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子供がいたら、ぎっくり腰にだってなれない

(2枚チケットをもらったが、行く相手もいなかったし、行くお金も無いので行かなかったやつの写真。)

僕が初めてぎっくり腰になったのは、高校生の頃だった。勝手なイメージだが、高校生でぎっくり腰になるのは、早い気もする。もちろん、大人の称号というわけではない。どちらかと言うと、老いの烙印か。

高校生の頃はいろんなバイトをしたが、仏壇の展示会のバイトをしていた時にそれは訪れた。(仏壇の展示会というイベント自体、かなりアホくさい。)
各地の会場に仏壇を搬入して、まるでモーターショーのように仏壇を披露するのだが、大きいものになると大人が6人くらい居ないと持てないような物もある。
それを皆で持ち上げるときに腰から「ゴギッ」という音が鳴り、まるでダルマ落としのように腰が抜けたようになり、身動きが取れなくなった。僕は基本的に、「どうしたの?」と聞かれても正直には話さないので、それを誤魔化すことにかなりの労力を割いたことを覚えている。
何しろ、感じたことがないような痛みが腰を襲っているのだ。

「怖気ついて腰が抜ける」という感覚は全くわからないが、「ぎっくり腰になって腰が抜ける」という表現をするならめちゃくちゃわかる。もちろん、腰はかなり痛いので腰の存在感はハンパじゃないのだが、ほとんど身動きが取れなくなってしまうので、まるで腰が使えない。本当に抜けてしまったという感じだった。
あの時は、もう冷や汗をかきながらバイトが終わるまでなんとか乗り越えた。僕の性格上、「怪我をしたので帰らせてください」と言えなかった。隠すのも必死だが、普段と同じように物を運んだりしなければならないので、もう地獄だった。
そのバイトは2週間に2日間しかなかったので事無きを得たが...。とにかくこれがぎっくり腰かと即座に理解した。

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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