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やさしい物理講座ⅴ134「原子力電池の研究」

 昔、臭い泥と思った泥が実は燃える泥であり生成したのがガソリン・軽油・重油となり現代では重要な産業資源となり、その資源を巡って戦争などの紛争の原因となったのである。
翻って、近年、忌み嫌われる放射性物質の取り扱いつまり核分裂生成物(核ごみ)も技術活用によって無限のエネルギーを秘めた資源となり得るものである。惜しむらくは、その活用に対する技術力が追い付かないだけであると考えるのである。自然崩壊する放射性物質の生成技術が確立したなら、石油などのCO₂の排出による温暖化防止にもなる夢のような資源となるのである。これとは別に核融合の研究も進められているが、太陽と同じような装置が作り出せるかが核融合の問題点である。差し詰め現在ある「核ごみ」といわれる放射性物質の活用も並行して技術開発を進めるべきであろう。「核ごみ」が重要なエネルギー資源となり得るものと確信している。
以前のブログで取り上げたアイデアを中国の科学者が実現しつつあるようです。
核分裂生成物の解決法 副題 放射線(α・β・γ)発電の提言|tsukasa_tamura (note.com)

やさしい物理講座v68「核ごみの有効活用の研究開発の必要性」|tsukasa_tamura (note.com)

今回はそのような研究開発を先んじている中国の研究と報道記事を紹介する。日本の技術者にも頑張ってもらいたいものである。

     皇紀2684年9月30日
     さいたま市桜区
     理論物理研究者 田村 司

中国蘇州大、新型の超小型原子力電池を開発

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