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不完全

帰る予定を考えられる山は散歩気分で入ることができる。疲労の回復は後回しにしてひたすら歩けば良い。そうやって気ままに立ち寄って構わないと判断する傾向がある。一方、身構えて挑むような山へ向かう前日は満足に眠ることができない。万全な状態で入ることができないからこそ、異なる視点や考え方に対してより寛容になる。自分の弱さや不完全さを痛感してより崇高でありたいと強く思うことは生命活動における最大の原動力だ。

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