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希望実現の絵本『しあわせの綿づくり』

友人が絵本を出版した。

タイトルは「しあわせの綿づくり」。

綿の妖精 ことんちゃんの
しあわせの綿づくり
山本友子 著

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https://www.mirai-hp.com/

私はこの絵本を初めて読んだとき、
「希望実現の書」だと思った。

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未来の成功の願い

この絵本は二部構成になっている。

「みんなが集まる わた畑
 楽しい事が いっぱい起きる」

前半は絵本の中で綿づくりの1年や
綿ある暮らし、綿の歴史、綿の未来を、
綿の妖精・ことんちゃんが歌いながら案内してくれる。

「綿は神秘の植物です。
 人と人をしあわせに紡いでいきます」

後半は著者・山本友子さんの思いが綴られている。
綿との出会い、
人との出会い、
事業への思い、
産業を興す活動、
長野県で綿づくりに携わり7年になる友子さんの、
未来の成功の願いが綴られている。

「私が起業した会社は"MIRAI"といいます」
「会社の理念は、Mirai of Wealth『未来が幸福であると信じて生きるひとは、富を引き寄せる力をもっている』という意味です」

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思いをかたちにする努力

私はこの絵本を読んで、
ここには、友子さんが思い描く未来が描かれており、
既に友子さんの中で、その夢が成功していることがわかり感動した。

「しあわせ広がる 綿づくり
 みんなが笑顔で 歌いだす」

まず思い描くこと。

どの自己実現の本にも必ず書かれている、
自己実現の基本の基が、絵本として描かれていた。

絵本を読んだ私ですら、
友子さんが描く未来のコットンミュージアムは実現することを確信した。

今、それが実現しているわけではないけれど、
それでも私はその未来が現実になることを確信し、
その未来にわくわくしている。

こうして自分が実現したい未来を思い描き、
しかもそれを、絵本という形あるもので表現し、
友子さんの"願い"が、みんなの"夢"に変わっていく。

絵本から、希望を実現するプロセスを垣間見た。


さて、
私はどんな未来を実現したいだろう?
どんな未来を現実にしたいだろう?

私は本が好きだ。

いつからだろうと振り返ると、
父母は私の名前を決めるとき、
ふたりが好きな三国志の英雄に願いを掛け、
一文字いただき名前を決めたという。
それくらい本が好きな人たちで、家にはたくさん本があった。
この父母を選んで生まれた時から私の本好きは始まっていたのかもしれない。

思えば保育園時代、
一番最後にお迎えに来る母を、
絵本を読んで待つ時間はとても幸せだった。

小学校時代、
タバコとお酒と本をこよなく愛する父が休みの月曜は、
学校から帰るとよく本屋へ連れて行ってもらった。
今思うとそれが唯一父と出掛ける、特別な時間だった。

中・高時代は休みの日になると、
友達と古本屋でマンガを立ち読み。
地元から最寄りの古本屋まで15キロ、片道約1時間かけてチャリで出掛けたこともあった。

大学時代は研究室や食堂で、
社会人になると図書館やブックカフェで、
勉強するようになった。
私の大切な居場所にはいつも本がある。

小さい頃に本が傍らにあって育った子は、
大人になってやっぱり本が傍らにある家庭をつくる。
たとえ本を読まなくなっても、
子どもの頃に読んだ記憶が本を呼び、
いつかまたどこかで本と出会う。

本を通して私たちは、
今、ここで、出会えることがない人の言葉を聞くことができる。

本を通して私は、
今、ここで、何かを感じる自分の心を知ることができる。

私にとって本は、
時間と空間を超えた人との出会いであり、
未だ見ぬ自分との出会いである。

だから、

一家に一冊は良書と呼ばれる本が家庭にあって、
本がある心地良い場所が町にはあって、
そこはいつでも誰でも求めたら行ける場所で、
私たちは本やそこに集う人との出会いを通じて、
自由に思いや考えを発露して、
いろんな価値観と出会い、受け容れ、
互いに新たな発見と創造をしていく。

それはとても豊かなことだなと思う。

私はそんな豊かな場所をたくさん作っていきたい。

今はそんな未来を想像してみる。

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希望実現の書

「いつも心は 愛に満ちている」

この絵本は世界中の人が読めるように、
英訳が付いています。
聴いて想像を膨らませるように、
目の不自由な方、まだ字が読めない子にも楽しんでもらえるように、
歌になっていて、CDが付いています。
そして、一度聞いたら
「こっとん こっとん こっとんとん♪」
と、口ずさんでしまう魔法が掛かっています。

誰もが読める希望実現の書。

ちょっと疲れたときは癒しを、
ちょっとがんばりたいときはパワーを、
絵本や歌から得ることができます。

心があたたかくなる私の大好きな絵本です。

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