アウトドアの何が面白いのか、全くわからない。それを自然だと言っているのも、全く共感できない。

近年、かなりのアウトドアブームである。
色々なところでフェアをしているし、物も売っている。
各メディアでも新しい趣味として、強く推奨されているイメージだ。
趣味を促される、というのも妙な話だが、そういう話は今回は置いておこう。

ところで、実は、僕はアウトドア体験を何度もやったことがある。
それこそ、テントで寝るとか、バーベキューをするとか、もう何度もある。
なんだったら、アウトドアという名の家出というか、サバイバルに近いこともやった。
もちろん、危ない自然地帯もさほど多くはない日本でサバイバルなんて、甘い話だろうが。

どんなことをするのも人の自由だから、それ自体は良いのだが、僕個人の意見を言わせていただくと、アウトドアの何が面白いのか全くわからない。
過去の経験も、別に面白いと思ってやっていたわけではない。

まず、あの手の活動で「自然との触れ合い」と言える感覚が、全くわからない。
飯盒炊爨をしたり、火を起こして食材を調理したり、森や山の中で寝るということが、自然との触れ合いなのか?と思てならない。
もっと言うと、「家でやることを外でやる」ということが自然との触れ合いみたいな話になっている。

自然との触れ合い、と言うわりには、あらゆる文明の利器を使う。
アウトドアグッズは年々便利になり、正直、誰でも体験できるようなレベルの趣味だ。
それはそれで良い。確かに、一つの楽しみではあるだろう。
ただ、やはりそれを「自然との触れ合いだ」と言って、どこか「人とは違うことをやっている」みたいな感覚が伝わってくるのは、何だろう。

自然との繋がりが大切だ、みたいなことを言う人は、どこか都市文明みたいなものを下に見ているような感じがある。
僕が敏感なだけかも知れないが、そんなに自然との触れ合いで満たされるのなら、どうして自分の家に帰ってくるのか?

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

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