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山奥

何度登っても飽きない山がある。季節によっても、天候によっても、時間によっても、行動計画によっても違う体験ができるからだ。次第に隣の山々にも魅了され始め、そこら一帯を網羅したくなっていく。環境問題への取り組みが最近流行っているが、ビジネスの一環としてのそれは浅く小さく、日常の汚染や破壊を肯定する大義名分と化している。自然環境への高い意識は単なる社会的良識からは連想されない。自分自身の居場所として汚染から護りたいと思った時に初めて芽吹く。そんな山奥へ行くだけでも間接的な破壊が伴うのだから人間はいない方が良いのではないかという疑いが止まない。

ISO100
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