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辻タダオの三多摩だより23

旬をほんのちょっと過ぎた話題だが、
成人式となると毎年恒例のように
「奇抜な恰好や態度で臨む傾奇者」が
テレビなんかで取り上げられがちで
そうゆう映像を見て蘇るトラウマがある。

パチンコ店現場勤務の頃、
閉店の際、防犯のためにあらゆる場所を
不審者が潜んでいないかチェックしてまわる
って業務があり、
まあ大概はいない。つまり事もなく終わる。
その日たまたま自分がやっていて
いつものように鼻歌交じりで
男子トイレを巡回したその瞬間に
個室からスーッと「成人式で傾いてる体の青年」
が出てきて、
レレレのおじさんのような意味不明の語句を
つぶやきながら店から出て行った
ってことがあった。
これにはビビった。
予測してないことがいきなり起こると
人はビビるものであり、
身体動かない、声も出ない、
ってなった。
酔っぱらってたようでもあったが
目つきがどうにもぶっ飛んでて
その他薬物でラリってたんか!??
みたいなのもちょっと後から思い出したりして
ジワジワと恐怖感マシマシ
みたいな。

別途ブログでも書いたことがあるけど、
自分は「トラウマ」そんなに抱えないタイプで
児童の時に下腹部露出した小児変態性欲者に
さらわれそうになったことも
学生の頃に消火器設置のアルバイトで移動してた際に
UFOを目撃したこともあるが
別段それで人生が変わったってことはない。

前者「変態」に関しては
「大人」たちがその話題は子供の傷になるから
触れないようにしましょう、的な雰囲気を出しまくってたのが
不満であり、おいおいおい大問題にしてそいつ捕まえろよ!
くらいに逆に思ったし、
後者「UFO」に関しては
丁度前日に矢追純一のUFO番組みてたってのもあって
ラッキー!ついに見れたー
くらいにその場の皆で大はしゃぎし、
翌日新聞みてニュースになってないのに
がっかりする
といったような有様だった。

まあそのいずれも「拉致監禁」されなかったから
ってところが重要なんだけどね。

結局「トイレ個室からスーッと出てきた傾奇者」
からも
自分は特に刹那的暴力被害みたいなものは
受けずに済んだわけで
変態やUFO並みに
たいした出来事じゃない
ってわりきってもおかしくないところなんだが
瞬時に感じた恐怖
ってことでいえば
やはりそれこそ「トラウマ」級だったのだ。

「変態」や「UFO」は
それぞれ「広い空き地のそば」やら
「高速道路の出口付近の左右に視界が開けた場所」
だったりして
そこそこ「開放感」のある場所だった
ってのもデカかったかもしれない。
トイレは閉鎖空間だから
異質なものに遭遇した際の恐怖感ったら
そりゃもう凄い!ってことなのだ。

ということで
「閉店時の不審者チェック」をする皆さんは
くれぐれも「どうせ今日も何事もないだろう」
ってゆう
「だろう」巡回はせぬよう
くれぐれもお気を付けくださいませ。





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