政治講座ⅴ1263「驚き!中国の処理水の濃度は日本の6.5倍」
中国政府のやっていることは、科学的根拠に基づかない嫌がらせ以外の何物でもない。大国としての品格、品位に欠ける国である。
「孟子」梁恵王上の寓話に「50歩100歩」がある。それは、戦闘の際に50歩逃げた者が100歩逃げた者を臆病だと笑ったが、逃げたことには変わりはないという意味である。
翻って、次のトリチウムの年間排出量を見よ。日本より高濃度のトリチウムを排出している中国は日本を非難できるのか。自国の人民にはこの事実を隠蔽して、盛んに日本を貶めるプロパガンダの材料にしているが自国の排出量を科学的見地から比較すべきである。海洋を汚しているのは中国であろう。しかし、羞恥心皆無の中国共産党は、迷惑な国である。中国大陸の故事をも知らずに、無知の恥をまき散らす、今回はそのような報道記事を紹介する。
皇紀2683年8月10日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
中国の原発、処理水で上限超え トリチウム、7割の地点で
共同通信社 によるストーリー •16 時間
【北京共同】中国の原発から2021年に放出された排水に含まれる放射性物質トリチウムの量が計17カ所の観測地点のうち、7割を上回る13カ所で東京電力福島第1原発処理水の年間放出予定量の上限を超えていたことが8日、中国の公式資料で分かった。福島第1の処理水の最大10倍相当を排出した原発もあった。
関連するビデオ: 日テレNEWS
処理水放出に中国が反発 “日本の魚”に厳しい規制 “デマ”も飛び交い…
福島第1の処理水は溶け落ちた炉心に触れており、中国は危険だと大々的に宣伝。7月ごろから日本の水産物に対する全面的な放射性物質検査を始め、放出前から事実上の輸入規制を課す対抗措置を開始した。日本は中国の原発から出る放射性物質の状況を把握しているが通関検査の強化などは行っておらず、中国の対応の不合理さが改めて鮮明になった。
原子力専門書「中国核能年鑑」が13原発から排水されたトリチウムなどの放射性物質に関する計17カ所の観測データを記載。浙江省の秦山原発は21年の1年に218兆ベクレルと、処理水の海洋放出計画が設ける年間上限「22兆ベクレル」の約10倍に当たるトリチウムを放出していた。
処理水放出、中国のみ反対=韓国が容認、米欧は理解―NPT準備委
【ベルリン時事】ウィーンで開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議の準備委員会で8日、東京電力福島第1原発の処理水放出計画に関する発言が各国から相次いだ。多くの国が計画の妥当性を認めた国際原子力機関(IAEA)の見解に支持を表明する中、中国だけが放出に頑強に反対する構図が鮮明になった。 中国の代表は改めて「放出計画を強行するな」と訴えた。IAEAの審査について「権限が限られているため『汚染水』のデータの信頼性や正確性を確認しなかった」などと主張した。一方、国内で放出を懸念する声が根強い韓国は「IAEAが放出のあらゆる段階で徹底した監視を行うことに期待している」と述べ、容認する構えを見せた。 また、ニュージーランドの代表は「(IAEAに)全幅の信頼を置いている」と強調。米英もIAEAの立場を強く支持し、放出に理解を示した。
処理水放出に理解示す声相次ぐ 中国は反対、NPT準備委
共同通信社 によるストーリー •9 時間
東京電力福島第1原発の敷地内に並ぶ処理水のタンク=1月© KYODONEWS
【ウィーン共同】ウィーンで開かれている2026年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第1回準備委員会で8日、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出計画に理解を示す声が相次いだ。中国は処理水を「汚染水」と呼び、引き続き反対する姿勢を示した。
関連するビデオ: 日テレNEWS
処理水放出に中国が反発 “日本の魚”に厳しい規制 “デマ”も飛び交い…
放出計画については、国際原子力機関(IAEA)が「国際的な安全基準に合致する」との報告書をまとめている。英国はIAEAの評価を「信用する」と強調。イタリアは「科学的証拠に基づいた」日本とIAEAの取り組みを「歓迎する」と指摘した。米国やオーストラリアなども放出計画に理解を示す内容の発言をした。日本は理解を示す声に謝意を表明した。
中国の複数原発がトリチウム放出、福島「処理水」の最大6・5倍…周辺国に説明なしか
2023/06/23 05:00
中国が国内で運用する複数の原子力発電所が、今夏にも始まる東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出の年間予定量と比べ、最大で約6・5倍の放射性物質トリチウムを放出していることが、わかった。日本政府が外国向けの説明用に作成した資料から判明した。中国政府は東電の処理水放出に強く反発し、官製メディアも動員した反対キャンペーンを展開している一方で、自国の原発はより多くのトリチウムを放出している。
日本政府は、中国の原子力エネルギーに関する年鑑や原発事業者の報告書を基に資料を作成した。それによると、2020年に浙江省・秦山第三原発は約143兆ベクレル、21年に広東省・陽江原発は約112兆ベクレル、福建省・寧徳原発は約102兆ベクレル、遼寧省・紅沿河原発は約90兆ベクレルのトリチウムを放出していた。東電は、福島第一原発の年間放出総量を22兆ベクレル以下に抑える計画で、放出後のトリチウムの濃度は、世界保健機関(WHO)などの基準をはるかに下回るとしている。
中国政府は福島第一原発の「処理水」放出を「一方的に強行しようとしている」(中国外務省報道官)と反発し、官製メディアも連日、「日本は世界の海洋環境や公衆の健康を顧みない」(共産党機関紙・人民日報)などの主張を展開している。だが、日本政府関係者によると、中国は自国の原発のトリチウム放出について、周辺国との間で合意はなく、説明もしていないという。
参考文献・参考資料
中国の原発、処理水で上限超え トリチウム、7割の地点で (msn.com)
処理水放出、中国のみ反対=韓国が容認、米欧は理解―NPT準備委 (msn.com)
中国の複数原発がトリチウム放出、福島「処理水」の最大6・5倍…周辺国に説明なしか : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
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