政治講座ⅴ1067「クレムリン攻撃は誰?自作自演!」
他国を侵略しながら自国は安全であると思っているなら何とのんきな事で舌戦を繰り広げていることであろうか。第二次世界大戦の米国何かは国際法違反の非戦闘員の女・子供を無差別で広島・長崎で原爆で虐殺した。東京大空襲でも非戦闘員の大量虐殺の攻撃を行った。戦争とは国際法は無視され、人権は無視され、人の命は「地球より重い」と言われたことは空しく聞こえる。そのような悲惨な経験をした者にとっては、騒ぎ立てるほどでもない。他国に宣戦布告なき戦争を仕掛けているロシアこそ猛省が必要であろう。自己中心、利己主義、自作自演、今回はそのようなロシアの姿が垣間見える報道記事を紹介しよう。
皇紀2683年5月6日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
“自作自演”か“ロシア反体制派”か“ウクライナ”か ロシア大統領府「クレムリン」ドローン攻撃 映像から浮かび上がる様々な疑問【news23】
TBS NEWS DIG の意見 • 1 時間前
3日の“ドローン攻撃”について、ロシアは「プーチン大統領の執務室があるクレムリンをウクライナが狙った」と主張。「ロシア国内の反体制派」の関与や「自作自演」説などが報じられていて、映像からも様々な疑問が浮かび上がってきました。
ロシアは「テロ行為を決定するのは、ワシントン」と主張
ロシア大統領府・クレムリン。日本時間、5月3日夜、突如公開された映像には、上空を飛行する物体がクレムリンに接近し、爆発する様子が映っています。ロシア大統領府は…
ロシア大統領府
「3日未明ウクライナがドローン2機で、クレムリンへの攻撃を試みた」
「ゼレンスキー政権によるテロ行為」だとして、「必要な報復措置を取る権利がある」と主張。さらに、4日になって…
ロシア大統領府(4日)
「こうしたテロ行為を決定するのは、ワシントンだと知っている。ウクライナはそれに従っているだけだ」
“アメリカの指示”のもとで攻撃が行われた、と主張しました。これに先立ち、アメリカ政府は…
アメリカ ブリンケン国務長官(3日)
「報道は把握していますが確認はできません。単純にわからないのです。ただロシア政府から出てくる情報については、とても大きな疑いを持って受け止めるようにしています」
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は関与を全面否定。
ウクライナ ゼレンスキー大統領(3日)
「我々はプーチンもモスクワも、攻撃はしていない。自国の領土で戦い、村や町を守っている」
映像には“屋根に2人の人影” 専門家は「戦争への“動員”の口実に」と指摘
インターネット上では、ロシアの独立系メディアなどが“ロシア国内の反体制派組織の関与”や“自作自演説”といった様々な見方を報じています。
映像からも疑問が浮かび上がります。左側から飛来してきた物体の下、屋根のあたりには2人の人影が見えます。誰が何をしているのかは、わかりません。
プーチン政権への影響について、ロシア情勢に詳しい専門家は…
防衛省防衛研究所 兵頭慎治氏:
「第二次世界大戦以降クレムリンが直接攻撃されることはなかったと思う。政治的な影響ということからすると、5月9日『対独戦勝記念日』が行われる。プーチン大統領が重視している政治イベント。これを実施するうえでも、大きな打撃になった可能性がある」
そして今後のカギとなるのが…
防衛省防衛研究所 兵頭慎治氏:
「プーチン大統領が今回の事件を政治的にどのように利用するのかにかかってくる。クレムリンという権力中枢が攻撃されたということで、国内で緊張感を高めながら、事実上の戦時体制に突入していく。場合によっては戒厳令を敷いて、多くのロシア男性を動員していく。そのひとつのきっかけ。口実にしていく。その可能性もある」
「デモンストレーション目的の方が強いんじゃないか」
小川彩佳キャスター:
ロシアの軍事安全保障政策に詳しい小泉悠さんにも加わっていただきます。まだまだわからないことが多いという中で、手がかりとなりそうな映像があります。小泉さん、この攻撃の映像からはどんなことが見えてきますか?
東大先端研 専任講師 小泉悠さん:
映像からも意外と難しくて、見た感じで言いますと、そんなに速くない。恐らく時速100~200kmだと思うんですよ。
翼の生えたドローンが突っ込んでいくということなので、このぐらいの飛行性能を持つドローンは、大体どこの国の軍隊も持っている。
ロシア軍も持ってますし、ウクライナ軍も持ってます。最近はネットでも買えるものがあるという話なので、これだけで誰がやったということは、なかなか言えないのではないかと思います。
小川キャスター:
そして細かく見ていきます。クレムリンの屋根ですが、何か損傷があったり、焦げているなどのことは見受けられませんよね。爆発ですが、屋根に当たる前に、あったようにも見えます。これはどういう状況が考えられるのでしょうか。
東大先端研 専任講師 小泉悠さん:
もしもこれが意図的に計算されたものであれば、この座標に来たときに爆発するんだよ、というふうに事前に教えてあって、意図的に爆発したのか。
本当はもうちょっと奥まで突っ込んで行きたかったんだけども、何らかの理由でロシア側の妨害に遭って爆発したか、どっちかだと思います。
ただ、いずれにしてもご指摘のように、あまりにも損傷が少ないですよね。ロシア側が言うように、本当にプーチン大統領の暗殺を狙うためにこういうものを放ったのであれば、もう少し高性能な軍用爆薬を積むんじゃないかと思うんですけどもね。
どうも、パッと燃えるだけでほとんど被害も与えないということなので、誰がやったにせよ、デモンストレーション目的の方が強いんじゃないかという印象を持ってます。
ロシアでも、ウクライナでもない、第三者という可能性
小川キャスター:
そして動画を見ますと、赤い丸が付いているところに、2人の人影も見えるんですね。この人物についてはどんなことが考えられるのでしょう。
東大先端研 専任講師 小泉悠さん:
本来この丸屋根の上に、旗竿があって、旗竿の旗を降ろしたり、下げたりする作業をするために付いたはしごなんですね。
なのでここに人間がいてもおかしくはないんですけども、夜中の2時半なので、やっぱりこの時間に人間がいるのは不自然かと。
もしかするとこの画像は2機目のドローンが突っ込んだところかもしれなくて。1機目が既に突っ込んでるので、何か様子を見に行ったという可能性もあります。
あるいはドローンが飛んでくるということがわかったので、大急ぎで対空ミサイルなどを抱えて登ってるのかもしれません。これもよくわかりませんね。
小川キャスター:
断定できることがない中で、結局誰が攻撃をしたのか、その可能性としては、ウクライナによる攻撃、ロシア政府の自作自演、さらにはロシア国内の反体制派などが指摘されています。小泉さん、今の時点では、どのようにご覧になりますか?
東大先端研 専任講師 小泉悠さん:
これもわからないばかりで恐縮なんですけども。この中のどれが一番怪しいということを言える材料がないんですよね。
ただ私は最初、ロシアによる自作自演の可能性が割とあるんじゃないかと思っていたのですが、一夜明けてみると、ほとんどロシア政府からこの件を強硬に打ち出そうとか、何かプレイアップしてロシアの政策の材料にしようという様子があまり見えないですよね。
もっと大々的にテレビなどを使ったり、プーチン大統領が演説をしたりなど、もうやるんだ、こんなひどいことをされたんだから、というふうにやってもおかしくないんですけど。
そういう様子がどうも見えないというところを見ると、ロシアの自作自演説はどうかなと私は1日経って思い始めています。
他方でウクライナがやるにしても、結局ロシアを激昂させるだけであまりいいことがない。もしかすると、ロシアでも、ウクライナでもない、第三者という可能性も考えなければいけなくなってきたかと思ってます。
プーチン大統領が〝逆ギレ〟すれば結局墓穴!? クレムリン攻撃、反プーチン勢力による仕業か 「これを機に戦術核使用や原発の攻撃も」識者
4 時間前
ロシア大統領府(クレムリン)に対するドローン(無人機)攻撃。ロシア側はウクライナや米国の関与を指摘するが、ロシアの自作自演説や国内の反プーチン勢力の仕業とする見方もある。どちらにせよ、9日の「対ドイツ戦勝記念日」を前にウクライナに大規模攻撃を仕掛ける口実となり、国内世論のウクライナ憎悪の雰囲気づくりにもつながったことになる。専門家は「これをきっかけにロシア側は前例のない攻撃を一段、強める恐れがある」と指摘するが…。
米シンクタンク「戦争研究所」は、クレムリンへの無人機攻撃はロシアによる自作自演の可能性が高いとする分析結果を公表した。ロシアは防空システムを増強しており、2機の無人機が防空網を突破することは「極めて考えにくい」と指摘。より幅広い動員招集を目的とした環境づくりの一環で、ロシアが仕組んだとみられるとの見方を示した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は、無人機攻撃は米国政府の決定に基づくと主張。ウクライナを軍事支援するバイデン米政権を名指しし、「この種の決定はウクライナではなく、ワシントンでなされている」と強調している。
これに対し、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官が「米国は一切関与していない。彼らが言っているのは全くのうそだ」と反論。ウクライナのゼレンスキー大統領も「プーチン(大統領)もモスクワも攻撃していない」と関与を否定している。
関連するビデオ: ロシア軍「最高司令官へのこだわり」で苦境に?……プーチン大統領の“頭の中”は――「派閥争い」「自己主張」で能力低下 (日テレNEWS)
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ロシア軍「最高司令官へのこだわり」で苦境に?……プーチン大統領の“頭の中”は――「派閥争い」「自己主張」で能力低下
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ロシアの自作自演である「偽旗作戦」を指摘する声が根強いなか、ロシア政治に詳しい筑波大学の中村逸郎名誉教授はこう解説する。
「キーウからモスクワまで800キロ近くある。ロシアの防空システムも何重で、ウクライナが攻撃するのは無理だ」
その上で、「戦勝記念日の準備やウクライナの反攻を注視するなど、ロシアが慎重にならざるを得ないタイミングで、プーチン政権が自作自演をした可能性は低い。これまで指導層や軍の内部対立も取り沙汰されてきた。反プーチン勢力が仕掛けた公算が大きい」。
ウクライナは欧米の軍事支援を受けて、今月にも大規模な反転攻勢に出るとされ、ロシアは警戒を強めていたなかでの無人機攻撃。ロシア大統領府は「必要なあらゆる対抗措置をとる権利を有する」と表明している。
中村氏は「これをきっかけにロシア側はウクライナに対し、戦術核の使用や、ザポロジエ原発の攻撃など、一段上の攻撃に出る可能性もある。ただ、そうなれば、欧米諸国もウクライナへの軍事支援を一層強めると考えられ、プーチン氏は墓穴を掘ることになりかねない」とみる。膠着状態だった戦況が一気に動き出しそうだ。
ドローン攻撃で中国「エスカレートを避けるべきだ」
クレムリンへのドローン攻撃についてロシアがウクライナによるものだと主張していることについて、中国政府は「事態のエスカレートを避けるべきだ」という考えを示しました。
中国外務省の報道官は4日の会見で、クレムリンへのドローン攻撃について問われ、「報道を注視している」と応じました。
そのうえで「すべての関係者は事態をエスカレートさせる行動を避けるべきだ」と慎重な立場を示し、攻撃がウクライナによるものだと主張するロシアに同調しませんでした。
ウクライナ問題で中立を主張してきた中国は習主席が先月26日に行ったゼレンスキー大統領との電話会談で、和平交渉に関する特別代表を派遣すると発表しています。
今回の攻撃が代表の派遣に影響するかについては「適宜、最新の情報を発表する」とし、具体的な言及を避けました。
大統領府攻撃は米の入れ知恵なしでは不可能 ロシア外相
AFPBB News によるストーリー • 昨日 21:16
【AFP=時事】ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は5日、無人機が首都モスクワの大統領府を攻撃したとされる問題で、米政府の入れ知恵がなければ実行不可能だったと主張し、ロシアは「具体的な行動」で対応すると警告した。
大統領府攻撃は米の入れ知恵なしでは不可能 ロシア外相© Ed JONES / AFP
ラブロフ氏は訪問中のインドで「子守り役(米政府)の知恵がなければ、キーウのテロリストが(攻撃を)実行できなかったことは明らかだ」と述べた。
ロシア政府は3日、大統領府を狙ったドローン攻撃を撃退したと発表。ウクライナによるウラジーミル・プーチン大統領の暗殺未遂だったと主張している。
ウクライナは関与を否定し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は「ロシア政府もプーチンも攻撃しない」と述べた。
米国も関与を否定し、ロシア側の主張は「うそ」だと非難した。(c)AFP
【翻訳編集】AFPBB News
参考文献・参考資料
“自作自演”か“ロシア反体制派”か“ウクライナ”か ロシア大統領府「クレムリン」ドローン攻撃 映像から浮かび上がる様々な疑問【news23】 (msn.com)
プーチン大統領が〝逆ギレ〟すれば結局墓穴!? クレムリン攻撃、反プーチン勢力による仕業か 「これを機に戦術核使用や原発の攻撃も」識者 (msn.com)
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