新入社員に伝えた3つのこと(2024年)
昨年に続き、今年も新入社員に伝えたメッセージを備忘録として残したいと思います。
①「教わる」ではなく「学び取る」
まず1つ目は、「教わる」ではなく「学び取る」ということです。意味の違いわかりますか?前者は受け身、後者は主体的という姿勢の違いです。
大前提として学校は、お金を払って学ぶ場所です。先生も、学生に知識を教えるのが仕事です。だから、受け身の姿勢で待っていても、まわりは一生懸命に面倒をみてくれます。
でも、会社は違います。聞けば教えてくれる上司や先輩はたくさんいますが、手取り足取り教えてくれる先生は一人もいません。技能や知識が身につくかは自分次第です。
だから変に空気を読まず、わからないことはわかるまで質問してください。「質問できる」のは、新卒1年目の特権です。研修中から学び取る姿勢で臨みましょう。
②「せめて」を積み重ねる
2つ目は、「せめて」を積み重ねるということです。社会人1年目で仕事を覚えるということは、まったく未経験のスポーツに挑戦することに近いと言えます。最初はルールもわからず、できないことも多いので、体力的にも精神的にもつらいかもしれません。
しかし、この状況を前向きに成長の燃料とすることができる人は、「せめて」の心がまえで行動しています。詳しい知識はわかっていないけど、「せめて」これだけは理解する。すべての作業はできないけど、「せめて」この作業だけはマスターする。「せめて」の積み重ねが、自己成長とまわりからの信用獲得につながります。
もし、仕事で壁にぶつかった時は、この言葉を思い出してください。
③「慣れること」に慣れない
3つ目は、「慣れること」に慣れないということです。会社としては、みなさんに1日でも早く仕事を覚えてほしいと願っています。しかし、そこで注意してほしいことが、慣れによる成長の停滞です。
仕事に慣れてくると、効率は上がります。でも、そこに満足してしまうと、その先の成長はありません。なにより気をつけて欲しいことは、慣れによるミスから起こる事故や怪我です。
だからこそ、常に「慣れること」に慣れないを、心がけてほしいと思っています。例えば、同じ作業の繰り返しであっても、小さな工夫を凝らしてみる。効率を上げる、ミスを減らす、新しいアイデアを出すなど、1日1日テーマを持って臨んでみてください。
というわけで、「学び取る」姿勢、「せめて」の積み重ね、「慣れることに慣れない」チャレンジ精神。この3つが僕からみなさんに伝えたいことです。
改めて、入社おめでとうございます。何か困ったことがあれば遠慮なく。一緒に頑張っていきましょう!