政治講座ⅴ470「ロシアの戒厳令は4州のウクライナ住民の弾圧か?」
民主的に住民投票で併合した後に、「戒厳令」で「民主主義」を抑え込んで軍事政権体制を布くのか。やっていることは支離滅裂、偽善だ!ウクライナをネオナチと言いながらロシアのやっていることはナチス政権そのものである。併合した4州のウクライナ人の抵抗が強く「戒厳令」敷いてウクライナ住民を弾圧するためであろう。
皇紀2682年10月21日
さいたま市桜区
政治研究者 田村 司
はじめに
彼は、善意の仮面を被った悪党かな?以前も掲載した言葉を再掲載する。
The road to hell is paved with good intentions
「地獄への道は善意で舗装されている」
ロシアのやっていることは自衛行為でゃなく、明らかな侵略行為である。クリミヤ半島、4州併合、明らかに領土拡張の侵略行為である。軍の監視下における住民投票は正当な投票とは到底認められない。昔、ナチスドイツが他国へ侵略して他国を併合して手法と同じである。
〝クリミア奪還〟に現実味、ウクライナ軍決死の猛攻 ロシア、4州維持できない危機 「戒厳令」表明は住民に軍支援させない狙いか
2022/10/20 11:32
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は19日にオンラインで安全保障会議を招集し、併合を宣言したウクライナ東・南部4州に20日から「戒厳令を導入する」と表明、関連の大統領令に署名した。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領率いるウクライナ軍の猛烈な反攻を前に、これ以上の敗走を食い止めたい危機感の表れとみられる。ロシア軍が核攻撃をチラつかせるなか、ウクライナ軍は今後、東・南部で奪還劇を繰り広げた後、ロシアが2014年に一方的な併合を宣言したクリミア半島を取り戻す戦いに挑むとみられる。プーチン氏の野望を打ち砕く、ウクライナ軍の戦いはどうなりそうか。
「(ウクライナのゼレンスキー政権が)あらゆる交渉の提案を拒否し、ロシア領への攻撃を続け一般市民を殺害している」
プーチン氏は19日の安全保障会議で、4州への戒厳令導入の理由をこう語った。1991年のソ連崩壊後、ロシアの戒厳令導入は初めて。
4州は、ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州と南部のザポロジエ、ヘルソン両州。ロシアはこれまでウクライナ侵攻を「特別軍事作戦」と呼称してきたが、劣勢のなか、戦争状態であることを事実上認めたかたちだ。
戒厳令導入で、領土防衛に必要な人的、物的資源の優先利用が可能になる。つまり、4州に残るウクライナ住民を、強引にロシア軍に動員する狙いもありそうだ。
ジョー・バイデン米大統領は19日、ロシアの戒厳令導入について、「ウクライナの国民に残虐行為をし、屈服させるために脅すことしかできない」などと、プーチン氏を激しく非難した。ホワイトハウスで記者団に語った。
一方で、バイデン氏は「プーチン氏は極めて難しい立場に立たされている」との見方を示し、ウクライナ国民がプーチン氏の脅しに屈することはないと強調した。
確かに、ウクライナ軍の大規模な反撃が勢いを増している。
ヘルソン州の親露派トップ、ウラジーミル・サリド氏は19日、安全のために同州を流れるドニエプル川西岸の住民に退避を決定したと表明した。州都ヘルソンにある、すべての行政機能を東岸地域に移転させているという。ただ、「ヘルソンを放棄する考えはない」とも強調し、住民退避は防衛強化のためだと説明した。
同州の親露派幹部、キリル・ストレモウソフ氏は同日夜、すでに住民5万~6万人が東岸地域に移されたと述べた。
ウクライナ侵攻を指揮するロシア軍のセルゲイ・スロビキン総司令官も前日、「困難な状況にある」と苦戦を認め、同州の少なくとも一部地域を放棄する可能性を示唆した。
軍事の専門家は、ウクライナが今後、4州だけでなく、クリミア半島を取り戻すことも不可能ではないとの見方を示す。これが現実となれば、プーチン氏の威信失墜は避けられない。
ロシア側の動きについて、元陸上自衛隊東部方面総監の渡部悦和氏は「住民がウクライナ軍に協力しないよう退避させる目的だと考えられる。ウクライナに奪還された後も復興を妨げるため、人のいない土地の状態にしたいのだろう」と分析する。
ウクライナ軍は9月に本格的な反攻を開始してから1カ月で、東部や南部で計600以上の集落を奪還したと発表した。
ヘルソン州でもさらに攻勢は続くのか。
渡部氏は「ドニエプル川東岸への正面からの攻撃は難しい。西岸地域のロシア軍が降伏した後は、隣接するザポロジエ州を攻撃して、東部戦線と南部戦線の連携を分断する作戦が有効だ」と語る。
今月8日には、14年の一方的な併合後に建設されたクリミアとロシアをつなぐ橋で大きな爆発もあった。ゼレンスキー氏は、クリミアの奪還に意欲をみせるが、現実味はあるのか。
渡部氏は「ロシア軍はミサイルだけでなく、戦車、最も優越した戦力の榴弾砲すら弾薬が枯渇していると考えられる。ロシアと結ぶ大橋も破壊され、本土からの補給も困難になる。クリミア半島の防御も難しくなるだろう」との見通しを示した。
ウクライナ4州の「戒厳令」発効、親ロシア派に財産接収・一時的な移住の強要認める
読売新聞 2022/10/20 11:44
【ワルシャワ=上地洋実】ロシアのプーチン大統領が19日、一方的に併合したウクライナ東・南部4州を対象に発令した「戒厳令」が20日午前0時(日本時間20日午前6時)、発効した。ウクライナ外務省は19日、声明を発表し、戒厳令が「無効でウクライナや国民に何の法的な影響もない」とし、「ロシアの占領に反対する住民の抵抗運動を抑圧するものだ」と非難した。
ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領府顧問も19日、SNSに「ウクライナは何ら変わらない。我々は領土の解放を続ける」と投稿し、反転攻勢で領土奪還を進める意向を表明した。
戒厳令は、プーチン氏が19日に大統領令に署名した。ロシアが一方的に任命した4州のトップに、安全確保の名目で、財産の接収や住民の拘束、一時的な移住の強要、通信の監視などの強制措置を講じる権限を付与した。住民に「特殊軍事作戦」と称するウクライナ侵略への協力を迫る内容だ。
露全土でも「必要に応じ」、同様の対応を容認する項目があり、「ロシア全体に戒厳令を敷いたに等しい」(英国のロシア専門家)との指摘が出ている。
一方、ウクライナ大統領府副長官は19日、エネルギー関連施設を狙ったロシア軍の攻撃により、一時的な停電の可能性が高まっているとし、20日から全土で電力の供給制限を実施すると発表した。都市部の街灯の点灯を制限するほか、国民に対し、午前7時から午後11時までの電力使用を最小限に抑えるよう求める。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は19日のビデオ演説で、エネルギー関連施設を狙った露軍の攻撃は、「我々が敵のミサイルと無人機(ドローン)を100%撃墜出来る能力を確保するまで続く」と述べ、防空態勢の拡充を急ぐ考えを強調した。
ロシア爆撃機が太平洋飛行=米けん制か
2022/10/19 17:51
発表によると、2機は公海上を飛び、ミグ31迎撃戦闘機が護衛。航続距離を伸ばすための空中給油も実施され、12時間以上飛行したという。「国際法を厳守」し、領空侵犯はなかったと主張している。
狙いは「住民の抵抗を弾圧」か ロシア戒厳令、全面的動員の可能性も
ロンドン=金成隆一、ワシントン=下司佳代子2022年10月20日 9時33分
ロシアのプーチン大統領が一方的に併合を宣言したウクライナ4州で「戒厳令」を導入したことについて、ウクライナ外務省は19日、その狙いは、ロシアの占領に反対する4州の住民の抵抗を弾圧することだとの見方を示した。
同省は声明で、ロシアが大規模なプロパガンダを駆使しても、ウクライナの領土を併合しようとするロシアの試みが失敗していることを覆い隠せていない、と主張。ロシア側には戒厳令を口実にして、占領地の住民の基本的人権を奪う意図があると指摘し、強く非難するよう国際社会に求めた。略奪や強制退去、動員を合法化しようとする「違法な計画」も非難するよう呼び掛けた。
一方的に宣言された戒厳令は無効であり、ウクライナやその国民、国際社会にとって「何の法的影響もない」とも強調した。
米国のバイデン大統領も19日、戒厳令の狙いについて「プーチン氏は信じられないほど困難な状況に置かれていると思う。ウクライナの人々を残忍に扱い、脅して屈服させようとすることだけが、彼がとれる唯一の手段だということを示しているようだ」と語った。「彼ら(ウクライナの人々)は、そんなこと(屈服)しないだろう」とも述べた。
ウクライナ4州に戒厳令、バイデン大統領「プーチン氏は極めて難しい立場にある」
読売新聞 2022/10/20 10:15
【ワシントン=蒔田一彦】ロシアのプーチン大統領がウクライナの東・南部4州に「戒厳令」を発令したことについて、米国のバイデン大統領は19日、ホワイトハウスで記者団に対し、「プーチン氏は極めて難しい立場に置かれている」との見方を示した。「プーチン氏が使える唯一の手段は、ウクライナ市民を残虐に扱い、脅して屈服させようとすることのようだ」とも指摘した。
「戒厳令」に追い込まれたプーチン氏 4州併合も遠のく「ロシア化」
2022年10月20日
ロシアのプーチン大統領が19日、9月に一方的に併合を宣言したウクライナ4州に「戒厳令」を敷くと発表した。併合後、ロシアの社会システムに統合するとしていたが、ウクライナ軍の攻勢で4州の状況は安定せず、現在の「力による支配」を追認する必要に迫られた形だ。
戒厳令の対象となるのは、ウクライナ東部のドネツク州とルハンスク州、中南部ザポリージャ州、南部ヘルソン州。20日に戒厳令が敷かれた。
ロシア有力紙は戒厳令により、全面的な動員や検閲、集会や夜間外出の禁止、外国人追放といった措置がとられる可能性があると指摘している。
ロシアは統合前から4州でロシアのパスポートを配り、通貨ルーブルを導入。「ロシア化」により、生活水準が向上するとの期待を住民に抱かせてきた。
ロシア戒厳令、戦時色強まる 動員態勢拡充、作戦新段階に
共同通信社 2022/10/20 18:48
ロシアのプーチン大統領が発令したウクライナ東部・南部4州での戒厳令が20日施行され、ロシア国内でも新たな「領土」防衛のため、政権が軍だけでなく経済界や国民を幅広く動員できる態勢が整った。社会全体で戦時色が一気に高まり、プーチン氏が「特別軍事作戦」と称してきたウクライナとの交戦は新段階に入った。
ウクライナを支援する欧米との一層の関係悪化と戦闘激化は避けられない。国が戦争状態にあることを公然化させたプーチン政権が国民の支持をどこまで維持できるかも焦点となる。
19日署名の大統領令によると、戒厳令下の4州では夜間外出禁止や人の移動制限、検閲などが導入できる。
My opinion
Nuclear bombs. “To be, or not to be, that is the question.”
どんとはれ!
参考文献・参考資料
〝クリミア奪還〟に現実味、ウクライナ軍決死の猛攻 ロシア、4州維持できない危機 「戒厳令」表明は住民に軍支援させない狙いか (msn.com)
ウクライナ4州の「戒厳令」発効、親ロシア派に財産接収・一時的な移住の強要認める (msn.com)
狙いは「住民の抵抗を弾圧」か ロシア戒厳令、全面的動員の可能性も [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
ウクライナ4州に戒厳令、バイデン大統領「プーチン氏は極めて難しい立場にある」 (msn.com)
「戒厳令」に追い込まれたプーチン氏 4州併合も遠のく「ロシア化」 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
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