大衆のしょうもない神経を見ると、よくこんな社会で成り立っているな、と思えてくる

本田望結さんが、ニュースになっていた。特に、この人に興味があるわけでは無い。

話題は、彼女が早稲田大学の社会科学部に進学する、というものだった。それを見たほとんどの人が、「ああ、そうなんだ」と思っただけだろう。
しかし、たかがそれだけの話題にさえ、妬むことができる人がいる。一体、何様のつもりなのか、どういう立場なのか、全くわからない。
「芸能人なら、早稲田にも簡単に進学できるのか」という意見のようで、推薦入試についての怒りなのか。
詳しく調べたわけでもないので、推薦かどうかは知らないのだが、妬む人が多くいるということはそういうことなのだろう。
ちなみに、僕は私立各校の大学入試についてもほとんど知らないので、入学の方法にどのようなものがあるのかも知らない。

まぁ、芸能人がどれほど有利なのかは知らないが、仮に優先的に入学できるとしても、それの何が問題なのか。
大学だって経営なのだから、芸能人の影響力や知名度を利用することは、自然な話だ。
僕のような一般市民が、彼女ほどの影響力を持っているかと言われると、皆無である。だから、「仕方ないか」と思うだけで、妬む気持ちなど全く出てこない。例え、僕がその大学を受けていて落ちてしまっても、ただ努力が足りなかったという反省があるだけで、受かった人のことをどうこう言う神経は全くわからない。

そもそも、本田望結さんは幼い頃から芸能界で仕事をして、しかも、スポーツも両立して、学校も通ってきたはずだ。勉強だって、そこそこできるだろう。
自分たちが選択して人生とはいえ、僕には想像もできないほどの多忙を極めてきただろう。子供時代と代わってあげる、と言われてもこちらから断りたい。絶対に、嫌だ。
我先にと手を上げて、「あなたの人生と交換してください」と言う人なんて、いないに等しいだろう。
それくらいに忙しいはずだ。
そこまで多忙を極める人生の中で、他の子供と比べて失ったものもたくさんあるはずだ。はずというか、めっちゃある。
正直、それに相応しいほどのモノを彼女が得ているのか、

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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