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読書note 『うらはぐさ風土記』 中島京子(集英社)

中島さんが描く、ゆるっとした話が好きです。(かといって完全にゆるゆるでなく、けっこう芯食ってる話が多いんですけど。『小さいおうち』とか)

いろいろあって都下の家にひとり暮らしする女性の、日々の生活を綴った話なんですけど、近所の人や、勤める大学の学生たちとの関わり、何ともゆるい。

でも、なんだろなあ、心地いいんですよ。夜、蒲団に入って読んでるんですけど、寝落ちすること数回、読了に一週間以上かかったかな。幸せな読書タイム。

中学時代に読んだ、井上靖をちょっと思い出しました。つまり大御所感ってことなんですかね。おもしろかったです。

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