大人とは何か、と考えさせられる出来事の数々と、日本の法律の愚かさ。

何を思ったのか朝っぱらからテレビをつけてしまい、くだらないニュースを見てしまった。
大学に入学した新入生のための、新歓の話題である。

コロナ禍では、新歓のイベントもできず、三年間は楽しいイベントが無かった。しかし、今期になって解禁し始めた集団がいるとのこと。
そこで羽目を外して終電を逃し、帰れなくなった大学2年生にフォーカスしたていた。春といえば、新卒の歓迎会などもあるから、帰れなくなったサラリーマンや、酔い潰れて電車に乗りすぎてしまった人などにも、コメントを求めていた。千葉に帰らなくてはならないのに、高尾の方まで乗ってしまったとか、そういうやつだ。タクシー代が2万もかかるし、もったいない。だから、始発を3時間くらい待つしかない、と言っていた。

大学の新歓イベントとなると、世話をするのはほとんどの場合2年生なので、必然的に帰り損ねているのは2年生となる。ギリギリ成人といったところか。
原則としてマスクの着用が自由になった途端に、我先に飲み屋で会を開くくらいなのだから、よっぽど節操のあるしっかりした先輩方なのだろう、と想像してしまいそうだ。
高校を出たばかりの新入生には、もちろん酒を飲ませず、全員が電車に乗るなり、解散するまではしっかりと見送り、自分たちも酔い潰れることなく、もしくは「楽しもうとする」のではなく、新入生の緊張した精神をほぐすだけの意味合いで、その会を健やかに終えるのだ。
しかし、もちろんそんなことにはならない。
案の定、酔い潰れた先輩たちが終電を逃し、羽目を外している様子が映し出されていた。

都会の路上に座り込み、酒を囲んで騒ぐような光景もあったし、歩道で潰れてしまっているような光景もあった。朝っぱらからこの映像を見て、仕事に学校に家事に、前向きになれる人間がどこに居るというのか。さすが、テレビ様である。
それにしても、こういう言い方は悪いが、ああいう行いをする人たちの頭はどうなっているのだろう。インタビューを断るならまだしも、

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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