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ラブ・アゲイン/Crazy, Stupid, Love
久しぶりにレビューを書きたい、それぐらい誰かにおすすめしたいと思える作品に出会った。それが「ラブ・アゲイン/Crazy, Stupid, Love」だ。
Netflixでラブコメを探していた際に出くわした作品で、面白そうだとは思っていながら、ずっとマイリストの肥やしになっていた。
7月の下旬から一昨日まで海外出張に行っていたのだが、その行きの飛行機で観れる映画作品の中にラブ・アゲインを発見。これは観るしかないと思い、ブランケットにくるまりながら再生ボタンをポチッと。しかしあまり期待はしていなかった。なぜならここ最近そこまで印象に残るラブコメに出会えていなかったからだ。
しかし、この作品は違った。(※以降ネタバレを含みます。)
40代のキャル・ウィーバーは、25年以上連れ添っている妻のエミリーから突如浮気をカミングアウトされ、さらには離婚を切り出される。キャルは途方に暮れてしまい、夜な夜なバーに一人で繰り出し、周りの人に自分の哀れな話を聞いてもらおうとする。それを横目で見ながら毎晩女性をお持ち帰りしていたのが百戦錬磨のナンパ師のジェイコブ。ついには彼はキャルに同情し、キャルに男性としての魅力を取り戻す方法を伝授することに。それが功を奏したのか、エミリーはキャルに再び魅力を感じる様に。しかしそんなキャルに惹かれていたのはエミリーだけでなく、なんと彼の子供のベビーシッターのジェシカもキャルのことが好きで…。しかしキャルの息子のロビーもジェシカにべたぼれで…。とにかく好意の矢印が色んなところから飛び交っていて、それが見ていて面白いのだ。
邦題だとラブ・アゲインだが、原題はCrazy, Stupid, Loveであり、私は原題の方がしっくりくる。ラブ・アゲインを直訳すると、再び愛するという意味合いになり、きっと一度すれ違ってしまった二人だが、やはりお互いのことが忘れられずに再び結ばれるのだろうなどという純愛が想像される。たしかに、この作品の主題は主人公が離婚を切り出された妻とよりを取り戻すために奮闘するものである。しかし、それ以上に登場人物の気持ちは交錯しており、最後には誰も想像できない様なエンディングが待ち受けている。この作品の良さは、脇役たちにも沢山詰まっているのである。そこが邦題からは一切感じ取れないのである。原題にはCrazy, Stupidというワードが入っており、この作品を観終えた際には誰もがその題名に納得して頂けるのではないだろうか。
キャストも豪華で、飽きずに観ることが出来る久しぶりの良作のラブコメだった。夏休みに時間がある方は是非観てみてはいかがだろうか。
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