LGBTQの問題から、タレントの自殺など。

経産省の職員が、使うトイレの問題で裁判を起こした。経産省の職員という立場もあってか、大きなニュースになっていた。

彼女は生物的には男性で、自分を女性だと自認している。いわゆる、性同一性障害か。
問題は、彼女が使うトイレで、もちろん「女性専用トイレ」を使いたいわけだが、そのトイレに行くまでわざわざ2階離れたトイレまで行かなくてはならなかった。
彼女は、年齢もあって性転換手術こそ受けていないが、もうしばらく女性ホルモンを投与している。

簡単に言えば、その裁判で二転三転ありはしたものの、最終的に彼女はわざわざ2階離れたトイレに行かなくても良くなった。
この辺りは、やはり令和というか、時代の流れを感じる。
もちろん、これは個人の裁判なので、その個人にあった判定がなされた。
この裁判によって裁判官は、公共のトイレなどで、誰もが自分の自認する性別の通りにトイレなどを利用して良い、と言っているわけではない。
はっきり言って、その問題はとても難しい。

「私の心は女性なので」とだけ言えば、その辺のオジサンでも許される、となってしまっては、困る人はたくさんいる。
ほとんどの女性は、恐ろしいはずだ。
今回の、経産省職員の方は、メンタルクリニックでもちゃんと色々な診断がされている人だ。
例えば、「自分は女です」と偽り、性犯罪を企てるような危険性は無い、と担保されている。
五人の裁判官による補足もあった。そこには、性の問題に苦しんでいる人たちへ希望になるような言葉が、たくさん散りばめられていた。

時代というのは、人間の声によって本当に変わっていく。
これまでも、そうだった。もちろん、何もかもが簡単に変わっていくわけでは無いけれど、今回の裁判結果は社会を大きく変えていく、そして必要な事柄である。
ニュースの中にも、この手の希望的なものはたくさんある。

しかし、そんな裁判のニュースが出て少しして、タレントのりゅうちぇるさんの訃報が届いた。(ひらがなですみません)
勝手な想像は良くないが、先に書いた裁判の事案のような「性」の問題で、

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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