第54回|寧静のなかにいる(寧静のトリコ!)
月曜日 大きな窓から大きな朝日が眩しいのどかな週の始まり
火曜日 広い部屋のまんなかで手足を伸ばして昼寝をする
水曜日 静かな庭で鳥のさえずり聞きながら珈琲を飲む
木曜日 雨音に耳を澄まして木々が潤っていくのを眺め耽る
金曜日 柔らかな布団で柔らかな月明かりの下、子の寝顔を愛でる
土曜日 山で森で川で芝生で牧場で畑で、深呼吸してのびのびと遊ぶ
日曜日 山に沈む夕陽、森から上がる月、満天の星を家族で見上げる
寧静な町
寧静な毎日
寧静な暮らし。
寧静なこころで過ごす幸せなこの時間は、旅なのかもしれない。
わたしは旅する様に暮らしているのかもしれない。
栃木那須の里山で生きるわたしたち。
大きな庭・大きな家、遠い駅・遠い街・遠いお隣さん、
静かな町・静かな森、美しい自然・美しい日毎夜毎。
このゆたかな旅する町は、きっと誰にとってもギフトに思う。
これから大人へ旅する子ども達にもにもあげたいから、
どうかいつまでも美しいままで。