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政治講座ⅴ1118「茶番劇(チキンゲーム)の終焉か」

落としどころがばれている茶番劇で選挙民に対するパフォーマンスであろう。いよいよ最後の幕が切って落とされようとしている。でも、番狂わせが無いとも限らないので注視しよう。米国人はこのようなゲームが好きのようである。今回はそのような報道記事を紹介しよう。

     皇紀2683年5月29日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

米債務上限引き上げ、大統領と下院議長が大筋合意 議会手続き焦点に

朝日新聞社 によるストーリー • 2 時間前

米ホワイトハウスで9日、債務上限問題について記者団に話すバイデン大統領=ロイター© 朝日新聞社

 米政府の債務(借金)上限の引き上げ問題で、バイデン米政権と共和党が27日、上限の引き上げで大筋合意に達した。バイデン大統領が声明で発表した。6月5日にも迫る米史上初の債務不履行の回避に向け、今後は米議会による手続きに焦点は移る。

 バイデン氏は声明で、同日夕に共和党のマッカーシー下院議長との間で大筋合意に達したと説明。「この合意は米国民にとって朗報だ。破滅的な債務不履行になりかねなかったのを回避したからだ」などとした。
 米紙ニューヨーク・タイムズは関係者の話として、2年にわたって債務上限を引き上げる一方で、同じ期間、政府の歳出を一定程度、削減する案で合意したと伝えた。バイデン氏とマッカーシー氏は27日、最後まで残された対立点について、電話で協議したという。

 一方、マッカーシー氏もツイッターに「先ほど、大統領と電話を終えた。彼が何カ月も時間を浪費し、交渉を拒否した後に、私たちは米国民にふさわしい大筋合意に至った」と投稿した。

 米国では政府が借金できる上限を法律で決めている。現在は約31・4兆ドルで、すでに上限に達している。上限の引き上げがなければ、6月5日にも債務不履行に陥る。それまでに、米議会で上限を引き上げる法案を通す必要がある。

 バイデン氏は声明で、合意内容を法案に落とし込み、米議会上下院に届けると表明。「両院が直ちにこの合意を可決するよう強く求める」と求めた。マッカーシー氏は記者団に、共和党が多数を握る下院は、31日に採決する見込みだと明らかにした。

 だが、バイデン氏とマッカーシー氏は合意までに妥協や譲歩を重ねているとみられ、大幅な歳出削減を求めてきた共和党の保守強硬派が、法案にすんなり賛成するかはわからない。民主党内にも、歳出削減を受け入れることに根強い不満がある。(デトロイト=榊原謙)

バイデン氏「破滅的デフォルト防ぐことできた」…債務上限引き上げで共和と原則合意

読売新聞 によるストーリー • 1 時間前

22日、米ホワイトハウスで債務上限について会談するバイデン米大統領(右)とマッカーシー下院議長=AP© 読売新聞


 【ワシントン=蒔田一彦、淵上隆悠】米連邦政府の借入金の限度を定めた「債務上限」の引き上げ問題で、バイデン大統領と野党・共和党のケビン・マッカーシー下院議長が27日、原則合意した。上限を2年間に限って引き上げる内容とみられ、世界経済に深刻な打撃を与えると懸念されていた米国史上初の債務不履行(デフォルト)は回避できる公算が大きくなった。
 ホワイトハウスによると、バイデン、マッカーシー両氏は電話で協議し、詰めの交渉を行った。終了後、バイデン氏は声明で原則合意したと明かし、「国民にとって朗報だ。破滅的なデフォルトを防ぐことができた」と述べた。マッカーシー氏も記者団に「国民にふさわしい合意であると信じている」と語った。

 双方とも具体的な合意内容には言及しなかったが、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は関係者の話として、双方が2年限定の債務上限引き上げで一致したと報じ、「(2024年の)次期大統領選を乗り切るには十分な内容だ」と伝えた。バイデン氏はデフォルト回避の見返りとして、共和党側が主張していた低所得者向け社会保障プログラムの受給要件の一部厳格化などを受け入れたという。
 債務上限の引き上げには、議会上下両院の法案可決が必要だ。マッカーシー氏によると共和党はすでに法案作成の作業に着手。28日午後に再びバイデン氏と協議をし、議会での法案審議に臨む方針だ。

米 債務上限で基本合意 バイデン大統領「朗報だ」

テレ朝news によるストーリー • 2 時間前

 アメリカのバイデン大統領と野党・共和党下院のトップが債務上限の引き上げで基本合意しました。

 共和党・マッカーシー下院議長:「数週間の交渉の末、我々は基本合意に至った。まだやるべきことはたくさんある」

 マッカーシー下院議長はこの後、合意案をもとに法案の作成に着手すると述べました。

 バイデン大統領は声明で、この合意は妥協の産物だとしたうえで、破滅的な債務不履行を回避することはアメリカ国民にとって朗報だとしています。

 合意案は連邦政府の歳出削減などを条件に、2年間は債務上限を引き上げる内容とみられ、31日に下院での審議に入る見通しです。

 上下両院で可決されれば、債務不履行は回避できますが、与野党の強硬派が合意内容に反発する可能性もあります。


米債務上限引き上げ、原則合意 妥協案に反発も 予断許さず

毎日新聞 によるストーリー • 1 時間前

記者団の取材に応じるバイデン米大統領=米ワシントンで2023年5月26日、AP© 毎日新聞 提供

 バイデン米大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長は27日、連邦政府の借金限度額「債務上限」の引き上げで原則合意した。共和党が上限引き上げの条件として求めていた歳出削減についてバイデン氏側が妥協するなど、双方が歩み寄った。

 マッカーシー氏は、合意内容を基にした法案を28日中に完成させて議員に周知した後、31日に下院で採決するとした。米国債の史上初のデフォルト(債務不履行)回避の「タイムリミット」とされる6月5日までに何とか法案成立を間に合わせたい考えだ。ただ、両党から妥協案への反発も予想され、予断を許さない状況が続く。

 バイデン氏とマッカーシー氏が27日に電話協議して合意した。バイデン氏は同日夜、「マッカーシー氏と私は今夕、原則合意に達した。経済不況を引き起こす破滅的デフォルトを防ぐことができる」との声明を発表。「両院が直ちにこの合意内容を可決するよう強く求める」と議会に協力を呼びかけた。マッカーシー氏も記者団に対し「数週間の交渉の末に原則合意に達した。まだやるべきことは多いが、米国民にとって価値ある合意だ」と述べた。

 ロイター通信などによると、双方は27日までに国防費を除く多くの政府プログラムへの支出に上限を設けることなどで合意。共和党が求める低所得者向け給付制度の就労条件の厳格化などが対立点として残ったが、27日にトップが電話協議して妥協点を探った。これらの歳出削減に関する合意事項と引き換えに、2年間の債務上限引き上げを認める法案を策定する。

 今後の焦点は議会の対応だ。2022年11月の中間選挙の結果、米議会は下院で野党の共和党が多数派を握る一方、上院では与党の民主党が多数派を握る「ねじれ」状態にあるためだ。

 トップ合意した妥協案に対しては、大幅な歳出削減を求める共和党保守強硬派や、バイデン政権の巨額予算の維持を求める民主党急進左派の双方から反発を受ける可能性が高く、審議が円滑に進むかは不透明だ。

 連邦政府の現在の債務上限は31兆4000億ドル(約4400兆円)だが、1月に上限に達して追加の借金ができなくなった。財務省は公的年金基金の運用見直しなどの臨時措置で資金繰りを続けてきたが、イエレン財務長官は最速で6月5日に手元資金が枯渇すると警告。実際にそうなれば、政府機関の閉鎖に加え、米国債のデフォルトで世界経済が大混乱に陥る恐れがある。【ワシントン大久保渉】

アメリカ債務上限問題 バイデン氏と共和党下院議長が上限引き上げで「譲歩」の基本合意 議会承認が焦点に


 【ニューヨーク=吉田通夫】米連邦政府の借入額が上限に達し資金繰り難に陥っている問題で、民主党のバイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長は27日、歳出を圧縮した上で、上限を引き上げ新たな借り入れを認めることで基本合意した。下院では31日に採決予定だが、互いに譲歩したことで両党内には不満がくすぶり、承認を得られるかが焦点になる。
【関連記事】<Q&A>米国の債務上限問題って? デフォルトに陥るとどうなる?共和党が難色、バイデン氏は批判
 両氏によると、28日に合意内容を法案にまとめて両党の議員に説明する。
 バイデン氏は声明を出し「合意は妥協の産物で、誰もが自分の望むものを手に入れられるわけではない」と理解を求めつつ、「不況や退職金の不支給、数百万人の雇用喪失につながる破滅的なデフォルト(債務不履行)を防ぐ」と強調した。
 マッカーシー氏は報道陣に「(合意は)歴史的な歳出削減や貧困から脱却し労働力を得るための重要な改革となるが、新たな税制や政府プログラムの導入はない」と指摘。バイデン氏と民主党がこだわった富裕層や大企業への課税強化は取り下げられたとみられる。
 米報道によると、低所得層支援制度の支給要件も厳しくなる一方、債務上限は2年分の資金を確保できるよう引き上げられる見通し。
 米国では政府の債務上限が法律で定められ、1月に上限に到達。6月5日までに上限を引き上げ新たに借り入れなければ資金繰りが行き詰まるとされていた。引き上げを巡っては、下院の過半を占める共和党が大幅な歳出削減を条件とし、バイデン政権は反発。厳しい交渉を続けてきた。
 両党の首脳間では互いに譲歩し一定の合意ができたものの、共和党内の保守強硬派は一切の譲歩を拒否する立場を明確にしてきた。ロイター通信によると、ボブ・グッド下院議員は「保守派を名乗る者は、賛成票を投じることはできない」と反発。一方の民主党左派も強硬姿勢で、ジュディー・チュー下院議員は、低所得層への支援制度の要件厳格化は「貧しい人たちに苦痛を与える」として反対する可能性を示唆した。
 31日の採決に向け、両党内に反発を抱えつつ、どれだけ賛同を得られるかが鍵になる。

ワシントンで27日、債務上限の引き上げでバイデン大統領と基本合意した後、記者会見する共和党のマッカーシー下院議長=AP© 東京新聞 提供


参考文献・参考資料

米債務上限引き上げ、大統領と下院議長が大筋合意 議会手続き焦点に (msn.com)

米 債務上限で基本合意 バイデン大統領「朗報だ」 (msn.com)

米債務上限引き上げ、原則合意 妥協案に反発も 予断許さず (msn.com)

アメリカ債務上限問題 バイデン氏と共和党下院議長が上限引き上げで「譲歩」の基本合意 議会承認が焦点に (msn.com)

バイデン氏「破滅的デフォルト防ぐことできた」…債務上限引き上げで共和と原則合意 (msn.com)

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