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「不」を共有して、相互支援の土壌をつくる
こんにちは。企業変革コンサルタントの小野司です。
カイゼン活動、QCサークル活動、企業変革に取り組む若きリーダーさん、経営者様に、変革活動のヒントをお届けしています。
前回は、「不」を書き出すことは、それ自体で自らをヒーリングし、さらに「不」を客観視して、ポジティブな気持ちを引き出すことにつながるということについて述べました。
今回は、その「不」を他のメンバーと共有化することについて書きます。
ワイガヤでは、「不」の書き出しの後には、「不」の共有化を行います。
この時、「不」を一人づつ順番に発表します。そして、発表者と同じ「不」があれば、他の人は自分の「不」を書いたポストイットを出します。
ある「不」に多くの方の「不」(ポストイット)が集まればあれば、共感が生まれます。また、同じ「不」でもポストイットに書く表現はそれぞれ異なります。
他のメンバーの書いた、自分と同じ「不」を見ることで、自分の「不」を他者目線でみることになります。
一方、自分だけが書き出した「不」もあります。これを見ると、自分の「不」が特異なものなのか、他のメンバーが見えていない貴重な「不」なのか、などを客観的にみることができます。
このように、「不」を共有化することで、自分の「不」を他者目線で見ることができます。また、他メンバーの感じている「不」を、自分に置き換えて考えることもするようになります。
多くの場合、それぞれが、小さな気づきを得るようです。
他者目線で自分を見て、他者の感じていることを自分で考えることで、互いを分かり合えるようになります。そして、支援し合うという土壌、つまり小集団活動の土壌が出来始めます。
これも、カイゼン活動のエネルギー源になります。
みなさまの参考になりましたら、ありがたく思います。
https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003599