武器
大人になっても未だに強くありたいと思い続けている。子供の頃は気が向く方へ進むことに限度があった。親の責任下でやる気の起こらないことにも努めたが、中途半端で無気力な状態で成功できるほど世の中は甘くなかった。そこで出来上がったのが自他ともに価値を認められない僕だ。社会人になってから、何のために存在しているのかが尚更見えなくなり、自分を責めた続けた結果、期待値が下がっていった。それが功を奏したのか、役を捨てて気の向くままに好きなことをやろうと開き直ることができた。今では他に影響されない趣向を持ち続けることが僕の生きがいであり、より鋭く磨き上げて強靭な武器にする気概も手にしている。