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政治講座ⅴ395「拒否権が邪魔する無能な国連安保理」

 国際連盟に代わって第二次世界大戦後の戦勝国が作り上げた国際連合は、常任理事国の拒否権で機能不全に落ちっていることが露呈された。毎度のことである。露西亜の国際法違反も裁けない安保理は屁の突っ張りにもならない。今回も報道記事から安保理に向かって毒舌を吐く。

        皇紀2682年10月2日
        さいたま市桜区
        政治研究者 田村 司

はじめに

東京裁判で法廷に立つべきは米国・ソ連であったことは明白である。
国際法違反で戦勝国となって、戦争犯罪から免れて、裁かれなかった国が作った組織なんて、こんなものである。
戦勝国同士(勝者同士)が争う姿は昔から変わっていない。
歴史は繰り返されるのである。そして、盛者必衰である。
築城10年落城3日、滅びるのは早い。
世界から非難を受けている露西亜は生き延びることが出来るのであろうか。否。巷では5分割説がまことしやかに語られている。

安保理、「併合」非難の決議案否決 ロシアが拒否権

2 時間前

[ワシントン 30日 ロイター] - 国連安全保障理事会で30日、ロシアのプーチン大統領がウクライナ東・南部4州の併合を宣言したことを非難する決議案がロシアの拒否権行使により否決された。

決議案は米国とアルバニアが提出。30日午後の採決では、米英を含む10カ国が賛成票を投じた。中国、ガボン、インド、ブラジルは棄権した。

反対票を投じたのはロシアのみだった。

ロシアのプーチン大統領は30日、ウクライナの領土の15%相当する東・南部4州の併合を宣言した。

米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は安保理で、ウクライナ領土の変更を認めず、ロシアに軍撤退を求める決議案を提出。主権国家の領土併合を目指す行為は国連設立の原則に反するとし、プーチン大統領が「明確な国際法違反」を祝っていると非難した。

プーチン大統領はモスクワ中心部の赤の広場で開催されたウクライナ東・南部4州併合を祝うテレビ中継のコンサートで、ロシアがウクライナにおける「軍事作戦」で勝利すると誓った。

安保理で拒否権を行使したロシアのネベンジャ国連大使は、ウクライナ東・南部4州がロシア編入を選んだと主張し、「決議案が要求しているように後戻りすることはない」と述べた。

中国の張俊国連大使は「全ての国の主権と領土は守られるべき」としつつも、各国の「正当な安全保障上の懸念」は真剣に受け止めるべきと主張した。また、ウクライナの「危機の長期化と拡大」について懸念を表明した。

安保理での採決に先立ち、ブリンケン米国務長官は、ロシアの拒否権行使によって決議案が否決されれば、「全ての国が投票権を持つ国連総会に対し、力による国境線の引き直しは容認できないことを明確にするよう要請する」という考えを示していた。

プーチン氏「何百万人もの意思だ」…ウクライナ4州の一方的な「併合」宣言

読売新聞 - 昨日 21:45
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 ロシアのプーチン大統領は30日、モスクワの大統領府で、ウクライナ東・南部4州の親露派トップらを集めて演説し、4州の一方的な併合を宣言した。その後、トップらと4州を併合する「条約」に調印した。2月に始まったロシアのウクライナ侵略は、4州を自国領土として既成事実化を図るロシアに対し、ウクライナが領土奪還を加速させるという新たな段階に入った。
 プーチン氏が併合を宣言したのは、親露派の支配地域がある東部ドネツク、ルハンスク両州と南部ヘルソン、ザポリージャ両州だ。4州には親露派やロシア軍が占領していない地域があるが、「条約」では4州全土を併合の対象としている。
 プーチン氏は演説で、9月23~27日に4州で強行した「住民投票」の結果を根拠に、4州からの併合要請が「何百万人もの人々の意思に基づくものだ」と述べ、一方的な併合を正当化した。4州については、「ノボロシア(新ロシア)」と表現し、歴史的なロシア領土だと主張した。
 プーチン氏は今後、憲法裁判所に併合が合憲か否かの判断を仰いだ上で、議会に「条約」の批准を求める。上下両院は10月3~4日に併合に必要な法案を審議する。
 ロシアがウクライナ領土を一方的に併合するのは2014年3月の南部クリミア以来だ。ロシアが兵士動員を進め、4州の支配を固めれば、ウクライナが4州を攻撃した場合、「自国領土」への攻撃とみなし、「核による反撃」で抑止する恐れがある。米欧が反発をいっそう強めるのは必至の情勢だ。

EUが露非難の声明 追加制裁の発動急ぐ

10 時間前

欧州連合(EU)は30日、ロシアによるウクライナ4州の併合宣言を受け、「違法な併合は決して認めない」とする非難声明を発表し、追加制裁の発動を急ぐ構えを示した。欧州では、バルト海の海底パイプライン「ノルドストリーム」で起きたガス流出について「ロシアの破壊工作」を疑う声が出ており、ロシアへの対決姿勢を強める可能性が高い。
EU声明は「ロシアの決定は無意味で、法的効力は皆無だ。ウクライナには侵略から自衛し、占領地を解放する権利がある」と指摘した。ロシアが核兵器使用をほのめかし、兵力動員などで威嚇をエスカレートしていることにも言及。その上で、EUがウクライナを支持する方針は「全く動かない」と明記した。
EUの対露追加制裁案は9月28日、併合宣言を前に欧州委員会が発表した。露産石油の取引価格に上限を設けることが柱で、30日に開かれたエネルギー関連のEU閣僚理事会でも話し合われた。理事会ではガス流出への対応も議題となった。
対露制裁が持久戦になることを見越し、ドイツ政府は9月29日、エネルギー価格高騰から国民を守るため、2千億ユーロ(約28兆円)を投じると発表した。「バルト海のガス流出が影響を与えた」(公共放送ARD)と報じられており、国際情勢が政府に決断を促したとの見方が強い。フランスのコロナ外相は27日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問。「違法な住民投票は認めない」と明言し、クレバ外相に武器支援の強化を約束した。
独仏は対露制裁を支持しつつ、プーチン露大統領との対話を続けてきた。それだけに最近の動きは、「プーチン氏との長期的対決は不可避」との姿勢に転じたことをうかがわせる。
一方、ジョンソン前政権の対露強硬外交を継承したトラス英首相は28日、ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談で、「英国はロシアによる領土併合の試みを決して認めない」と強調。英首相官邸によると、トラス氏は「プーチン氏が敗れるまで、ウクライナは英国の支援を頼れる」と繰り返した。トラス氏は30日にも「われわれはプーチンの戦争マシンを無力化するため、さらなる制裁などの行動を躊(ちゅう)躇(ちょ)しない」とツイッターに投稿した。
北大西洋条約機構(NATO)に加盟申請した北欧2カ国もロシア批判を強めている。フィンランドのニーニスト大統領は29日、「(住民投票は)ウクライナの国境に影響を与えるものでない」とツイッターで述べた。スウェーデンのリンデ外相も投票は「違法で何の効果もない」と指摘した。(パリ 三井美奈、ロンドン 板東和正)

対露融和のインド、修正図る可能性も

昨日 19:42

【シンガポール=森浩】ロシアによるウクライナ侵攻以降、インドは制裁を発動した日米欧とは一線を画し、武器輸入などを通じて関係が深いロシアに融和的な姿勢を保ってきた。ただ、モディ印首相は長期化する戦闘に苦言を呈し始めている。ウクライナ東部・南部4州の併合を受け、モディ氏が融和姿勢にさらに修正を加えるか注目されている。

インドはウクライナ侵攻後、強い対露批判を控えた上で、露産原油を買い支える動きを見せる。シタラマン財務相は9月8日の講演で、ウクライナ侵攻が始まった2月時点で輸入全体の2%だった露産原油の割合は、12~13%に達したと明らかにした。対露批判を強めれば、対立が深まる中国へロシアが接近しかねない懸念もある。

一方、インドは対中牽制(けんせい)のために連携の重みが増す日米欧に配慮を示す必要がある。ロシアの侵攻が一因となった物価高が国内経済に与える影響も無視できない。

モディ氏は16日のプーチン露大統領との会談で、「戦争の時代ではない」とたしなめている。

中立を維持したいインドだが、4州併合宣言を座視すれば、欧米との間に深い亀裂が入る展開もあり得る。インド紙エコノミック・タイムズ(電子版)は29日付の社説で「見せかけの住民投票を受けて、インドはどんな立場を取るか検討する必要がある」と指摘。モディ政権の外交方針が変化するか注目している。

併合決定「法的価値なし」=ロシア発表を非難―国連総長

昨日 12:31

 【ニューヨーク時事】グテレス国連事務総長は29日、ロシア政府がウクライナ東・南部4州の「編入条約」調印式を30日にモスクワで行うと発表したことについて、「併合を進めるいかなる決定も法的価値を持たず、非難に値する」と厳しく批判した。緊急に開いた記者会見で語った。

29日、ニューヨークの国連本部で記者会見するグテレス事務総長© 時事通信 提供

 グテレス氏は、武力を背景に他国の領土を併合するのは「国連憲章違反だ」と強調。「はっきり言わなくてはならない。ロシアは安保理常任理事国の一つとして、この憲章を尊重する特別な責任を有している」と訴えた。

 ウクライナ、NATO加盟申請へ ロシアの編入宣言に対抗

毎日新聞 - 6 時間前

 ウクライナのゼレンスキー大統領は9月30日、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を正式に申請すると表明した。通信アプリ「テレグラム」に投稿した演説で語った。ロシアによる一方的なウクライナ東部・南部4州の編入宣言を「決して認めない」と主張。プーチン露大統領との会談の可能性も否定し、ロシアへの強固な対抗姿勢を示した。

 一方、プーチン氏はNATOの東方拡大をウクライナ侵攻の口実の一つとし、ウクライナのNATO入りを強く警戒してきた。ロシア側の反発は必至だ。

 ゼレンスキー氏は演説で、「私たちはNATOの事実上の同盟国だ」と語った。これまでにウクライナ軍がNATOの軍事訓練を受けてきたことや、侵攻を巡り加盟国から軍事的な支援を受けていることを念頭に置いた発言とみられる。さらに、ウクライナは既に加盟基準を満たし、「NATOへの道を歩み終えている」と主張。今年5月に加盟申請し、6月に加盟手続きの開始が正式に承認された北欧フィンランドとスウェーデンのような迅速な対応を求める方針を示した。

 これに対し、NATOのストルテンベルグ事務総長は30日、記者会見で「ウクライナが自らの安全保障体制を選ぶ権利を支持する」と語った。ただ、今後の手続きについては「加盟に関する決定は、加盟30カ国すべての合意がなければならない」と述べるにとどめ、見通しは示さなかった。

 一方、ストルテンベルグ氏は会見で、ロシアによるウクライナ4州の一方的な編入を「第二次世界大戦後、武力による欧州領土で最大の併合の試み」だと強く批判。一方的編入に際して実施された「住民投票」は国際法違反であり、「NATOの同盟国はこの領土(4州)をロシアの一部とは認めない」と強調した。

 また、プーチン氏が核兵器の使用を辞さない姿勢をちらつかせていることについては「ロシアが核兵器を使用した場合、(ロシアにとって)厳しい結果になる」と警告。最近のロシアの動きを、2月の侵攻開始以来「最も深刻なエスカレーション」だと指摘した。【ブリュッセル岩佐淳士】

ロシアのウクライナ4州の併合強行 中国政府は批判避ける

テレ朝news - 昨日 19:13

 ロシアが実効支配するウクライナ4州の併合を一方的に進めていることについて、中国政府は「対話を通じて意見の相違を解決してほしい」と述べるにとどめ批判を避けました。
 中国外務省は30日の会見で、ロシアがウクライナ4州の併合を強行する動きについて見解を問われ、「各国の主権と領土の完全性が尊重され、国連憲章の趣旨と原則が守られるべきだ」と応じました。

 その一方で「安全保障に関する各国の合理的な懸念が重視されるべきだ」とロシアへの配慮をにじませ、「各国が対話と協議を通じて意見の相違を適切に解決してほしい」と主張しました。ロシアとウクライナの双方と良好な関係にある中国は、ウクライナ侵攻を巡りあいまいな立場を取り続けています。

My opinion

2014年のクリミア併合の時も西欧諸国の反対にも核兵器の恫喝で強引に併合を推し進めた。今回も核兵器の恫喝で進めている。世界は核兵器の恫喝で重い道理になると錯覚している。核兵器の恫喝で委縮している米国も情けない限りである。米国は弱い国にしか手出ししない臆病な国であることがクリミア・4州併合で明確になった。反撃力のない弱体した日本の非戦闘員の女・子供を一瞬で焼き殺した国際法違反の広島・長崎の原爆は、正当防衛の範疇を逸脱していた。
ちなみに、米国務省によれば、昨年9月時点で保有する核弾頭の数は3750発で、最も保有数の多かった1967年の3万1255発からは88%の減少となった。露西亜の核の恫喝におびえることなく反撃準備をして、ロシアが攻撃したなら正当防衛が成り立つから核の総攻撃をして、ロシアを滅ぼすすべきであろうと過激思想家は思っている事であろう。どんとはれ!

参考文献・参考資料

安保理、「併合」非難の決議案否決 ロシアが拒否権 (msn.com)

プーチン氏「何百万人もの意思だ」…ウクライナ4州の一方的な「併合」宣言 (msn.com)

EUが露非難の声明 追加制裁の発動急ぐ (msn.com)

対露融和のインド、修正図る可能性も (msn.com)

併合決定「法的価値なし」=ロシア発表を非難―国連総長 (msn.com)

ウクライナ、NATO加盟申請へ ロシアの編入宣言に対抗 (msn.com)

プーチン氏「何百万人もの意思だ」…ウクライナ4州の一方的な「併合」宣言 (msn.com)

ロシアのウクライナ4州の併合強行 中国政府は批判避ける (msn.com)

ロシアは「重大な国際法違反」=4州の併合容認せず―トルコ (msn.com)

2007年の世界の核状況 (kakujoho.net)

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