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政治講座ⅴ1256「流石!訴訟大国。トランプ劇場:米国大統領選の前哨戦(訴訟で選挙妨害戦術)」

  流石!訴訟大国。初対面の挨拶代わりの言葉が「訴えてやる!」である。それは、米国の大統領選を俯瞰して、米国の選挙戦では常々あらゆる汚い手段を使うことに現れている。フェイクの事実で訴訟を起こしてイメージダウンさせることや、政権党が権力の乱用と思われる捜査も懸念材料である。最後の希望として、腐敗した政治を正すのは有権者たる選挙民の投票行動にかかっている。自由・民主主義は素晴らしいと言えない程、醜い姿を晒しているのである。本来、政策で競って、切磋琢磨すべきであるべき選挙戦が、何たることか、一党独裁の中国共産党と何ら変わらない行動をとっているのである。今回はトランプ氏に絡む訴訟関係の報道記事を紹介する。

     皇紀2683年8月5日
     さいたま市桜区
     政治研究者 田村 司

トランプ前大統領は「選挙に負けたと十分わかっていた」=元司法長官

BBC News によるストーリー •3 時間

トランプ前大統領は「選挙に負けたと十分わかっていた」=元司法長官© BBCニュース 提供

ドナルド・トランプ前米大統領に司法長官として仕え、現在は批判に転じているビル・バー氏が2日、前大統領は2020年大統領選に負けたことを「十分にわかっていた」と米CNNに出演中に述べた。前大統領の弁護団は、前大統領が「大統領選に勝ったのは自分だとずっと信じていた」ことを、弁護の柱の一つにしている。

トランプ前大統領を担当するジョン・ラウロ弁護士は、前大統領への起訴は、憲法修正第1条が保障する表現の自由への攻撃だと反発している。

しかし、バー元司法長官は、弁護団が表現の自由を主張するのは見当違いだとCNNで指摘した。バー氏は、2020年11月にジョー・バイデン氏が大統領選に勝利した翌月に、トランプ政権の司法長官を辞任した。

「(司法省は)彼の憲法修正第1条の権利を攻撃しているわけではない。彼はなんでも言いたいことが言える。うそをつくこともさえできる。そうじゃないと自分でもわかっているのに、『選挙が盗まれた』と周りに言うことだってできる」

「だからといって、共謀に加担した行為は権利保護の対象にならない」と、元司法長官は述べた。

バー氏はCNNに対して、「自分が選挙に負けたと、彼は十分わかっていた」と確信するようになったと話した。

弁護団は、表現の自由の主張に加え、「前大統領は常に自分が選挙に勝ったと信じ続けてきたため、アメリカ国民をだまそうとしたわけではない」という主張を、弁護の柱の一つにしている。

だが、「トランプ前大統領は自分が負けたとわかっていた」という元司法長官の発言は、弁護団の主張と矛盾することになる。

バー氏はさらに、大陪審の起訴状がトランプ前大統領による犯罪行為として示す内容は、「胸が悪くなる」ほど「おぞましい」ものだとCNNで述べた。

被告人は選挙で敗れたことを承知=起訴状

連邦議会襲撃事件に関してワシントン(コロンビア特別区)の大陪審が連邦地裁に提出した起訴状で、前大統領は以下の四つの罪で起訴された。

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トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張

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  • アメリカを欺くための共謀

  • 公的な手続きを妨害するための共謀

  • 公的な手続きの妨害

  • 市民の権利を妨げるための共謀

起訴状は冒頭で、「被告人ドナルド・J・トランプは(中略)2020年大統領選挙で敗れた。敗れた上でなお、被告人は権力の座にとどまるつもりでいた」と指摘。そのために、前大統領が「うそと詐欺と虚偽を通じて、連邦政府の機能を妨げ、妨害し、無力にするため共謀した」としている。

起訴状はさらにトランプ前大統領が、自分が選挙で敗れたことを承知し、かつ副大統領や司法省幹部、国家情報長官、国土安全保障省など、正確な情報を得ているはずの自分の政権幹部から再三にわたり不正はなかったと説明されているにもかかわらず、事実を意図的に無視したうえで、「選挙は不正だった」という自分の虚偽の主張を何カ月にもわたり広め続け、複数の州政府幹部に圧力をかけ続けたとしている。

起訴状は、前大統領と共謀者たちが、選挙結果を覆そうとする犯罪的なたくらみについて、2020年11月3日の選挙から間もなく着手したともしている。

起訴状は、前大統領が2021年1月6日の議会襲撃を扇動したとしているわけではない。しかし、前大統領への捜査と起訴を主導する司法省のジャック・スミス特別検察官は、議会襲撃事件を「米民主主義の中枢に対する前例のない襲撃だった」と説明。「起訴状に書かれているとおり、うそを燃料としていた」と述べた。

前大統領は3日、首都ワシントンの連邦地裁に出廷し、2020年大統領選の結果を覆そうとしたとして連邦法違反の罪で起訴された内容について、無罪を主張した。前大統領はその後、ワシントン近郊の空港で記者団に対し、自分が起訴されたのは「政敵への迫害」に相当すると述べた。

ペンス前副大統領「義務を果たした」

45ページに及ぶ起訴状に、マイク・ペンス前副大統領の名前は100回以上、登場する。

アメリカでは副大統領が連邦議会の上院議長を兼務する。大統領選の結果を認定する議会手続きを、2021年1月6日にペンス氏が上院議長として采配していた。

選挙結果認定の議会手続きにおいて、副大統領(上院議長)の役割はあくまでも儀礼的なものだが、トランプ前大統領とその側近たちは、法律上の手続きを曲げ、バイデン氏当選の結果を否定するよう、ペンス氏に圧力をかけ続けていたと起訴状は指摘する。

議会襲撃当時、暴徒たちがペンス氏を捕らえて危害を加えようとしていた様子は、現場の映像で記録されている。

起訴状の開示を受けてペンス氏は2日、選挙結果を覆すよう圧力をかけられても屈しなかった自分は、「義務を果たした」のだとコメントした。

「残念ながら、大統領が聞きたがっていることばかり何度も繰り返す、頭のおかしい弁護士たちに、大統領は囲まれていた」、「その結果として大統領は、憲法よりも自分を選ぶよう、私に要求し続けた」のだと、ペンス前副大統領は述べた。

ペンス氏は、2020年大統領選から議会襲撃に至った当時、トランプ前大統領と重ねた会話の記録を残していた。今回の起訴状は、ペンス氏によるその当時の記録が一部、根拠となっている。

トランプ前大統領は2024年11月の大統領選で再選を目指しており、現時点で共和党の候補指名獲得レースで圧倒的なリードを維持している。

共和党の議員団はトランプ前大統領を擁護し続け、今回の起訴についても「選挙妨害」だという前大統領の主張を同じように繰り返している。


米議会占拠事件でトランプ氏が無罪主張…起訴は「政敵に対する迫害だ」

読売新聞 によるストーリー •1 日


ワシントン近郊の空港で取材に応じるトランプ前大統領(3日、AP)© 読売新聞

 【ワシントン=田島大志】2020年米大統領選の結果を覆そうと米議会占拠事件を引き起こしたとして、連邦法違反の罪で起訴された米共和党のトランプ前大統領は3日、ワシントンの連邦地方裁判所に出廷した。トランプ氏は罪状認否で起訴事実を全て否認し、無罪を主張した。

 米メディアによると、トランプ氏は、裁判官から起訴内容について説明を受け、「どう主張するか」と問われると、「無罪だ」と答えた。検察側はトランプ氏の収監は求めなかった。次回審理は28日に設定されたが、都合がつかなければ欠席も認められる見通しだという。

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トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張

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 20年11月の米大統領選の結果に不満を持つトランプ氏支持者らは21年1月6日、ワシントンの米連邦議会議事堂に乱入し、占拠した。トランプ氏は、意図的に選挙に関する不正を訴えて事件を引き起こしたとして、▽大統領選結果をゆがめ国を欺いた罪▽大統領選結果を確定させる議会手続きを妨害した罪▽選挙人選出の手続きを妨害した罪▽投票権を妨害した罪――の四つの連邦法違反の罪に問われている。

 出廷後、ワシントン近郊の空港で取材に応じたトランプ氏は「米国にとって非常に悲しい日だ。共和党の指名候補争いや、バイデン(大統領)を大きくリードしている政敵に対する迫害だ」と起訴を批判した。24年の大統領選を見据え、政権による政治的な捜査だと世論に印象づける狙いとみられる。

 トランプ氏の弁護側は、米国憲法で保障されている「言論の自由」を根拠に、20年の大統領選の不正を主張したことは正当だと主張する方針だ。

 トランプ氏は、不倫関係の口止め料を不正に処理した罪と機密文書を不正に持ち出した罪でも起訴され、起訴は3事件目。過去の2事件の罪状認否でも、起訴事実を全面否認していた。


トランプ氏、無罪を主張 機密文書巡る追起訴に対し

Reuters によるストーリー •

トランプ氏、無罪を主張 機密文書巡る追起訴に対し© Thomson Reuters

[ワシントン 4日 ロイター] - トランプ前米大統領は4日、退任後の機密文書の取り扱いを巡る追起訴3件全てについて無罪を主張した。トランプ氏は6月に機密文書持ち出しや無許可保持、司法妨害など37件で起訴されており、今回の追起訴分を含めると、罪状は計40件となる。

今回の3件には国防情報の不当な保持と司法妨害の罪状が含まれる。

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トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張


トランプ氏はまた、8月10日に行われる追起訴に関する罪状認否手続きのために出廷する権利を放棄した。

トランプ氏は2020年米大統領選で敗北した結果を覆そうとした問題でも起訴されており、3日にはワシントンの連邦地裁に出廷し、全ての罪状に対し無罪を主張したばかり。



「法の裁きを」「起訴は不快」=反トランプ派らが気勢―米連邦地裁

17 時間

3日、米首都ワシントンの連邦地裁前で、2021年1月の連邦議会襲撃事件の逮捕者の釈放を訴えるトランプ支持者のスティーブ・コーソンさん© 時事通信 提供

 【ワシントン時事】トランプ前大統領が3日に出廷したワシントンの連邦地裁前では、100人規模の反トランプ派が旗を振ったり、音楽に合わせて踊ったりしながら「法の裁きを」「敗北者」などと気勢を上げた。トランプ氏の支持者らも少人数で集まっていたが、大きな混乱はなかった。

 ワシントン中心部にある連邦地裁の周辺はこの日、数十台のパトカーや騎馬警官らによって厳戒態勢が敷かれていた。隣のバージニア州から来た教師のマジョリー・グレーさん(60)は「トランプ氏のうそが暴かれ、法が勝利することを期待している」と出廷を待ちながら語った。

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トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張

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 トランプ氏は2020年大統領選結果を覆そうとしたとして起訴された。「(起訴は)政治的な動機に基づいている」と主張しているが、政府関係者の男性(40)は「大統領経験者は刑務所に入るべきではないと思う。だが、われわれは憲法の下で平等であり、責任は問われなければいけない」と話した。

 一方、地裁前に集まったトランプ氏支持者の人数は当初の予想とは違い、少人数にとどまった。同氏の起訴に関わる21年1月の連邦議会襲撃事件に参加したというスティーブ・コーソンさん(66)は、「襲撃は反乱ではない。逮捕者全員を直ちに釈放すべきだ。トランプ氏の起訴は不快だが、彼の支持率は上がっている。全米で訴え続ける」と意気込んだ。 

3日、米首都ワシントンの連邦地裁前に立つ反トランプ派の女性© 時事通信 提供


トランプ氏「ワシントンでは公正な裁判受けられない」 支持者多い地区へ裁判地の変更を主張か

15 時間

 【ワシントン=吉田通夫】トランプ前米大統領(77)が3日に出廷したワシントンの連邦地裁の周辺では、過去2件の事件の罪状認否と同じく支持者らが集まったものの、民主党支持者の多い土地柄を反映してか、反対派の多さが目立った。トランプ氏は公正な裁判が受けられないと主張し、共和党支持者が多い州に公判を移すよう求めている。
【関連記事】トランプ氏が出廷し無罪を主張 議会襲撃事件巡り起訴
 トランプ氏は出廷前、交流サイト(SNS)に「ワシントンに向かっている。不正に盗まれた選挙に異を唱えたため逮捕される」と書き込んだ。これに呼応し支持者らも集結。隣接する南部バージニア州から駆けつけたジェイソン・ハドソンさん(50)は一連の起訴について「(バイデン政権が)政敵を黙らせ、追い払おうとする試みだ」とトランプ氏の主張に同調した。
 しかし、首都ワシントンの住民は民主党支持層が圧倒的に多く、トランプ氏の支持者より反対派が目立った。エリック・ラマーさん(66)は「公正で公平な裁判員が議会襲撃事件での凶悪な行為について、トランプ氏に有罪判決を下すと信じている」と語った。
 今回の公判を担当するタニヤ・チュトカン判事は、民主党のオバマ政権時代に就任。これまで議会襲撃事件で議会に押しかけたトランプ氏支持者の裁判も担当し、有罪判決で「暴力的な政府転覆の試みだった」と厳しく断罪してきた。

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トランプ氏が法廷で無罪主張 「政敵に対する迫害だ」と批判

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 トランプ氏はSNSで、ワシントンでは民主党支持者が多数派であることを指摘し「公正な裁判を受けることはできない」と強調。南部ウェストバージニア州など共和党支持者が多い地区を「政治的に公平だ」と主張し、連邦地裁の変更を訴える可能性がある。
 米国では、被告が偏見などにより公正な裁判を受けられない懸念がある場合、裁判地の変更を申し立てることができる。

ワシントンで3日、連邦地裁周辺で交錯するトランプ氏の支持者と反対派住民ら=吉田通夫撮影© 東京新聞 提供


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米大統領選の結果覆す画策巡る裁判、トランプ氏による罪状認否のポイント

CNN.co.jp によるストーリー •15 時間

トランプ氏が罪状認否で「無罪」と答弁する瞬間を描いた法廷画/Bill Hennessy© CNN.co.jp

(CNN) トランプ前米大統領は3日、ワシントンの連邦地裁に出廷し、 2020年大統領選の結果を覆そうとする運動に絡み起訴された刑事裁判で無罪を主張した。27分の手続きの中で、同氏の弁護側が取る戦略の一端が垣間見えた。

トランプ氏が刑事責任を問われて罪状認否を行うのは、今年で3回目。法廷にはジャック・スミス特別検察官の事務所に所属する弁護士のチームも初めて公に姿を見せた。今後検察側による訴追は、彼らが主導することになる。

以下に今回の審理でのポイントをまとめた。

裁判日程に絡む対立が浮上

スミス氏が同じくトランプ氏に対して6月に起こした機密文書に関する訴訟の中で、トランプ氏のチームは手続きの日程を遅らせようとしていた。選挙結果転覆についての最初の審理でも、同様の戦略を取る気配が感じられた。

3日の審理は概ね落ち着いた雰囲気で、打ち合わせ通りに進んだ。判事の口調が鋭くなったのは検察に対し、推奨する公判期日と期間を7日以内に提出するよう促したときだった。判事はまたトランプ氏の弁護団に対しても、提出後7日以内に回答すべきとの見解を示した。

トランプ氏の弁護士を務めるジョン・ローロ氏は判事に対し、回答するには今後政府から受け取る証拠の量を確認する必要があると発言。それは「膨大な」ものになる可能性があると指摘した。

その上で、トランプ氏には公平かつ正当な裁判を受ける資格があると強調した。

検察側のトーマス・ウィンダム氏は、スミス特別検察官がこの裁判について、関連する法律に基づく通常のスケジュールで進めることを提案する考えだと示唆した。当該の法律は、刑事事件を裁判へと進める手続きに期限を設けている。 特定の免除を求めない限り、この期限が適用される。

タニヤ・チュトカン判事は8月28日に公判期日を決める意向だと、下級判事が3日に明かした。公判に先駆け、チュトカン氏には訴訟の取り下げや公判開始の日付、陪審に提示し得る証拠などを巡る議論の取りまとめが必要になる可能性もある。

トランプ氏は公判について、24年大統領選の後に行うべきだと主張するかもしれない。同氏の法務チームは機密文書に関する起訴の後でそう訴えていた。さらに同氏の弁護士らは裁判を行う都市の変更を試みてもいるようだった。彼らの主張によれば、ワシントンの陪審は政治的に偏向しており、トランプ氏に反対の立場をとる。

トランプ氏のカレンダーはさらに過密に

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トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張

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トランプ氏に対しては、今後も訴訟が発生する公算が大きい。

ジョージア州では向こう数週間のうちに、フルトン郡のファニ・ウィリス地方検事が同州の選挙結果を覆そうとした動きを巡る捜査で訴追に持ち込むとみられる。トランプ氏がこの件で起訴される可能性もある。

スミス氏が起訴した機密文書の不適切な取り扱いの問題については、現時点で来年5月に公判が開かれる予定。それに先駆けた公判前手続き(トランプ氏は出廷を義務付けられていない)も、通常通り行われるとみられる。口止め料の支払いに絡むビジネス詐欺の公判は、今のところ来年3月に予定されている。

トランプ氏はこの他、元コラムニストの起こした名誉毀損(きそん)訴訟など多くの民事訴訟も抱える。これらの裁判日程に、24年大統領選のスケジュールが加わる。例えば共和党候補者らによる最初の討論会は8月23日に開催される。

トランプ氏は公判前の手続きのための出廷を義務付けられていないが、選挙結果転覆を巡る訴訟では演出上の戦略から出廷しようとするかもしれない。3日の審理後、同氏は空港の滑走路で、訴追は政治的なものだと短く語った。また法律上の問題が深刻化するたび寄付金の調達を進めるのも、同氏のいつもの行動だ。

主要な検事が公式デビュー

3日は選挙結果転覆の起訴を担当するスミス氏のチームが初めて公式の場に登場する機会となった。

スミス氏自身も審理に出席した。これは機密文書を巡る訴訟での最初の審理と同様だった。今回の審理開始を待つ間、法廷ではスミス氏とトランプ氏が時折互いの方向へ視線を向けていたが、相手を見る回数はトランプ氏よりもスミス氏の方が多かった。

メリーランド州連邦検察から移った前出のウィンダム氏は、今回の選挙結果転覆を巡る捜査で中心的な役割を果たす。このほか検事の席にはワシントン(コロンビア特別区)連邦検察出身のモリ―・ガストン氏の姿もあった。同氏のいた部署は、司法省にとって最も政治的に機微な部類の事案を扱っている。

ガストン氏は昨年、トランプ氏の顧問のスティーブ・バノン氏に対する議会侮辱罪の裁判で首席検事を務めた。またトランプ氏の元選対陣営幹部2人の訴追にも携わっている。

新たなトランプ氏の弁護士に脚光

3日の審理では前出のローロ氏とトッド・ブランチ氏がトランプ氏の弁護士を務めた。ローロ氏は比較的最近トランプ氏の法務チームに加わり、現在は20年大統領選に関連する問題を担当している。

一方ブランチ氏は、機密文書や口止め料のビジネス詐欺の訴訟にも携わっている。

ローロ氏は3日の審理で、弁護側の弁論を行った。最近はCNNをはじめとするメディアにも頻繁に登場するなど、トランプ氏側の有力な弁護士として世間に認知されつつある。今回の弁論では被告を弁護する具体的な内容には踏み込まなかったものの、熱意のこもった主張を展開。公判の日程を確定する前に、トランプ氏の弁護団としてはより多くの時間が必要になる可能性を訴えた。

議事堂襲撃を象徴する裁判所に初出廷

今回トランプ氏が罪状認否を行った裁判所では、21年1月6日に発生した連邦議会議事堂襲撃事件に関する裁判が繰り返し開かれてきた。襲撃発生には、トランプ氏による選挙にまつわる虚偽の発言が関係している。

襲撃から2年半、事件の責任を問われ当該の裁判所で裁判を受けたトランプ氏の支持者は1000人を超える。

首都警察や議会警察の警官らも頻繁にこの裁判所を訪れ、自身が受けた身体的、心的外傷について証言を行ってきた。被告やその家族は、答弁の中でトランプ氏に言及した。

トランプ氏の弁護団は、ワシントンの政治的な傾向を理由に選挙結果転覆の裁判を別の裁判所で行うべきだと主張する。しかしこの裁判所ではトランプ氏の支持者数百人が議事堂襲撃事件で公平な裁判を受け、無罪判決が出たケースも複数ある。

「監獄に入れろ」「でっち上げ」 トランプ氏出廷で怒号飛び交う

毎日新聞 によるストーリー •22 時間


トランプ前大統領が出廷した連邦地裁前で怒鳴りあうトランプ氏の支持者(左)と反対派=米首都ワシントンで2023年8月3日、鈴木一生撮影© 毎日新聞 提供

 2020年米大統領選の敗北を覆そうとしたとして起訴されたドナルド・トランプ前大統領は3日、首都ワシントンの連邦地裁で無罪を主張した。検察側が21年1月の連邦議会襲撃事件につながったと指摘するトランプ氏の言動はどのように裁かれるのか。地裁前ではトランプ氏の支持者と反対派が怒鳴り合う場面もあり、米国の分断が改めて浮き彫りになった。

 トランプ氏が出廷した地裁は、連邦議会議事堂から約500メートルの距離にある。この日、警察当局は一部区域を封鎖し、地裁の周囲を鉄柵で取り囲むなど厳戒態勢を敷いた。

関連するビデオ: トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張 (テレ朝news)

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トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張

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 「でっち上げの罪だ。起訴はトランプ氏の政治生命を奪おうとする邪悪な試みだ」。西部アリゾナ州から来たスティーブン・コーソンさん(66)は、地裁前で星条旗を振りながら大声で抗議した。

 連邦議会襲撃事件で、議事堂周辺に行ったというコーソンさん。事件は「素晴らしい出来事だった。選挙結果を正すための行動だ。自由を感じた瞬間だった」と振り返る。「(トランプ氏の3回目の起訴に)怒り狂った。恐ろしさも感じた。トランプ氏は腐った支配者層と闘うために我々を代表しているんだ」と叫ぶと、議事堂を指さした。

 トランプ氏の出廷時刻である午後4時が近づくと、支持者と反対派の人数は増え、それぞれ数十人に。やじ馬も加わって数百人が地裁周辺に集まる中、支持者と反対派はお互いを「米国の恥」とののしり合った。反対派が「ロック・ヒム・アップ(彼を監獄に入れろ)」と叫ぶと、支持者も「USA! USA!」と気勢をあげた。

 東部ペンシルベニア州から来たという反対派のティム・スミスさん(38)は、今回の起訴は、不倫相手への口止め料支払いを巡る記録改ざんなど過去2回とは全く異なると強調する。問われているのは、選挙の結果を覆そうとしたという、民主主義の根幹に関わることだからだ。スミスさんは「米国の民主主義は危機にある。世界が注目する中、トランプ氏がきちんと裁かれることが必要だ」と訴えた。【ワシントン鈴木一生】


【米大統領選2024】 トランプ前大統領の出馬、収監回避が目的なのか

BBC News によるストーリー •19 時間


【米大統領選2024】 トランプ前大統領の出馬、収監回避が目的なのか© BBCニュース 提供
サラ・スミス北米編集長
2020年米大統領選をめぐり四つの罪で起訴されたドナルド・トランプ前大統領が、自分がこの先収監されるかもしれないことをはたしてどれくらい、心底心配しているのかを知るのは不可能だ。
トランプ前大統領は「左翼の魔女狩り」のせいで、合わせて561年の禁錮刑に処される可能性があると主張している。大げさに聞こえるが、現在直面している三つの刑事裁判のいずれかで有罪となれば、おそらく実刑判決を受けるだろう。
出廷時はほとんど何も語らないトランプ前大統領だが、法廷外で世論に訴えかける時には冗舌になる。12人の陪審員ではなく、数千万人の有権者による評決を期待している。法廷ではなく投票箱に届けられる評決だ。
7月28日にアイオワ州デモインで開かれた共和党の会合では、2024年米大統領選の共和党候補指名を争う、知名度の低いウィル・ハード元下院議員(テキサス州)がブーイングを浴びた。トランプ前大統領が出馬した唯一の理由は、刑務所から逃れるためだと発言したからだった。しかし、ハード氏の主張は完全に間違っているのだろうか。
前大統領はすでに、自身の選挙キャンペーンと法的問題を密接に織り交ぜている。
自身が直面する起訴を選挙キャンペーンの主要な柱としている。演説では支持者に対し、起訴されたのは政界の既成勢力、あるいは「ディープ・ステート」(闇の政府)が自分の再選を恐れているからだと語っている。
資金集めのための電子メールには、こう書いている。「これらの違法な迫害行為が成功し、法律に火をつけることが許されるのなら、私に対する動きにはとどまらないだろう。彼らの支配は、あなたたち(原文では大文字で強調)をさらにきつく締め付けるだろう」。
トランプ前大統領はすでに、選挙活動に対する寄付金から少なくとも4000万ドル(約57億円)を、裁判費用の支払いに充てている。

関連するビデオ: トランプ前大統領 無罪を主張 「これは政敵に対する迫害」 (日テレNEWS)
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トランプ前大統領 無罪を主張 「これは政敵に対する迫害」
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前大統領はまた、いかなる評決や判決も自分の選挙キャンペーンを停止することはできないと明言している。そうせざるを得ないなら、獄中から続けるとしている。
仮に当選すれば、大統領職権を行使して進行中の起訴事案を握りつぶしたり、有罪となった場合には自らに恩赦を与えたりするだろう。
一方で、大統領選に出馬して法的問題から逃れようとすれば、スケジュール上の悪夢が生じることになる。
すでにトランプ前大統領は、来週にニューハンプシャー州で選挙戦イベントを開催すると発表している。その2日後には、遠く離れたフロリダ州で法廷審理が行われる。
ホワイトハウスから持ち出した機密文書をめぐり、新たに加えられた3件の罪状に関する審理だ。ただ、前大統領は出廷しなくてもいい。
しかし、2024年3月にニューヨークで、同年5月にフロリダ州で、そして今後設定される日程においてワシントンで審理が開始されれば、最後まで出廷を求められる。
自家用機を自由に使える立場の人であっても、裁判と並行して選挙活動を行うのは難しいだろう。
これまでのところ、トランプ前大統領は起訴されるたび、世論調査の支持率は上がり、共和党における支配力も強まっている。
だが、本選挙に突入し、前大統領が共和党内のライバルとではなく、ジョー・バイデン氏(民主党)と対決する段階になれば、話は違ってくるかもしれない。
さらに、毎日のように法廷で前大統領に不利な証拠が公開されるようになれば、また違うだろう。
とはいえ、議論のテーマを設定するのは、またしてもトランプ前大統領だ。
そしてその議題すべてを、彼自身にしようとしている。
トランプ前大統領の裁判で街が騒がしいときに、経済政策の議論に耳を傾ける人などいないだろう。

トランプ氏、法廷闘争の費用と時間に不満 最高裁に「仲裁」求める

CNN.co.jp によるストーリー •32 分


多くの法廷闘争を抱えるトランプ前米大統領が、最高裁に「仲裁」を求めた/Alex Brandon/AP© CNN.co.jp

(CNN) トランプ前米大統領は3度目となる罪状認否に臨んだ翌日の4日、多くの法廷闘争に時間と費用を費やしている状況に不満を漏らし、最高裁による「仲裁」を求めた。

トランプ氏は自身のSNSトゥルース・ソーシャルで、「地方検事や司法長官などの政敵から立て続けに弱い訴訟を起こされ、裁判に多大な時間と資金を取られている」と不満を吐露。広告や選挙集会に投入できたはずのリソースを「急進左翼のごろつき」との法廷闘争に費やさなければならなくなったと訴えた。

世論調査ではバイデン大統領らをリードしているが、競争環境が公平ではないとも述べ、「これは選挙干渉であり、最高裁の仲裁が必要だ」と訴えた。

トランプ氏は4日、2020年大統領選の結果を覆す試みへの捜査に関連する4つの罪状で無罪を主張した。

審理後には今回の訴追を批判。「これは政敵への迫害だ」「米国では決して起こらないと思われていたことだ」と述べた後、ニュージャージー州へ戻る自家用機に乗り込んだ。

トランプ氏は4日夜、アラバマ州モントゴメリーで開かれる共和党の夕食会で演説する。


仮に有罪判決を受けても、トランプ氏は大統領になれるのか?

CNN.co.jp によるストーリー •19 時間


トランプ前米大統領=7月29日、米ペンシルベニア州エリー/Jeff Swensen/Getty Images/FILE© CNN.co.jp(CNN)


米国のトランプ前大統領が2020年大統領選の結果を覆そうとする試みに関連した罪状で起訴された。大統領経験者が今年に入り、3度にわたって刑事責任を問われる衝撃の事態となった。トランプ氏は現在、24年大統領選で共和党の指名獲得争いの首位を守っている。仮に起訴された罪状で有罪になったとしても、同氏が大統領の執務室に復帰することは可能なのだろうか? 端的に言って、答えはイエスだ。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の法学教授、リチャード・L・ヘイセン氏によれば、トランプ氏には依然として大統領職に就く道が開けている。24年に再選を果たせばそれは可能だ。ヘイセン氏は米国で選挙法を扱う研究者の中でもトップクラスの専門家の一人。「合衆国憲法は、大統領職への就任についてごく少ない条件しか設定していない。たとえば年齢が35歳以上であることなどだ。起訴もしくは有罪判決を受けても、さらには服役した経験があっても、大統領選への立候補を禁じられることはない。選挙に勝てば大統領になれる」と、ヘイセン氏はCNNへの電子メールで述べた。刑務所から大統領の職務を行うことは出来るのだろうか? こちらの答えはそれほど明確ではない。「どうやって刑務所から大統領の職務を遂行するのかは、幸いにもまだ実際に試されていない問題だ」(ヘイセン氏)

有罪になってもトランプ氏は自らに恩赦を与える、もしくは自らを不起訴にすることが出来るのか?

関連するビデオ: トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張 (テレ朝news)
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トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張
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トランプ氏に対する最新の罪状は、米国をあざむく共謀、公的手続き妨害の共謀、公的手続きの妨害及び妨害の企て、権利に反する共謀だ。これらに加えてトランプ氏は計40件の個別の罪状で連邦裁判所から起訴されている。これは特別検察官が捜査する機密文書の不適切な扱いに関する罪だ。さらに口止め料の支払いに絡むビジネス詐欺の罪状で34件の重罪にも問われている。
仮にトランプ氏が24年大統領選の前に有罪となり、その後選挙に勝利すれば、自身に恩赦を与えようとする可能性がある。ヘイセン氏はそう指摘する。
「彼が実際にそうするかどうかはまだ何とも言えない。最高裁は検討する必要が出てくるかもしれない」。ハンセン氏はそう述べ、ことによるとトランプ氏は保守派の多い最高裁へ有罪判決を上訴する可能性があると付け加えた。

トランプ氏の司法省が起訴取り下げも

ジャック・スミス特別検察官は記者団に対し、「迅速な裁判」を目指すと述べた。しかし仮にトランプ氏が結審の前に当選すると、同氏は訴訟自体を全て取り下げることが出来るようになるかもしれない。
トランプ氏の最初の弾劾(だんがい)裁判で同氏の弁護士を務めたロバート・レイ氏は、機密文書の件に関する6月の起訴の後でCNNの取材に答え、もし再選されればトランプ氏は「司法省を支配下に置くだろう」と指摘した。その上で、仮に機密文書の裁判がその時点で決着していなければ、「彼は訴訟を取り下げる」と付け加えた。
トランプ氏の現弁護士を務めるジョン・ローロ氏がCNNの取材に答えたところによると、最新の起訴の裁判は「9カ月もしくは1年」続く可能性があるという。
ローロ氏は今後証拠を確認する必要があるとしつつ、トランプ氏には他の米国人と同等の時間が与えられるべきだとの見解を示唆。「米国ではいかなる個人も適正な手続きを受ける資格がある。前大統領も例外ではない」と指摘した。

有罪になった場合、トランプ氏は投票できるのか?

もしトランプ氏が連邦レベルの重罪で有罪になった場合、あるいはニューヨーク州の大陪審で有罪になった場合、自宅のあるフロリダ州で投票することは禁じられる。少なくともそこで言い渡される刑期を終えるまでは投票できない。


トランプ氏の度重なる「ウソ」と「失敗」 検察が突き付けた45ページにわたる議会襲撃事件の起訴状

15 時間

 米連邦議会襲撃事件を巡って、バイデン政権から独立した立場で捜査してきたジャック・スミス特別検察官がまとめた起訴状は、最高権力の座に固執するトランプ氏がさまざまな手段を駆使し、2020年の大統領選の敗北を覆そうとした異様な経緯を45ページにわたって明らかにした。
【関連記事】トランプ氏が出廷し「無罪だ」、起訴事実を全否認 議会襲撃事件巡る起訴

◆アメリカ独自の制度を悪用

 起訴状によると、選挙で敗れたトランプ氏は、権力に居座り続ける「決意を固め」、弁護士ら少なくとも6人と共謀。当局が否定する「死者が投票した」「票が捨てられた」などのうそを繰り返し、複数の州に対し選挙結果の変更を迫るとともに国民の間に大統領選への不信感を醸成した。
 不正を訴えて敗訴するなど「失敗」を繰り返すと、「選挙人制度」という米大統領選独自の仕組みの悪用を画策。各州の選挙の勝敗は有権者の投票ではなく、その投票結果を反映させた「選挙人」の投票で決まるため、トランプ氏はアリゾナ州など7州で選挙人を不正に登録しようとした。

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トランプ氏 裁判所に出廷“米議会乱入”で無罪主張
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 トランプ氏は司法省幹部に電話して「選挙は不正だったと言えばいい。あとは私と共和党議員に任せればいい」と主張。同省内の共謀関係者に命じて「複数州で選挙結果に影響を与えた可能性がある重大な懸念を確認した」と虚偽発表をさせ、不正な選挙人に代替させようとしたとされる。
 それも失敗に終わると、議会上院議長として選挙結果を確認する立場だったペンス副大統領(当時)に、不正な選挙人を受け入れるよう圧力を強めた。ペンス氏が拒否し続けると「公の場で批判しなければならない」と伝達。議会での確認手続きがあった21年1月6日、選挙への不信感を募らせていた支持者をワシントンに集め「マイク・ペンスが正しいことをすれば、私たちは選挙に勝てる」などと煽(あお)り、連邦議会に向かうよう促した。
 トランプ氏の支持者は暴徒化して議会を襲撃し、ペンス氏や議員、職員らは避難。トランプ氏はその後に公開した動画でも「盗まれた選挙があった」と虚偽の主張を繰り返した。(ワシントン・吉田通夫)

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裁判に臨むトランプ前大統領=AP

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「アメリカにとって悲しい日」トランプ前大統領が無罪を主張 “赤いネクタイ姿”で出廷

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「アメリカにとって悲しい日」トランプ前大統領が無罪を主張 “赤いネクタイ姿”で出廷

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2021年のアメリカ連邦議会乱入事件に関連し、「国を欺いた」などとして起訴されたトランプ前大統領が3日、裁判所に出廷、無罪を主張しました。

トランプ前大統領は偽りの主張を重ねて、自身が敗北した3年前の大統領選挙の結果を覆そうとしたとして、「国を欺いた罪」などに問われています。

トランプ氏を支持する人と批判する人の双方が集まり、厳重な警備が敷かれるなか、トランプ氏は車の中から手を振りながら裁判所に入りました。

法廷では、紺色のスーツと赤いネクタイ姿で罪状認否に臨み、今回起訴された4つの罪のいずれについても無罪を主張しました。

アメリカ トランプ前大統領

「アメリカにとって、とても悲しい日だ。そして、ワシントンを車で走り、不潔さと衰退を目の当たりにしたのも、とても悲しい 」

弁護側は公判の開始をできる限り遅らせたい考えですが、今回の裁判を担当する判事は議会乱入事件に対して厳しい姿勢で知られ、速やかに裁判を進めていくのではとの見方が出ています。

トランプ氏の起訴は今回で3度目です。


参考文献・参考資料

トランプ前大統領は「選挙に負けたと十分わかっていた」=元司法長官 (msn.com)

トランプ氏「ワシントンでは公正な裁判受けられない」 支持者多い地区へ裁判地の変更を主張か (msn.com)

米大統領選の結果覆す画策巡る裁判、トランプ氏による罪状認否のポイント (msn.com)

「監獄に入れろ」「でっち上げ」 トランプ氏出廷で怒号飛び交う (msn.com)

【米大統領選2024】 トランプ前大統領の出馬、収監回避が目的なのか (msn.com)

トランプ氏、法廷闘争の費用と時間に不満 最高裁に「仲裁」求める (msn.com)

トランプ前米大統領、選挙めぐる起訴で出廷 1日を60秒で振り返る (msn.com)

仮に有罪判決を受けても、トランプ氏は大統領になれるのか? (msn.com)

米議会占拠事件でトランプ氏が無罪主張…起訴は「政敵に対する迫害だ」 (msn.com)

「法の裁きを」「起訴は不快」=反トランプ派らが気勢―米連邦地裁 (msn.com)

トランプ氏の度重なる「ウソ」と「失敗」 検察が突き付けた45ページにわたる議会襲撃事件の起訴状 (msn.com)

「アメリカにとって悲しい日」トランプ前大統領が無罪を主張 “赤いネクタイ姿”で出廷 (msn.com)

トランプ氏、無罪を主張 機密文書巡る追起訴に対し (msn.com)

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