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創業50年の会社と、創業3年のスタートアップの違い
「これからの産業の成長プロセスを合理化する」をビジョンに掲げる、メディカルフォースの金丸です。
↑メディカルフォース入社エントリー
前職では新卒から13 年間美容室専門商社(美容ディーラー)で勤め、美容室のありとあらゆるものを販売していました。
↑美容ディーラー時代の振り返り
そして、社会人歴13年・35歳にして2024年5月1日に人生初めての転職をしました!
前職の会社は創業50年。
対してメディカルフォースは創業3年のスタートアップ。
真逆とも言える環境への転職です。
「実際、スタートアップって何が違うの?」
という自分自身も入社前に感じていた疑問に答えるべく、入社2ヶ月時点で感じている「創業50年の会社と創業3年のスタートアップの違い」について書きます。
※大前提として、どちらが良い・悪いということではなく、それぞれの特徴の違いについて書きます
【結論】違いについてまとめた表がコチラ!
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大きく分けると採用〜教育の「組織」に関することと、営業のあり方ややり方などの「ビジネス」に関することに分けられるので、それぞれ大項目〜中項目〜小項目の順に解説をしていきます。
一部:組織編
❶採用:「新卒一括採用/ 中途採用」
前職の会社の採用は基本的に「新卒一括採用」。
中途採用は必要に応じて行う程度でした。
対して、メディカルフォースの採用は基本的に「中途採用」。
新卒採用は大学生の頃からインターンシップで勤め、そのまま入社した方が数名いる程度です。
なので、「同期」の概念も違ってきます。
毎年4月に一斉に入社をする新卒一括採用では、同じ"年"に入った人たちを同期と呼んでいたのに対して、毎月中途採用の社員が入社するメディカルフォースの同期は同じ"月"に入った人たち。
「同期」という概念がないと言っても過言ではありません。
メディカルフォースでは「新入社員」と言っていられるのも僅か一ヶ月で、入社した翌月には先輩になっています(笑)。
なぜ採用に違いが生まれるかというと、企業の制度設計が違うからではないでしょうか。
❷評価:「メンバーシップ型/ジョブ型」
これまでの日本の企業は「終身雇用制度」が前提とされてきました。
新卒で入社した会社で定年まで勤め上げ、勤続年数や勤務態度、役割に応じて評価や報酬が決まる。
「メンバーシップ型」と言われる評価方法が一般的です。
対してスタートアップでは、スキルや成果によって評価が決まる「ジョブ型」の評価方法が主流です。
それは、変化・競争の激しい近年に生まれたスタートアップでは「急速」に成長することが不可欠で、その為には"即戦力"の人材が求められていること。
なので、新卒を一括採用するのではなく、他の環境でスキルを身につけてきた即戦力の「中途採用」が中心になります。
❸教育:「研修・OJT/オンボーディング ・イネーブルメント」
中途採用が中心となるため、入社してからの「教育・育成」にも違いが生まれます。
前職の会社では新卒で入社した同い年の「23名」の同期が、4月に一斉に入社します。
そして、先輩社員が講師として行う研修を一か月に渡って受けました。
対してスタートアップでは既にスキル・経験を持っていることが前提とされるため、一斉に受ける「研修」という概念はありません。
より早い定着・即戦力化を促進する「オンボーディング」が採用されています。
これまでのキャリアや、配属される職種によって学ぶべきことは大きく違います。
なので、均一的な「研修」を受けるのではなく、各々が自身の状況に合わせて学ぶことを選択し、戦力化を図っていきます。
また、社員のタイプも変わってきます。
新卒一括採用の「研修」では、右も左も分からない中で会社の在り方や理念を落とし込んでいくことによって、同じ思想を持った「画一性」が生まれます。
対して、多種多様な環境から集まった社員が「オンボーディング」によってそれぞれの得意を伸ばしていくスタートアップでは「多様性」が生まれるのではないでしょうか。
第二部:ビジネス編
❶営業方法(訪問/ハイブリッド)
前職の営業では訪問を基本とし、1日10件近くの得意先に足を運んで営業をしていました。
足を運ぶことで顧客と関係を構築し、ニーズを探り、課題を解決する提案をして価値を提供してきました。
対して、メディカルフォースでは基本的に商談はオンライン。
オンラインを基本とする中で「訪問」は一つの価値として、ハイブリッドで営業を行っています。
「オンライン」と「訪問」の営業では、職種が違うと言っても過言ではないほど異なることを実感しています。
(営業の違いについてはまた改めてnoteで書こうと思います)
営業方法の違いにより、働き方や仕事の進め方が大きく変わってきます。
❷働き方(定刻・出社/フルフレックス・リモート)
前職では訪問がメインだったため、原則として会社に出社することが義務付けられておりました。
そして、会社から定められた勤務時間の中で働きます。
対してメディカルフォースでは「オンライン」の営業を主体としていることもあり、リモートワークで仕事をすることができます。
出社日は原則、週に1回です。
そして、働き方もフルフレックスなので、自分で働く時間を決めることができます。
❸プロセス
前職の時は、企画・新規飛び込み・商談・フォローなど1軒の顧客に対して1人の営業が担当として紐づき、全てのプロセスの責務をに担っていました。
対してメディカルフォースでは「The MODEL」をベースにした、共業プロセスで仕事を進めます。
開発サイドがプロダクトを開発。
マーケティング部がセミナーや学会を主催したり、プロモーション施策を打つことで見込み客となる「リード」を獲得。
獲得したリードをインサイドセールスが電話やメールを活用してナーチャリングをしながら「商談化」。
フィールドセールスが商談化された商談を進めて契約。
契約をしてくれた顧客に対して、カスタマーサクセスが担当して顧客満足度を高める。
発生した問題や質問にはサポートが対応をする。
そして、利用してくださる顧客の声を元にプロダクトを改善していく。
これがメディカルフォースの共業プロセスです。
前職の際は1軒の顧客に対して1人の担当が紐づいて、一気通貫で仕事を進めていく為、幅広いスキルと経験を要する「ジェネラリスト」になることが求められました。
対して、共業プロセスのメディカルフォースでは自分の担当する領域の責務で成果を上げる「スペシャリスト」になることが求められます。
求められる特性(協調性・規律性/自主性・自律性)
会社の理念やビジョンを理解し、同じ方向に向かって共に進んでいくことを目指している前職の会社で求められていたのは「協調性」や「規律性」。
対して、自由な働き方でありながら、担当する領域の成果に責任を持つスタートアップで求められるのは「自主性」や「自律性」。
「自由」という言葉は「自分に由る」という意味なので、自分という人間を深く理解し、自分のやりたいこと、あるべき姿がはっきりしている人材が必要されるのではないかと考えています。
まとめ
今回のnoteは、メディカルフォースに入社して二か月が経過した時点で書いています。
スタートアップのこともメディカルフォースのことも理解しているとは到底言える状況でありませんが、転職してまもない今だからこそ感じられることがあるのではないかと思いnoteを書いてみました。
どちらが良い・悪いという話ではなく、人それぞれ特徴の違いがあるように、会社にも特徴の違いがあります。
環境を変えることで自分の特徴が輝く人もいれば、今の環境だからこそ自分の特徴が輝くという人もいると思います。
n=1でしかありませんが、今自分が勤めるメディカルフォースでの経験を通じて前職と比較する形でスタートアップの特徴について書かせて頂きました。
このnoteが誰かのキャリア・人生の一助になれば幸いです。
メディカルフォースでは現在も採用を行っています。
このnoteを見てメディカルフォース、スタートアップで働くことに興味を持った方はぜひカジュアル面談に応募してみてください!