見出し画像

政治(金融)講座ⅴ281「氷山の一角、支那の銀行取付騒ぎ」

この様な事は以前から予想・予期していた。情報が隠蔽され続けてきたことの氷山の一角が現れたに過ぎない。見えない部分が大きいのである。支那の不動産バブルと経済・金融への影響について過小評価する専門家や研究所があるが、過小評価する事は大変認識が甘いと言わざるを得ない。

政治(金融)講座ⅴ272「まただ!支那は国内の不動産債務はデフォルトし、一帯一路の債権も焦げ付き、金融は火の車」|tsukasa_tamura|note

中国「恒大集団」の経営危機が表面化,中国の不動産大手「世茂集団」の債務不履行(デフォルト)となり、あらゆる事業が不良債権化して回収できない状態となっている。そして、国家が進める中国の「一帯一路」の資金は、あらゆる所にばらまかれ、不良債権化している。今回はその氷山の一角として、銀行の取付騒ぎに焦点を当てる。

            皇紀2682年7月13日
            さいたま市桜区
            政治研究者 田村 司

はじめに

通常の国なら預金者に対して信用不安防止策をとるが、彼の国は暴力団(白シャツ)を使い、暴力で要求デモを蹴散らす姿を見せられた。もう、法治国家でもなく、GDP第2位の国家とは思えない。これだけ金が回らない経済国家になったと言うことを暗に表明しているようなものである。金融・経済が国家も含めて破綻状態であることが示されたようなものである。
情報隠蔽体質の国であるので、これらは氷山の一角である。共産党は金勘定はできても貸借対照表の見方は分からないのかなと不思議に思える現象である。会計学など難しい話ではなく、一般的に分かる話である。銀行が集めたカネが融資として運用される。運用された不動産から回収できない事態に落ちったら悪循環が発生する。事業の運転資金が枯渇(証券発行や銀行融資ストップ)、事業計画の投入資金が回収できず不良債権化する。当然、不良債権化した影響は融資した銀行にまで影響が及ぶ。社債など証券で資金調達した資金はデフォルト・債務不履行となる。融資する場合は銀行は「担保」をとるが、共産主義の不動産は国有であり、抵当権設定などの担保も出来ないと考えられる。融資も担保の裏付けのないものであると考えられる。「不動産の使用権」で建築されていると聞くが、地方政府も土地使用権の売買で財政を賄っていて、地方政府の財政も火の車だという話。支那の共産国の崩壊の危機が囁かれている昨今、何の保証にもならない。今まさに、ソ連と同じように内部から崩壊していく様の歴史を見ることになるであろう。社会主義の寿命は70年と言われていた。支那の寿命ももう少しで尽きることになるであろう。皆様はその歴史の目撃者になることであろう。

預金引き出せず1000人抗議=白シャツ集団が排除、多数負傷―中国河南省

2022/07/12 08:19


© 時事通信 提供 10日、中国河南省鄭州市の中国人民銀行の
鄭州支店前で行われた抗議デモ(ロイター時事)


 【北京時事】中国の複数の地方銀行で4月から預金が引き出せなくなり、河南省鄭州市で10日、対応を求め1000人規模の抗議デモが行われた。参加者は「預金がなければ人権もない」「自由、平等、公正」などと書かれた横断幕を手に「預金を返せ」と訴えたが、地元当局とみられる白シャツの集団に排除され、多数の負傷者が出た。

 香港紙やインターネット交流サイト(SNS)への投稿によれば、省内外から抗議のため集まった人々が10日朝から中国人民銀行の鄭州支店前に座り込み、当局に対応を求めた。李克強首相に調査を求めるスローガンも叫ばれたという。 

中国で起きている銀行取付騒ぎが地方から都市部へと拡大?

2022.06.13

中国で起きている銀行取付騒ぎが地方から都市部へと拡大?

目次

  1. すでに経済崩壊の兆しを見せている中国

    1. 中国で取り付け騒ぎが起きているのにもかかわらず世界はそのことを無視しています。

  2. 2022年の中国の銀行の取り付け騒ぎ:

  3. 銀行の取り付け騒ぎは中国中に広がるでしょう。

  4. 世界は中国の銀行を心配すべきか?中国で取り付け騒ぎが起きていることがはっきりしているのにそのことを報道するメディアが殆どいないことは驚きです。HSBCチャイナのシューファン・リュー(Xuefang Liu)さんは「世界の経済大国として台頭した中国における銀行危機は世界金融危機と同じような世界的景気後退を引き起こす可能性がある。」と言っています。

すでに経済崩壊の兆しを見せている中国

中国経済が既に崩壊していることは外から見てもわかりますが、いよいよ銀行の取り付け騒ぎが起きました。中国はあらゆる面で崩壊が起きているようです。この秋に習近平が独裁者の地位から追放されると、中国は一挙に建物が倒壊するようにあらゆるものが崩壊するのでしょうか?そんな中でも軍事力だけは維持し周辺国を武力で威嚇し続けるのでしょうか。

世界中の政府が財政難に直面していますので中国が破綻すれば他の国の政府も破綻するのではないでしょうか。同時に大量の国債を保有している各国中央銀行も崩壊することになるのでしょうか。そのようなことが始まるきっかけになるのは中国?それともロシア?米国?欧米?或いは日本の金融、経済危機なのでしょうか?今、各国政府を支配しているグローバルエリートも政治家たちも金欠状態ですから、国民の預金が狙われているのかもしれません。そのため岸田総理は国民に株式市場に投資して資産を増やそうなどと誘って国民の預金をグローバルエリートに強奪させようとしているのでしょうか。

<中国の惨状>
There’s a run on Chinese banks and it’s being ignored by the world | Asia Markets
(概要)
6月12日付け


中国で取り付け騒ぎが起きているのにもかかわらず世界はそのことを無視しています。

経済危機の分析では、銀行の取り付け騒ぎが起きたら、もはや復帰不能の限界点に達しているということです。
破綻を恐れて人々が慌てて銀行から現金を引き出す時に取り付け騒ぎが起きます。最悪の場合、銀行の現金準備金が使い果たされ、現金を引き出すことができない預金者が現れ、銀行はデフォルトします。これは恐ろしいシナリオであり、幸い、歴史的にはまれにしか起きていません
米国で起きた最大の取り付け騒ぎは1930年代の大恐慌の時でした。最近では、2008年のリーマンショック時に複数の銀行で取り付け騒ぎが起きました。アジアでも銀行の取り付け騒ぎが起きるのはごく稀です。1927年に日本の銀行で取り付け騒ぎが起き、日本中の多くの銀行が破綻しました。2003年にミャンマーで銀行危機が発生しましたが、ミャンマーは今でも完全には回復できていません。

しかし、今、中国で起きていると思われる事は大恐慌以降に起きた取り付け騒ぎとは比較にならないほど世界大きな影響を与えることになるでしょう。

2022年の中国の銀行の取り付け騒ぎ:

ここ数年間、中国の人々が中国の金融機関に不信感を抱いていることは明らかです。
最近、上海では住民の間で非常に厳しいCovidロックダウンに対する怒りが噴出していましたが、‎‎中国恒大の破産が原因で預金を失ってしまう恐れを感じた住民の間で中国では稀に見るデモが起きました。
2021年にシンセンの‎‎中国恒大の本社前で抗議者らが「我々のお金を返せ!」と繰り返し叫んでいましたが、今、中国の地方(農村部)の支店で起きていることは不気味にもこれと似ています。
Asia Marketsが接触した複数の情報筋によると、4月中旬から以下の6つの銀行の預金が凍結されていることが確認されています。

  • ‎Yuzhou Xinminsheng Village Bank (河南省徐昌市)‎

  • ‎Zhecheng Huanghuai Bank(河南省上桂市)‎

  • ‎Shangcai Huimin Rural Bank(河南省朱鷺市)‎

  • ‎New Oriental Village Bank(河南省開豊市)‎

  • ‎Huaihe River Village Bank(安徽省弁府市)‎

  • Yixian County Village Bank(安徽省黄山市)‎

‎河南省と安徽省に支店がある銀行は、4月にシステムの改善のためにオンライン・バンキングとモバイル・バンキングサービスを一時停止すると何度も発表していました。同時に預金者らはオンライン口座、モバイルアプリ、第三者プラットフォームの電子預金が引き出せなくなったと報告しました。
そのため預金者らは地元の銀行支店にすぐに押しかけたのですが、お金を引き出すことはできないと言われました。‎
そして5月下旬には中国のソーシャルメディア上に複数の銀行の支店の前で行われているデモの画像が投稿されました。アジア市場は地元の人々と連絡を取り、これらの画像が真実であることを確認しました。

中国のWechatのユーザーによると、抗議デモは今でも続いていますが、中国メディアは殆どそれを報じていません。このことはインターネット上で大きな懸念となっていますが、メディアの注目度は低いのです。最も懸念すべき銀行は河南省の4つの銀行です。


中国人民銀行(PBOC)は地方の銀行の取り付け騒ぎに対処し4月25日に以下の声明を出しました。
「中国人民銀行はこの問題に関して大きな懸念があり、今、関連部門が調査を開始している。中国人民銀行は関連部門と協力し金融消費者の権利を保護する。」

詐欺の計画が企てられていたことが原因。
預金者らの抗議とPBOCの声明を受けて、中国銀行保険監督管理委員会は、河南省の上記4銀行の筆頭株主のHenan New Fortune Groupが積極的に行っていた不正行為について調査をしていると発表しました。同委員会は警察と連携して、このグループが銀行のインサイダーらと共謀して資金を横領していたとの申し立てを受けて調査しています。

反中共グループによると:
預金者らと警察官らの通話記録によると、Henan New Fortune Group Investment Holdings Co.,と呼ばれる会社は、一般預金者の預金を横領し莫大な額を使いつくした疑いがあります。

銀行の取り付け騒ぎは中国中に広がるでしょう。

原因がなんであろうと、中国の国民の間で中国の健全性と規制監督について強い疑問の声が上がっています。
しかし直近の懸念としては、取り付け騒ぎがどこまで広がるかであり、今はまだ地方(農村部)の銀行で起きていることですが、これから大都市にも広がっていく可能性があります。

既にそれが起きていることを示す証拠があります。
ファイナンシャル・タイムズの6月9日の記事によると:
スーさんなど一部の預金者らは、既にこのシステムに対する信用をなくしています。39才の彼は、年率4%以上の利回りを約束された10行の小規模銀行から預金を全て引き出したと言っています。
もう一人の預金者(30才、父親)は、2020年から、彼の地元の銀行に年率4.1%の利回りで90万人民元以上を預金していましたが、自分は虐殺されたように感じたと言いました。5月中旬に彼は金融当局と協議するために夜通し車を運転して河南省の首都鄭州に向かいました。「これは私の妻と私が結婚してからずっと一緒に貯めてきたお金です。金融当局と協議するために出かけた時、彼女には出張のため留守にすると嘘をつかなければなりませんでした。」

6月9日火曜日、ツイッターに投稿された中国ICBC銀行(中国最大の国有銀行の1つ)で長い列ができている動画は取り付け騒ぎの拡大が進行中であることを示唆しています。
ツイート(英訳)によると、銀行のカードシステムはロックされてしまっており、これらの人々はロックを解除してもらうために来ています。大規模取り付け騒ぎが起きようとしています。


ブロガーのジェニファー・ゼンさんは、「ここ数日間、上海の銀行から現金を引き出す時に大きな問題が生じている。」と伝えています。Covidの感染者が再び急増すればさらなるロックダウンが予想され疑念が増大することは間違いないでしょう。ゼンさんは「上海の全ての銀行が預金者の現金引き出しを制限している。取り付け騒ぎが中国全土に広がろうとしている。」と伝えています。


世界は中国の銀行を心配すべきか?中国で取り付け騒ぎが起きていることがはっきりしているのにそのことを報道するメディアが殆どいないことは驚きです。HSBCチャイナのシューファン・リュー(Xuefang Liu)さんは「世界の経済大国として台頭した中国における銀行危機は世界金融危機と同じような世界的景気後退を引き起こす可能性がある。」と言っています。

多くのアナリストらが中国の銀行システムは中国恒大危機に影響されないと考えていますが、亀裂が起き始めており、取り付け騒ぎが悪化すれば、既に不安定な世界市場は中国恒大危機よりもさらに深刻なブラックスワン(マーケットにおいて事前にほとんど予想できず、起きたときの衝撃が大きい事象)に直面する可能性があります。

河南省鄭州の人民銀行鄭州支店  マフィアと組んで地方銀行、6000億円が消えていた


「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和四年(2022)7月12日(火曜日)
          通巻第7401号

 中国の地方銀行で預金者が「カネ返せ」。数千人が座り込み。被害は百万人か
  マフィアと組んで地方銀行、6000億円が消えていた


 河南省鄭州の人民銀行鄭州支店前に座り込んだのは数千名。横断幕を読むと「わたしの残高、まだある」「河南省政府はマフィアと連合している」「お金返せ」「農民に死ねというのか」。なかには「李克強総理、是非、査察に河南省へ来てくれ」とのプラカードもあった。
 仕組みから言えば銀行のATMから預金が引き出せないのは、中央銀行が現金を運んでいないことになり、批判の矛先が当該銀行から政府、中央銀行となった。

 華字紙の報道を総合すると被害者は農民を主体に百万人を超え、マフィアと組んだ地方銀行からおよそ6000億円が消えていた。河南省政府の銀行監査委員会は、銀行と省政府幹部数名を取り調べているとしているが、具体的な発表はない。

 地方銀行の不良債権凍結は、マフィアと連動し、さらには不動産バブルの崩壊が原因となって、銀行にカネがなくなったらしい。

 こうした地方銀行をめぐる取り付け騒ぎは「氷山の一角」であり、かつて明天集団が内蒙古省の地方銀行(包商銀行)にテコ入れし、不正融資を繰り返して不動産に投機していたように、省政府、銀行幹部、そのうえに知能犯的な経済マフィアが絡む、ネズミ講の一種と考えられる。(包商銀行は2019年に『国有化』された。「包」は内蒙古省の包頭が本店だったことによる)

 ともかく六月から問題が大きくなり、預金者がATMから現金を引き出せなくなり、一気に取り付け騒ぎに発展した。この異常事態は河南省だけではなく、安徽省、遼寧省など地方の小規模の銀行で混乱が生じた。

 預金者らは「カネ返せ」と叫び、各地で抗議集会、7月10日の鄭州では数千人が座り込んだが、屈強な男たちが集団で現れ、座り込んだ農民等をごぼう抜きに排除した。

【独自】「預金」が突然「投資商品」に切り替え 8000億円出金停止で抗議活動 中国

2022年7月11日 18時21分

テレ朝news

 中国の銀行で8000億円の預金が引き出せない問題で預金者ら1000人規模の抗議活動が発生し、地元警察が力ずくで排除しました。多数の負傷者が出ています。
 中国の複数の地方銀行では4月から8000億円規模の預金が引き出せなくなっていて、今月10日に河南省で大規模な抗議が起きました。  
 地元当局による強制的な排除で負傷者も出ました。
また、預金者が利用する銀行アプリの「預金」の表示が突然、元本が保証されない「投資商品」に切り替わる事態も起きています。
預金者:「悲しいし憤っています。私たちは被害者で権利を守りたいだけです」  預金者らは銀行や地元政府に問題の早期の解決を求めています。

【独自】「金返せ」預金凍結めぐり抗議活動 預金者を尾行…警察が強制排除 中国 (msn.com)

中国の預金凍結への抗議デモ、白シャツ集団が強制排除

The Wall Street Journal
2022.7.12 6:34

 【香港】中国内陸部の鄭州市で、銀行の預金凍結に抗議するため集まった多くの顧客が私服の男たちに襲撃された。ここ数年で最大の規模に膨らんでいた抗議デモは、暴力的な幕引きとなった。  中国のソーシャルメディアには、衝突の様子を撮影した多くの動画が当局の検閲をかわして瞬く間に拡散し、批判が噴出している。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が10日に現場にいたデモ参加者に確認してもらった動画には、白いTシャツを着た所属不明の大勢の男が、中国人民銀行(中央銀行)の地方支店の階段で平和的にデモをしていた人々に突進していく様子が映っていた



参考文献・参考資料

預金引き出せず1000人抗議=白シャツ集団が排除、多数負傷―中国河南省 (msn.com)

中国で起きている銀行取付騒ぎが地方から都市部へと拡大? | 新時代の夜明け前に2、アセンション旅立ちの日 (newage3.net)

河南省鄭州の人民銀行鄭州支店  マフィアと組んで地方銀行、6000億円が消えていた - パルデンの会 (hatenablog.com)

中国の銀行アプリで預金が投資商品に突然切り替わる 抗議活動で負傷者も - ライブドアニュース (livedoor.com)

【独自】「金返せ」預金凍結めぐり抗議活動 預金者を尾行…警察が強制排除 中国 (msn.com)

中国の預金凍結への抗議デモ、白シャツ集団が強制排除 | The Wall Street Journal発 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)

政治(金融)講座ⅴ272「まただ!支那は国内の不動産債務はデフォルトし、一帯一路の債権も焦げ付き、金融は火の車」|tsukasa_tamura|note

中華人民共和国 - Wikipedia

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?