政治講座ⅴ770「米国の機密文書の管理は?」
機密文書管理の杜撰さには驚かされるが、何が機密文書何だろうか?今回はその機密文書についての報道記事を紹介する。中国の故事成語によると『五十歩百歩』かな?両者は『五十歩百歩』である。呵々。
皇紀2683年1月16日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
米国は機密文書をどのように分類しているか?
ドナルド・トランプ前大統領の邸宅の捜索を命じたフロリダ州の連邦判事は、8月12日、FBI捜査官がトランプの自宅を家宅捜索した際に押収された文書と物品の目録の公開を命じた。 FBI捜査官が入手した文書の中には、3つの「極秘」文書、3つの「極秘」文書、4つの「極秘」文書、および「極秘および機密」に分類される1つの文書が含まれていた。
機密情報は、米国政府または機関によって、国家安全保障上機密であると見なされ、制限および管理する必要がある文書の一種です。 これは、諜報活動、外交関係、軍事計画、または核計画に関する情報である可能性がある。
米国では、機密情報を、機密 (C)、秘密 (Secret – S)、および極秘 (TS) の 3 つのレベルに低から高に分けています。 これらのレベルの情報が漏洩した場合、米国の国家安全保障に「損害」、「重大な損害」、「非常に深刻な損害」をもたらす可能性がある。
トップ シークレット カテゴリ内には、SCI と呼ばれるレベルもあります。これは、インテリジェンス ソースからの特定の情報に適用され、特別な個人の小さなグループのみがアクセスできる。
ドナルド・トランプ前大統領のマー・ア・ラーゴ邸から押収されたアイテムのリストが8月12日に公開された. 画像: ロイター。
他の特定の指定には、より明示的なアクセス制限のための機密および最高機密のグループ ドキュメントが付随します。 たとえば、重要な核兵器設計情報は、核兵器の設計と運用に関連する機密文書の指定です。 反乱鎮圧の担当者は、たとえ最高機密情報にアクセスできたとしても、核兵器の設計に関する重要な情報にアクセスすることはできない。
また、一部の情報は機密と見なされるが、過度に機密ではない。 たとえば、2010 年、当時のバラク・オバマ大統領は、米国の兵器庫にある核兵器の数に関する情報を機密解除した。
現職の米国大統領は、すべての機密文書にアクセスし、それらの機密解除を決定できる。
ドキュメントには、さまざまなレベルで分類された情報が含まれている場合があり、分類されていない場合もあります。 それらのそれぞれは、識別のために「未分類」の「U」、または C、S、TS などのマークが付けられる。 このアプローチにより、機密性の低いパーツを共有できるように、機密性の高いパーツの特定と削除が容易になる。
機密文書は、含まれる情報の完全性と機密性を保護する手順に従って処理する必要がある。 これには、使用されていないときのボールトまたはライセンス ストレージへのドキュメントの配置が含まれる。 ドキュメントをある場所から別の場所に転送する必要がある場合、従業員はセキュリティ手順に従う必要がある。
機密情報はミッション中に保管施設から持ち出すことができますが、文書を持ち帰ることは禁止されている。
トランプ氏の家宅捜索令状で、検察官は、米国刑法第 793 条、第 2071 条、および第 1519 条の 3 つの連邦法を引用した。
スパイ法とも呼ばれる第 793 条は、機密情報であるかどうかについて言及することなく、防衛情報の無許可の所有を防止している。 それぞれの違反は、最高 10 年の懲役に処せられる。
第 2071 条と第 1519 条は、米国の公式文書を隠蔽または破棄することを違法とし、それぞれ最高で 3 年の懲役と 20 年の懲役が課せられる。
トランプ前大統領は、FBIの捜索を「魔女狩り」と呼び、文書全体が機密解除されたと主張した. 「彼らは没収するものは何もない。彼らはいつでもこれらの文書を持ち出し、政治的なことをせずにマー・ア・ラーゴに急ぐことができる」とトランプは書いた。
バイデン氏自宅から追加の機密文書見つかる 捜査には全面協力の姿勢
朝日新聞社 -
バイデン米大統領の自宅などから副大統領時代の機密文書が見つかった問題で、ホワイトハウスは14日、バイデン氏の自宅から、追加で5ページの機密文書が発見されたと発表した。厳重な管理が求められる機密文書が次々と見つかる事態に、政権への批判が高まっている。
米ホワイトハウスで13日、日本の岸田文雄首相との会談に臨んだバイデン大統領=AP© 朝日新聞社
バイデン氏の弁護士によると、追加の機密文書が見つかったのはデラウェア州にあるバイデン氏の自宅。ガレージに隣接する部屋に1ページの機密文書があったことはすでに発表されていたが、12日になって、この部屋から新たに5ページの機密文書が見つかったという。
見つかった機密文書は、バイデン氏がオバマ政権下での副大統領を退任した2017年の時点で本来は政府に返却する必要があるものだった。バイデン氏の弁護士は「不注意により誤った場所に置かれていた」と説明し、捜査に全面協力する姿勢を示している。
米バイデン氏私邸からまた機密資料
【ワシントン時事】米ホワイトハウスは14日、デラウェア州にあるバイデン大統領の私邸から、新たに機密資料5枚が見つかったと発表した。
発表によると、11日にバイデン氏の個人弁護士が私邸を捜索した際、機密資料1枚を発見したが、この弁護士は機密を扱う資格を持たないため捜索を中止。資格を持つホワイトハウスの弁護士が残り5枚を見つけ、当該資料は計6枚だったことが分かった。
バイデン氏の個人事務所や私邸からは副大統領当時の機密資料約20組が見つかり、特別検察官が捜査している。
機密文書また発見 バイデン米大統領の説明責任問う声強まる
毎日新聞 - 6 時間前
米ホワイトハウスは14日、東部デラウェア州ウィルミントンのバイデン大統領の自宅から計6ページの機密文書が新たに見つかったと発表した。「私は機密を真剣に取り扱っている」とのバイデン氏の言葉とは裏腹に、ずさんな管理をしていた実態が次々と明るみに出ている。2022年11月の中間選挙直前に私的オフィスで機密文書が見つかってから2カ月以上も問題を公表していなかったことなど、バイデン氏の説明責任を問う声が日増しに強くなっている。
バイデン米大統領=米ワシントンのホワイトハウスで2023年1月13日、AP© 毎日新聞 提供
ホワイトハウスによると、バイデン氏の弁護士は1月11日、自宅ガレージに隣接する部屋から新たに1ページ分の機密文書を見つけた。弁護士は機密情報にアクセスする認証(セキュリティークリアランス=SC)がないため、SCを持つホワイトハウスの法律顧問が12日に改めて現場を精査し、さらに5ページ分の機密文書を見つけた。見つかった文書は、一連の問題を調査している司法当局に引き渡された。
バイデン氏の副大統領時代(09~17年)の機密文書は、22年11月2日にワシントンの私的オフィスで見つかったのを皮切りに、12月20日に自宅ガレージ、23年1月11日と12日に自宅の部屋でも発見された。米CNNによると、ウクライナやイラン、英国に関する情報機関の資料、バイデン氏から当時大統領だったオバマ氏にあてたメモ、トゥスク欧州連合(EU)大統領(当時)との電話協議のために準備した資料などが含まれていた。
司法当局は、ガーランド司法長官が任命したハー特別検察官の指揮下で、機密文書の持ち出しの経緯を調べている。機密情報を許可なく外部に持ち出した刑事責任とは別に、選挙直前に発覚した持ち出しのスキャンダルを公表しなかった政治的、道義的責任を問う声も連邦議会から上がっている。【ワシントン秋山信一】
バイデン氏私邸でさらに機密文書発見、5ページ分
Reuters - 42 分前
[ウィルミントン(米デラウェア州)14日 ロイター] - リチャード・サウバー米大統領特別顧問は14日、デラウェア州ウィルミントンにあるバイデン大統領の私邸で12日に機密文書がさらに5ページ分見つかり、直ちに司法省に引き渡したと発表した。
バイデン氏私邸でさらに機密文書発見、5ページ分© Thomson Reuters
バイデン氏を巡っては副大統領時代の機密文書が私邸やシンクタンク内の事務所で発見されている。私邸のガレージからも見つかった。
これを受けてガーランド司法長官は12日、この問題を調査する特別検察官を任命した。
共和党が多数派を占める下院司法委員会は14日、「バイデン氏の家からはあと何枚の機密文書が見つかるのだろうか」とツイッターに投稿した。
バイデン氏は週末をウィルミントンの私邸で、手術を受けたばかりのジル夫人と過ごした。
12日に記者団に重要書類をガレージに保管することは危険ではないかと質問されると、鍵がかかっていたと応じ「私が機密文書や機密資料を真剣に扱っていることは皆が知っている」と強調した。
下院共和党は、大統領が不適切に保管していた機密文書を司法省がどのように扱っているかについて13日に調査を開始。また、バイデン氏の息子ハンター氏が文書にアクセスできたかについて回答を求めている。
トランプ氏、父ブッシュ元大統領が「ボウリング場」に公文書保管と指摘
2022年10月11日, 05:01 (更新: 2022年10月11日, 05:24)
© AFP 2023 / Mandel Ngan
米前大統領のドナルド・トランプ氏が重要な機密文書を違法に保管したとして米連邦捜査局(FBI)が捜査している問題に絡み、トランプ氏はこのごろ、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領(父ブッシュ)も同じようにずさんな文書管理をしていたと指摘した。米紙「インデペンデント」が伝えている。
トランプ氏は次のように述べている。
「彼(父ブッシュ元大統領)は重要文書を何百万と、古い中華レストランとつなげられた元ボウリング場の建物に入れ込んだ。その建物の入り口のドアは壊れていて窓は破壊されていたが、それ以外は安全だった」
トランプ氏はこの主張の根拠を示さなかったというが、父ブッシュ元大統領の在任中の公文書を保存管理する「ジョージ・ブッシュ大統領図書館」の建設に関する1994年の計画に言及しているとみられる。図書館の建設予定地はボウリング場跡地となっており、一部には確かに中華レストランがあったという。
トランプ氏は父ブッシュ元大統領は訴追されなかったのに対し、自分がFBIの捜査を受けていることに不満を抱いているようだ。
ホワイトハウスから持ち帰った文書はすべて事前に機密解除していた=トランプ氏
2022年9月22日, 20:48
自らの正当性を訴えるためとはいえ、同じ共和党出身の大統領を批判する格好となった今回の発言。父ブッシュ元大統領の次男で元フロリダ州知事のジェブ・ブッシュ氏は、自身のSNS上に次のように投稿し、皮肉交じりにトランプ氏にコメントしている。
「非常に困惑している。私の父はおいしい中華が好きで、セブンテン・スプリットが好きだったって。ちきしょう、君はどうしちまったんだ?」
8月、トランプ氏がフロリダ州に所有する豪邸「マール・ア・ラゴ」が、FBIによる家宅捜索を受けた。FBIは最高機密文書を含む、およそ100の機密文書を押収。核兵器に関する機密文書を不正に所持していると報じられたが、トランプ元大統領は否定していた。
トランプ氏、国家最高機密持ち出しか、下院が調査へ
2022年2月14日 12:00
【ワシントン=芦塚智子】トランプ前米大統領が在任中の公務に関する記録をホワイトハウスから不正に持ち出していた疑惑で、米紙ワシントン・ポストはこの中に最高機密に分類された文書が含まれていたと報じた。トランプ氏は公文書をたびたび破棄していたとも報じられており、下院の監視・政府改革委員会は大統領記録法違反の疑いがあるとして調査を始めた。
国立公文書記録管理局によると、同局は昨年12月にトランプ氏の代理人から南部フロリダ州にある同氏の別荘「マール・ア・ラーゴ」で未提出の記録を発見したと通知を受け、今年1月中旬に15箱分を別荘から移送した。
大統領記録法は、大統領が電子メールやメモ、書簡などの記録を保存し、退任時に同局に提出するよう義務付けている。
ワシントン・ポストが10日、関係者2人の話として報じた内容では、同局が回収した記録の中に明確に「機密」と記された文書を発見。流出すれば国家安全保障に深刻な影響を与える恐れがある「最高機密」の文書も含まれていた。
同局は司法省に報告したという。ただ同紙によると、機密文書の持ち出しが判明しても、刑事訴追するには故意に法に背いたことを証明する必要があり、ハードルが高い。
米メディアによると、回収した記録には北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記からの書簡や、オバマ元大統領が退任時に残した手紙も含まれていた。
また米紙ニューヨーク・タイムズの記者が秋に出版予定の書籍では、トランプ氏が文書を破って流したとみられる紙片でホワイトハウスのトイレが度々詰まっていたとの話を紹介している。
下院監視・政府改革委員会のマロニー委員長(民主党)は声明で「トランプ氏による深刻な大統領記録法違反の可能性を懸念している」と表明。疑惑を調査するため、同局に回収した記録の内容やトランプ氏の代理人とのやり取りなどの情報提供を求めたことを明らかにした。
トランプ氏は10日の声明で「こうした資料を渡す義務は全くないと言われていた」と反論。記録の引き渡しは友好的だったとして報道を「フェイクニュース」と批判し、紙片をトイレに流していたとの話も「でっち上げ」と否定した。
また米メディアは10日、米連邦議会議事堂の占拠事件を調査している下院特別委員会が入手したホワイトハウスの電話通話記録に、トランプ氏の通話記録が全く残っていなかったと報じた。
トランプ氏は事件当日に共和党議員らと電話していたことが報じられている。トランプ氏が私用電話を使っていたことが原因の可能性がある。
トランプ氏宅から押収の機密文書、隠されていた可能性=米司法省
2022年9月1日
画像説明,8月8日の捜索時に「マール・ア・ラーゴ」で撮影された色分けされた書類の写真
米司法省は、フロリダ州のドナルド・トランプ前大統領の自宅から押収された書類が、連邦捜査局(FBI)の捜索を妨害する目的で隠されていた可能性が高いとみている。8月30日に公表された裁判書類で判明した。
FBIは8月初め、トランプ氏の私邸兼リゾート施設「マール・ア・ラーゴ」を家宅捜索した際、機密文書を含む書類などを押収。これに対してトランプ氏は、捜査の差し止めを求めて、司法省を提訴している。
この裁判の中で司法省は、トランプ氏の機密文書の取り扱いについて、捜索を「妨害するために対策が取られていた可能性が高い」とする文書を提出した。トランプ氏は、不正を否定している。
アメリカの大統領は退任時に、在任中のすべての政府文書や電子メールなどを、国立公文書館に移す決まりになっている。FBIは、トランプ氏が2021年1月に退任した際にこうした記録を不適切に扱い、ホワイトハウスからマール・ア・ラーゴに移したかどうか捜査している。
<関連記事>
8月30日に公表された裁判書類では、司法省がトランプ氏から機密文書を取り返そうとしたこれまでの取り組みについて、同省防諜部門の責任者ジェイ・ブラット氏が明確に記している。
司法省のそうした動きをきっかけに、国立公文書館は今年1月、「マール・ア・ラーゴ」を訪れ、政府資料15箱分を回収。これには「高度な機密指定をされた報告書」が含まれており、「他の記録と混ざって」いたり、中にはトランプ氏の「手書きのメモ」もあったという。
司法省の裁判書類には、捜索時に撮影された色分けされた書類の写真も含まれていた。じゅうたんの上に広げられたさまざまな書類の中には「機密」や「最高機密」という文字も見える。
トランプ氏は31日、この写真について、自ら立ち上げたソーシャルメディア「Truth Social」で、FBI捜査官が「床一面に無造作に書類を投げ捨てた(おそらく私がやったと見せかけたかったのだろう!)」と主張した。
「それから、公表するために写真を撮り始めた」
捜索を「はっきり禁止された」
司法省とFBIは、国立公文書館の依頼を受けて捜査を開始。その結果、「マール・ア・ラーゴ」にはなお、機密文書の入った箱が「何十箱」も残っている証拠を見つけたという。
6月3日には、司法省の弁護士とFBI捜査員3人が「マール・ア・ラーゴ」を訪れ、物品を押収した。トランプ氏の弁護士によると、トランプ氏は現場を訪れ、「何かいるものがあったら、何でも知らせてくれ」と述べたという。
しかし今回の裁判書類によると、司法関係者らはトランプ氏の代理人らによって、邸宅の倉庫での箱の捜索を「はっきり禁止された」という。
ブラット氏はこの点を取り上げ、「マール・ア・ラーゴ」に機密文書が残っていないことを「政府が確認する機会がなかった」とした。
また、書類が保管場所から「隠され、持ち出された可能性が高い」ことや、捜索を妨害するための「対策がなされた可能性が高い」ことを示す証拠も発見されたと、当局は述べている。
数時間のうちに大量の文書を発見
FBIは8月に再び「マール・ア・ラーゴ」を捜索し、100点以上の機密文書を発見した。トランプ氏のチームが以前行ったと主張する「丹念な捜索」で見つかった機密文書の2倍の量が、「数時間のうちに」見つかったと、司法省は説明している。
ブラット氏はこの件について、「この問題でどれだけ協力するつもりなのか疑問を投げかけるものだ」と述べた。
また、捜索に当たった操作員の中には、「特定の文書を確認する前に追加の許可を要求された」者もいたと付け加えた。
この当時、トランプ氏は機密文書の不当な取り扱いに関する報道を「フェイクニュース」だと否定していた。
その上で、自宅から押収された物品リストについて訴訟を起こしたほか、捜索令状の対象ではない物品の返還を政府に求めている。
またトランプ氏の弁護団は、政府の最高機密文書などがトランプ邸で発見されたことについて、大統領特権の対象に当たるかどうかなどを判断するため、「スペシャル・マスター」と呼ばれる特任弁護士の任命を求めている。大統領特権の対象だと認められれば、公開が免除される場合がある。
しかし、今回の裁判書類は、捜索令状に基づいて押収された大統領の記録はすべて「前大統領ではなくアメリカ合衆国に属するもの」だと指摘した。
メディアがさらなる情報開示を要求
31日には、複数のメディア企業が共同で、「マール・ア・ラーゴ」で押収された政府資料について、さらなる詳細を開示するよう裁判所に求めた。
フロリダ州の連邦地裁はすでに、FBIが令状請求時に捜索の必要性を説明するために提出した宣誓供述書を部分公開するよう命令している。
しかしメディア企業は、押収物の詳細な受領書は「マール・ア・ラーゴで何が起きたかを国民がさらに理解するための中核であり(中略)捜索を実行する際の政府の行動にも大きな光を当てることになる」と主張している。
トランプ氏と政府文書 捜査の経緯
2022年1月:米国立公文書館は「マール・ア・ラーゴ」から政府資料15箱分を回収。トランプ氏の大統領退任時に政権から提出された文書の一部は、破られていたと明らかにした。
2月:国立公文書館が「マール・ア・ラーゴ」から回収した政府資料の中に、機密文書も含まれていたため、公文書館は司法省に捜査を依頼したと報道。
4月:なぜ政府の機密文書が「マール・ア・ラーゴ」にあったのか、FBIが捜査に着手と報道。
6月3日:司法省幹部とFBI捜査員3人が「マール・ア・ラーゴ」を訪れ、地下室に置かれているものを確認。報道によると、トランプ氏は現場を訪れ、司法省関係者らに「何かいるものがあったら、何でも知らせてくれ」とあいさつ。
6月8日:政府資料が保管されている場所に簡単に出入りできないよう、FBIがトランプ氏の側近に手紙で、鍵の強化を依頼したと報道。トランプ氏は、ただちにこれに応じたと発言。
6月22日:司法省がトランプ・オーガナイゼーションに対して、「マール・ア・ラーゴ」の防犯カメラ映像の提出を正式に要求と報道。
8月8日:FBIが「マール・ア・ラーゴ」に対する捜索差押許可状を執行し、約10箱分の資料を運び出す。
8月12日:捜索令状と押収品リストが開示される。「最高機密」指定のものを含む機密書類11組がその中に含まれていたことが判明。
8月25日: 州連邦地裁判事の命令により、家宅捜索の令状請求時に、その必要性を説明するためにFBIが提出した宣誓供述書が部分開示された。
日米首脳会談、共同会見開かれず バイデン氏の「疑惑」が影響?
毎日新聞 -
米ホワイトハウスで13日に開かれた日米首脳会談では、会談後の共同記者会見が開かれなかった。日本政府は「ホスト国の米国の意向を踏まえつつ、日程調整をする中で、共同会見は開かないことになった」と説明。日程調整が直前まで難航したことに加えて、機密文書の外部持ち出し疑惑の渦中にあるバイデン大統領側が記者会見を敬遠した可能性がある。
バイデン氏はホワイトハウス南庭で岸田文雄首相を出迎え、大統領執務室に一緒に移動した。岸田氏の到着を待っている間や、会談冒頭のメディア取材の終わり際に、記者団から機密持ち出しに関する質問が飛んだが、バイデン氏は答えなかった。
その後、少人数会合を45分間、通訳だけを交えた1対1の会談を約15分間、省庁幹部らが合流して昼食を交えた拡大会合を54分間開いた。バイデン氏は会談終了から約2時間後にはホワイトハウスを離れ、週末を過ごすために地元の東部デラウェア州に向かった。会談後に公表されている公務はなく、日程がタイトだったわけではないとみられる。
共同会見を開かないことについて、米政府高官は会談前に「大統領執務室で(会談冒頭で)メディア向けに話すのが、最も象徴的な形だ」と説明していたが、重要な会談では共同会見を開くケースが多い。バイデン政権発足後、外国首脳がホワイトハウスを訪れたケースでは、菅義偉前首相、韓国の文在寅前大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相、フランスのマクロン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領らとは共同会見を開いていた。【ワシントン秋山信一】
参考文献・参考資料
バイデン氏自宅から追加の機密文書見つかる 捜査には全面協力の姿勢 (msn.com)
日米首脳会談、共同会見開かれず バイデン氏の「疑惑」が影響? (msn.com)
機密文書また発見 バイデン米大統領の説明責任問う声強まる (msn.com)
バイデン氏私邸でさらに機密文書発見、5ページ分 (msn.com)
トランプ氏、父ブッシュ元大統領が「ボウリング場」に公文書保管と指摘 - 2022年10月11日, Sputnik 日本 (sputniknews.jp)
トランプ氏、国家最高機密持ち出しか、下院が調査へ: 日本経済新聞 (nikkei.com)
トランプ氏宅から押収の機密文書、隠されていた可能性=米司法省 - BBCニュース
米国機密解除文書U.S. Declassified Documents Online、2021年追加収録完了! | 教育と研究の未来 (kinokuniya.co.jp)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?