組織から離れいこうとする人を、引き留めようとする謎

なんでこんな情報ばかりが上がってくるのかと思うのだが、ネットのニュースなどが目に入ると、「誰かがグループをやめ、事務所から抜ける」という話題が多い。
今回は、キスマイの人が抜けるという話だった。

あの事務所は最近すごい。
有名な人がたくさん抜けていって、これからの人たちが頑張っていくしかない、稼ぎ頭になるしかないという状況に陥っている。
それはそれで、仕事が増えて良いのだろうけど、過労でおかしなことになるのではないか。

ところで、この手の話題にはいつも「残るメンバーが、去る人を引き留めた」ということが書いてある。
それは、目標というか、グループとしてのビジョンがあるだろうから、気持ちはわかる。
ジャニーズなんて尚更、子供の頃から一緒に頑張って、苦難を乗り越えたり、悔しい思いを共有したりしているから、友達よりも家族みたいな側面が濃いだろう。
ずっと一緒にいると思っていた、という感覚が身に染みているはずだ。

ただ、個人的に僕が思うのは、「やめる」と言っている人を引き留めて、「わかりました。まだ残ります」と心変わりがあったとしても、それで「元通り」と言えるか?という点だ。
「何ヶ月も話し合った」と書いているところを見ても、その決意は固いということ。
それだけの覚悟を持って「やめる」と言っている人を引き留めて、仮に心変わりをさせても、今まで通りその人は、その集団の中で笑っていられるのだろうか。

もちろん、結果的に辞めていく人を止めることはできない。
そんな気持ちの人と仕事をしても、良い結果にはならないし、ぎこちない感じになるだろう。
というか、本当に引き留めてしまって、個人の活動を制限して良いのか?と思う。
もちろん、それだけの関係性の仲間がいれば、「お前がいなくなって寂しくなるね」くらいのことは言うだろう。でも、引き留めてしまったら、

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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