僕には、どんな仕事がしたいとか、そういう志が無い。人生においても、同じことが言えるかも知れない。

僕の知り合いで、最近、大使館に勤務し始めた人がいる。
大使館で働きたい、という学生を何人か見たことがあるが、何をどう考えたら大使館の職員になったり、外交官になりたいと思うのか、全くわからない。
僕にはもともと、その手の志が無いから、仕事なんてなんでもいいと思っている。お金がもらえて続けられるようなものなら、なんでもだ。

大使館と聞くと、すごく「良い仕事」みたいなイメージを持つのではないか。外交官や海外の派遣調査員のようなものも、なんとなく公的なイメージがあって、趣味的で素敵な感じがある。
進路の相談で、この手の話を聞いたことがあるのだが、全く無知なので大したことは言えなかった。
留学経験が無くてはならないとか、対応した大学院を出ていないといけないとか、色々な条件があるようで、頑張ってくださいという感じだ。

ところで、日本で「ある国」の大使館に就職した人の話だが、その人自身は比較的優秀で、全くやったことがない秘書の仕事、つまり大使のスケジュール作成や、イベントでの雑務や、想像もしなかったような仕事を、日々こなしているそうだ。
しかも、前任者からの引き継ぎもマトモにされなかったそうで、本当に忙しそうにしている。

プライバシーがあるのであまり話せないが、ずっと病気療養をしていた人で、働き始めるにはブッ飛んだ仕事というか、よくそんな世界に飛び込んでいけるなと感心する。
詳しくは知らないが、過去に新卒で就職した会社も、早々に退職されて、そのままちょくちょくアルバイトをしたり、病院に通ったりと、

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10分もかからず読める。つまり、なんか読書した気になれます。「気になれる」ということが大切。この世の全ては「錯覚」ですからね。

最低でも、月の半分、つまり「2日に1回」更新します。これはこちらの問題ですが、それくらいのゆとりがあった方が、いろいろ良いかと。 内容とし…

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