「お先にどうぞ」という謙虚さを、忘れないようにしたい。自分など大したことがない、と強く再認識。
最近、思うところあって、「自分はどうしようもない人間だ」と考えているところだ。やることなすこと基本的に間違っていると思うし、考え方も良くない。
とにかく色々と了見が狭いし、かといって努力も好きではないし、歳だけ取っていく一方である。しかも、半端に歳だけ取るせいか、僕の場合は「捨てる」ことが容易になってきた感じがする。
「これは、もういいや」と色々なものを捨てている。物を捨てるというわけではない。自分の人格の断捨離である。
そうすると、ただでさえ中途半端だった人間が、さらに未熟な人間へと変貌している気がしてきた。
本当なら、もっと苦しんで、もっともがいて、もっと考えて、より深い人間になっていくべきだろう。
つまりは、そういう作業をもうやめた、と言えるだろう。
高校入学と共に家を出てから、10年後はもっと理想的な人間になっているだろうな、と想像していた。自分自身は随分と変わって、自分自身に恥じることのない人間になっているだろう、と。そして、実際に「そこそこうまくできたかな」と思えた日々もあった。
しかし、改めて「正気」になると、「なんだ全然大したことないじゃん」と自覚している。目が覚めた、ということか。
人間は変われる、と誰かに言ったこともあるし、そうも信じている。「この人は、本当に変わったな」と感心させられるようなこともある。
しかし、いつも思うのは、「自分は本当に変わらないな」ということだ。本質的には、何も変わっていない。
こういう人間になれば楽しいだろう、選ぶものも変わるだろう、と思い、人格の改革を行なってきた。そうすることが必要だった。実際、色々な知識を得て、趣味も増えたし、好みも増えた。
でも、それは本当に僕がなりたい僕だったのか。そういう疑問を抱くことがある。もちろん、本当の自分なんて存在しないし、
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つきのまどの【つれづれゴニョゴニョ】
最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…
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