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やさしい物理講座v49「天の川銀河の裏側の記事と自論」

久々に「宇宙物理(天文)」の記事を拝見して、まだ、アインシュタインの特殊相対性理論や一般相対性理論を盲信する信者がいる事には驚きである。もう一つ、赤方偏移がビックバンや宇宙膨張の証拠としているが、赤方偏移を違う新しい光の現象として捉える考え方ができない事が悲しい。固定概念に縛られ柔軟な発想を持てないのが今の物理学界の姿である。天文(宇宙)物理現象で理解できないことにであうと「ダークエネルギー」「ダークマター」の存在ということで根本的な真理探究がそこで止まっている。つまり、そこで、思考停止して真理の探究が進まないのである。その真理の探究を邪魔するものとして存在するのが物理学界の権威「アインシュタインの特殊相対性理論や一般相対性理論」である。そこで、以前掲載したブログを再掲載する。

         皇紀2682年11月22日
         さいたま市桜区
         理論物理研究者 田村 司

はじめに

16世紀まで地球の周りを太陽やその他の恒星・惑星そして天の川も地球の周りを回っていると考えられていた(天動説)。それから望遠鏡などの観測により地球は太陽の周りを自転しながら回っていることが分かった(地動説)。地球が自転していることを知らないと、一見すると太陽が地球の周りを回っていると錯覚しやすいのである。天の川銀河も地球の周りを回っていると思われた。しかし、地球が回っていたのである。
翻って、最近花盛りな宇宙論はビックバンから宇宙膨張論が花盛りである。まるで、天動説のような「ビックバン理論・宇宙膨張論」はどの様な根拠に基づいたものであろうか? それは、光のドップラ効果から、地球から遠い星ほど、光の波長が赤方偏移している現象をハッブル氏が観測から発見して、その結果、宇宙は膨張している、その起源は時間を遡ればビックバンから始まったという宇宙起源説が起きたのである。まるで、天動説を彷彿させるような「ビックバン理論・宇宙膨張論」は本当に正しいのであろうか?
吾輩は「ビックバン理論・宇宙膨張論」を否定する。何故なら計測に使われたのは「光の特性(運動する光源からの赤方偏移)」である。宇宙を伝播する光は「減衰する」という現象が起きたと推論する。光を波長と捉えるのではなく、光をエネルギーの粒子と捉えることで、光子エネルギーの減衰が容易に想像できる。宇宙物理学者の主張する「ダークマター」が減衰の原因とすると容易に想像できる。138億光年の宇宙の遠くから来る光子エネルギーの減衰した光は振動数が減少する。振動数が減少した光は波長が伸びるのである。要は、赤方偏移はさせる「ダークマター」が原因で起きる。残念ながら、現在の物理学界は、前述したように権威主義の理論に於いて思考停止に陥っていて、研究さえもなされない。残念である。

天の川銀河の “裏側” に隠された銀河を発見

sorae - 

【▲ 参考画像:天の川銀河(Credit: NASA/Serge Brunier )】


天の川銀河の “裏側” に隠された銀河を発見© sorae

夜空に輝く美しい天の川は、天文学にとっては時に邪魔な存在でもあります。

天の川は、太陽系が属している天の川銀河 (銀河系) を構成する円盤状の構造銀河面」を、内側から横向きに観ているものです。ここには天の川銀河に属する無数の星々の他に、ガスや塵などが大量に存在するため、遠くにある星の光が遮断されてしまいます。また、ある星が地球の近くにある暗い星なのか、それとも地球から遠くにある明るい星なのか、という単純なことでさえも計測が難しくなることもあります。このような天球上の場所を「銀河面吸収帯 (ZoA, Zone of Avoidance)」と呼びます。

ただし、銀河面で見通しが効かないのは可視光線で観測を行う場合の話であり、他の波長では状況が違うこともあります。近赤外線や電波による天体観測が行われるようになってからは、銀河面吸収帯の多くの領域が見通せるようになりました。

それでもなお、銀河の中心部に存在する「銀河バルジ」は攻略が困難でした。物質が高密度で集中しているこの領域は、近赤外線でも観測が難しいことで知られています。このため、天球全体のうち約10%は、天の川銀河の背後を見通せない未知の領域として残されていました。

サンファン国立大学、リオグランデ・ド・スル大学、アンドレス・ベーリョ国立大学などの国際研究チームは、銀河バルジに隠された未知の領域を観測する「VVVサーベイ」の成果を公表しました。観測領域がとても広いため、今回の観測では空間的な分布を考慮して5つの銀河候補天体に的を絞り、その周辺部に何があるのかが調査されました。


天の川銀河の “裏側” に隠された銀河を発見© sorae


【▲ 図1: 今回発見された58個の銀河候補天体右側に一覧化されている。番号が振られている5個の天体は、この領域を観測するために最初に決定された銀河候補天体(Credit: Galdeano, et.al.)】

その結果、先述の5つの銀河候補天体を含む、58個の銀河候補天体が見つかりました。平均的な赤方偏移の値から、これらの銀河のいくつかは約30億光年先にあると推定されています。これは過去の観測結果や、銀河の分布に関する理論的な推定と一致します。

また、 “宇宙はどこを切り取っても同じような構造が続いている” とする「宇宙原理」の観点からも、理にかなっている結果です。従来は観測が困難だった領域にも何らかの大規模構造があったことは予想通りだと言えますが、「予想通り存在すること」を発見したことこそが今回の成果における重要なポイントであるとも言えます。


天の川銀河の “裏側” に隠された銀河を発見© sorae


【▲ 図2: 58個の銀河候補天体の赤方偏移の値。計測できたもののいくつかを平均すると、赤方偏移の値が0.225となり、これは銀河候補天体が地球から30億光年離れた位置にあることを意味している。(Credit: Galdeano, et.al.)】

ただし、 今回発見された銀河候補天体のいくつかには、観測値の不確かさが大きいという問題もあります。また研究チームは、今回発見された銀河候補天体が重力的に結合した銀河団を形成していると推定していますが、今のところそれを決定する強い証拠はありません。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡など、他の赤外線望遠鏡による観測で、これら銀河候補天体の詳細が明らかになるかもしれません。

Source

・Daniela Galdeano, et.al. “Unveiling a new structure behind the Milky Way”. (arXiv)

・Bob Yirka. “Huge extragalactic structure found hiding behind the Milky Way” (Phys.org)
・Brandon Specktor. “Scientists discover massive 'extragalactic structure' behind the Milky Way” (Live Science)    文/彩恵りり

宇宙原理(cosmological principle)とは、「大きなスケールで見れば、宇宙は一様かつ等方である」という主張である。分かりやすく言うと「宇宙には特別な場所は存在しない」と言い換えることができる。

宇宙を観測することで、ビッグバン以降どのぐらいの時間が経過しているのかを知ることは出来るかもしれないが、観測者が宇宙の中でどの地点にいるのかを知ることはできないという意味である。ここで言う「場所」「地点」とは3次元空間での位置を指す。よって宇宙原理では時間的な一様性までは要請しない。この仮定は簡単ながら非常に強力で、この前提に立てば、宇宙モデルを考える際にはロバートソン・ウォーカー計量に従うタイプの宇宙のみを考えれば十分であることが分かる。

もちろん、小さなスケール長で見れば宇宙は一様でも等方でもなく、大規模構造や銀河団、銀河といった様々な天体からなる構造が存在する。現在の観測では、ハッブル半径(約100億光年)程度のスケールで平均化してみると、我々の宇宙のある地点での物質密度は平均密度からおよそ1/100程度のゆらぎがあるとされている。

さいごに

以前掲載したブログを再掲載して置くのでお読み下さい。

やさしい物理講座|tsukasa_tamura|note の中に以下のブログがあります。

運動する媒質中の光速度|tsukasa_tamura|note

「時間の遅れ(time dilation)」の錯誤|tsukasa_tamura|note

光粒子(電磁波)の「chain理論」  副題 「量子entanglement(量子もつれ)」|tsukasa_tamura|note

ミュオン(μ粒子)の寿命と仮説|tsukasa_tamura|note

私がビックバン理論(宇宙膨張説)を信じない理由 副題 光の減衰理論(仮説)|tsukasa_tamura|note

核分裂生成物の解決法         副題 放射線(α・β・γ)発電の提言|tsukasa_tamura|note

特殊相対性理論(錯誤)で「思考停止」|tsukasa_tamura|note

一般相対性理論(等価原理)の錯誤   副題 光は重力の影響を受けない|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v43「ニュートリノ(幽霊粒子)の有難い御利益(ごりやく)で新真実の解明か」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v42「途方に暮れる悩める人々のために『重力赤方偏移による原子時計の遅れ』を考察と慣性力の解説」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v41「光の重力の影響を重力赤方偏移で検証した実験への反証(メスバウアー効果の原因の追究)」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v40「”速く走ると重くなる”は否定される。質量のあるニュートリノを加速すると光速度を超える。」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v39「光時計の思考実験の検証(再解説・掲載)」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v37「花盛りのSF化した宇宙論」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v36「宇宙膨張説・ビックバン理論・宇宙インフレーション論の矛盾解消のため、『光の真空中の減衰理論』に道を譲るべき時期であろう」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v35「光の真空中の減衰作用は暗黒物資の素粒子『アクシオン』かも知れない」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v34「引力と斥力、反物質に対する重力の影響、宇宙膨張の斥力は? 暗黒物質・暗黒エネルギーの存在は?」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v32「光より速い素粒子(ニュートリノ)の真偽」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v31「ブラックホールが宇宙空間ガス物質で作り出す現象の光の屈折」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v26「いよいよ特殊相対性理論と一般相対性理論の終焉である。」|tsukasa_tamura|note

やさしい物理講座v13「光の真空中の減衰理論」|tsukasa_tamura|note



参考文献・参考資料

天の川銀河の “裏側” に隠された銀河を発見 (msn.com)

宇宙原理 - Wikipedia

ビッグバン - Wikipedia

宇宙の膨張とビッグバン - Wikibooks

天動説 - Wikipedia

地動説 - Wikipedia

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