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くだらないと吐き捨てたことが誰かにとっての致命傷になることが実際にある。遥か遠くを目指す者にとっては止まらずに前進し続け、道を見つけることが第一だろうし、分かりきった順路を進む者にとっては最短距離にこだわることが第一だろう。もし距離を見誤ってしまった時、予測に反して近い場合は特に行動を変えなくても問題なく目標に到達できる。しかし、予想に反して遠い場合は今までの拘りが無に帰り、尚且つ行動原理を抜本的に見直すことが迫られる。後者の場合、知らぬ存ぜぬと問題をそのままに無駄な舵を切り重ねているのが現実だ。それを主な役目とする人間の存在は近所に限っては重宝するのだろうが、遠目に見ると何等星かも分からない。

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