口と歯のケアを甘く見てませんか?②
前回に引き続き口腔ケアについての記事でございます
まだ読んでいないという人はこちらの記事を読んだほうがいいかもしれませんね^^
それでは本日も最後までお付き合いください
顎がカクカクいうけど放置してない?
最近口が開けにくい・・・
気がつくと口を開け閉めするたびに、顎の骨がカクカクなっている
しかし、生活には支障がないから「まぁ・・・いいか・・・」と思っていませんか?
この状態は顎関節症の扉を開いている可能性があります
多くの人が病気として認識しないようですが、重症化すると口が全く開かなくなり、食事や話ができなくなる場合もあります
原因は色々あります
下顎を動かす筋肉の障害のものや、顎関節の関節法や靭帯にトラブルがある場合など
側頭骨の窪みと下顎骨の接触部にある関節円板に問題の起きている場合が多くを占めるようです
関節円板詳細
関節円板・・・軟骨の位置がずれたり、割れ目のできる場合もあります
治療に外科的処置はあまり採用されず、最近では過度に力を入れないように、噛み合わせの安定化を図る治療が一般的のようです
最近見た患者さんは、自覚症状がなくても、就寝中に歯ぎしりをするなどの症状があり歯科、もしくは口腔外科を紹介しました
寝ている間はなんともできないので、マウスピースなどを作ってもらうと良いでしょう
簡単な顎周りのセルフケア
歯磨きする時間がないから洗口液でいつも済ませてない?
出典「アース製薬」
「お口、クチュ、クチュ。モンダミン」by井森美幸(知ってるかな?)
これをするだけで虫歯も歯周病菌も全部解決すると思っていませんか?
お口クチュクチュするだけで歯の間にはさまった食べかすも取れるわけがない・・・
強力な洗口液でも、歯周病菌の排出はなかなか難しいでしょう
これをしたからといって全てOKというわけでもなさそうです
歯医者さんの見解では、歯に菌が付着するのを一定数邪魔する効果はあるのではないか?というくらいのものです
洗口液はあくまでも補助的な役割という位置付けで考えたほうがいいでしょう(ちゃんと食事をした上で栄養補助にサプリメントをとるみたいな感じ)
洗口液は歯磨き前に使うと、歯磨きで思考が剥がれやすくなるので使い方としては、歯磨きする前と寝る前に使うのがおすすめのようです
夕食を食べてきちんと歯磨きをしても、寝るまでの数時間で歯周病は増えるので、本当は再び歯磨きをしたいところですが、寝る前に洗口液でうがいをするという方法でも良いみたいです
そうすると実際菌は増えないようですよ
なので洗口液は歯磨きとセットで行いましょう
ガムで歯周病と虫歯が退治できる?
最近でもあるのかな?
歯磨きガム・・・
噛むだけで歯磨きの効果を与えてくれる神アイテムだ
忙しくて歯を磨くこともできないから、これで間に合わせるなんてことしていませんか?
歯の構造を見たらダメなのは明白でしょう
歯の表面なら少しくらいは食べかすをとってくれるかもしれませんが、歯間や、歯周ポケットはガムじゃ届かないですね
この歯磨きガムでも水あめが入っているので噛んでても虫歯菌の餌をミスミス与える結果になるかもしれません
ただし、歯磨きをした上で、キシリトールやリカルデントを含む製品と咬むと虫歯のリスクを増やすことなく唾液腺への刺激となって、唾液がよく出ます
中年期以降の女性には唾液の分泌量が減り、ドライマウスになる人が多いので、ドライマウス予防の観点からそれらの商品を取るのもいいでしょう
唾液がたっぷり循環していれば虫歯予防にもなるので、歯磨きの代わりにガムではなく、こちらも歯磨きとセットで考えるといいでしょう
歯磨き粉について
歯磨き粉も実は用途によって種類がたくさんあることは意外と知られていません
・ホワイトニング
歯を磨いても色がくすんで見えるのは、コーヒーやお茶などの色素がついてしまうのが原因の一つと考えられています。黄ばみを目立たなくするには、歯の鋲面についた汚れと着色を落とす必要があります。白さを保つに歯のコーティングを行い、汚れと色素をつきにくくすることが必要です。
・口臭
朝起きたときや職場での口臭が気になる方は、口臭予防効果のある歯磨き粉を選びましょう。予防するためには、口臭の原因菌を殺菌する成分が含まれていることが必要です。代表的な殺菌剤には、「イソプロピルメチルフェノール」や「塩化セチルピリジニウム」などがあります。
・歯周病
歯周病は発症率が高い病気で、歯の周りにある歯肉などの組織の炎症が原因のひとつ。歯周病の予防や進行を食い止める成分が配合されている歯磨き粉を選び、正しくブラッシングを行いましょう。なお、歯茎が弱っている方は研磨剤で炎症が起こる恐れがあるため、研磨剤の入っていないものや少ないものを選ぶのがおすすめです。
・虫歯予防
歯には「プラーク」と呼ばれる歯垢があり、その中に付いている多くの虫歯菌が酸を出して歯を溶かしていきます。これが虫歯の原因です。虫歯を予防するには、虫歯対策に効果的な歯磨き粉を使い、歯ブラシでプラークを取り除くことが大切。また、虫歯に効果的と言われているフッ素が配合されているタイプが多いのが特徴です。
仕上げは洗口液で・・・
歯科で検診を受けて、歯周ポケットが深いという診断が下った場合、使用中の歯磨き粉の見直しが必要になるかもしれません
また、喫煙者が使うことの多いヤニ落とし用の歯磨きには、研磨剤をたくさん含んだものもあります
そういう歯磨き粉を常用すると、歯の表面が傷だらけになって歯を傷める上に、かえってヤニがつきやすくなります
ヤニを気にするくらいならタバコをやめましょう
これに意を唱えさせませんよ!!
自分の目的に合ったものを選ぶ必要があるのです
セルフでできることには限界があるので、何はともあれ年4回の歯科検診とクリーニングは必須です
まとめ
顎が痛いのを放置しちゃだめ
適切な処置を行いましょう
洗口液は歯磨きとセットで行うと良い
ガムは砂糖を使っていない、キシリトールやリカルデントを歯磨き後に咬むと唾液の分泌を促進して虫歯を予防する効果あり
歯磨き粉は目的別に選ばないとダメ
セルフでできることには限界があるので、何はともあれ年4回の歯科検診とクリーニングは必須
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
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