如月のはじまり
新月を迎え『如月』の月が始まります。
いかがお過ごしでしょうか?
私たち家族はゆっくりと暖かくなっていく春に寄り添いながら、
ゆっくりと心身を起こしています。
今日は、『事始め』という言葉に注目してみます。
事八日~ことようか
12月8日、2月8日の両日にそれぞれ
年神様と田の神様を祭ル日があります。
両日とも『事始め(こと初め)』と言われています。
12月8日は、
正月の神事のための準備を始める日であるため正月事始めとも呼ばれます。
人事を納める日、事納めの日です。
2月8日は、
正月の神事を納める日のため事納めであり、
人事を始める日、事始めの日です。
それぞれにある始まりと終わり。
終わりと始まりは同じことなので、始まりは終わり、終わりは始まりという話を聞いたことがあるかもしれませんね。
私たち人事(ひとこと)の事始めは、
春が訪れ暖かくなり、農作業などの一年の営みが始まる日。
2月8日となります。
今年は、新暦3月20日となります。
ちょうど春分の日ですね!
江戸の頃より二十八宿にならい
鬼宿日の日を事始めにしたとされています。
事八日に近い今年の鬼宿日は、新暦3月5日となります。
現代の事始めの目安が2月下旬~3月中旬の頃となっているのは二十八宿や干支によるものだそうです。
皆さんも宇宙のタイミングに一年の『事始め』をしませんか?
月とたねは、毎年この頃に
お米の『塩水選』と『温湯消毒』を行います。
そしておよそひと月🌙→🌕源流水に浸種する
事始めとなっています。
農作業もこと初めはゆっくりとした動きから徐々に体を慣していきます。
自然に寄り添った先人たちの知恵は、
私達たちの持つ潜在エネルギーを最大化してくれたり、
宇宙の力を味方にしてくれたりします。
農も暮らしも暦に意識を向けてみると、
決断を手伝ってくれたり、行動を後押ししてくれたり、
不安や心配をする前に「今日」を楽しんで生きれるようになりました。
自然や地球や宇宙が移り変わっていくように、
人も影響を受けて変化していることを知り、
先人たちが残してくれた天文学や知恵を活用して、現代社会を楽に生きれたらいいなと思います。
色々と試してみることで自分らしさが見つかるかもしれませんね。
今日は雨降りで寒い1日ですが雨からも春の陽気を感じて、
心がウキウキしているのを感じます。
それではまた。
よい如月の月を。
自然農縁 月とたね
大西ひろき