風待ちdiary by つじたま
ふだんなにげなく使っている日本語の中にも、よく考えてみると不思議・不可解なものが少なくない。そんな謎な日本語についてあれこれと考えてみる、基本的には「めんどくさいやつ」なコラム。
行き先は決めていない。 だからどこに行くかは風まかせ。 先を急ぐ旅でもない。 だから風がなければ吹くまで待つ。 そんな「風待ち」の時間は、気の向くままに毒にも薬にもならない駄文を書き散らかしたりして過ごそう。 もちろん、風が吹いても気分が乗らなければやりすごすこともある。 まあ、そんな生き方も悪くないと思う今日このごろではある。 □□□□□ なお、余談ではあるが、その昔、内燃機関(いわゆる蒸気船)が発明されるまでは、船は風や潮の流れといった自然エネルギーを主動力として
去る9月27日、自由民主党総裁に石破茂氏が選出されたことを受けて、立憲民主党の野田佳彦総裁は「がっぷり四つに組んで、どっちが押し切るかという論戦をやってみたい。腕が鳴る」とコメントした。 さあみなさん。心のなかでイメージしてください。 石破さんと野田さんがまわし姿でがっぷり四つに組んでいる姿を。いやまあ、正直想像したくないです…。 ということで今回取り上げる【謎日本語】はこの「がっぷり」という言葉。辞書によれば とのことで、動詞の「組む」にかかる副詞なのだが、私自身は
本好きはいまや絶滅危惧種 先日公表された文部科学省「令和5年度国語に関する世論調査」によれば、1か月に本を「1冊も読まない」という人が増加し、初めて6割を超えたという。読書量が以前に比べて「減っている」とした人も約7割にのぼるという。 文部科学省「令和5年度国語に関する世論調査」 こうした「読書離れ」に伴って、当然のことながら出版物(書籍・雑誌)の総販売金額も1996年をピークに減少が止まらず、書店の数も20年間で半減して約8000店にまで減少した。いまや書店がひと
「ファイヤ〜!!」と聞くと 「高校生クイズ!!」と脊髄反射してしまうアナタ、歳がバレちゃいますよ〜w ということで、本日のテーマは同じ「ファイヤー」でも福澤朗アナの決め台詞じゃなくて、こちらの「FIRE」。Financial Independence, Retire Earlyの頭文字をとったもので「経済的な自立と早期のリタイア」という意味なのだそうだ。 そもそもFIREとはそのFIREについてはこちらの記事がとても簡潔明瞭にまとめられているので、まずはこちらをご一読い
「それでは石川優子&チャゲで『ふたりの愛ランド』、はりきってどうぞ〜!」 ♫なつ なつ なつ なつ とこ〜なっつ、 あい あい あい あい あいらんど〜♫て、違う、違う、そうじゃな〜い!(正しくは「とこ夏(常夏)」ではなく「ココ夏」↓) ということで(て、どういうことやねん?)、今回取り上げる【謎日本語】は「常夏(とこなつ)」。 この言葉、第一の謎は「常」を「とこ」と読ませるという点。「じょうか」でも「つねなつ」でもなく「とこなつ」。 「常」を「とこ」と読ませる熟語、