じる。瞬間を切り抜けば高揚したように思えるが、いずれはきっと退屈さに溺れてしまうだろう。僕はつまらない時間を過ごしたくないけれど、他人への要求も、譲れない理想もない。自由気ままに彷徨うことさえ許されれば他に執着はない。

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