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面白い人体の仕組みと働き「骨」
今回は柔道整復師をしていて避けては通れない骨についての記事です
とはいえ内容はそんなにたくさんあるわけでもないのですが・・・
しかし、骨粗しょう症なんかが気になる人は今回の記事を見たほうがいいかもしれません
今回の記事でわかること
・骨の役割がわかる
・骨粗しょう症の対策がわかる
以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください
骨の役割「体全体の土台」「内臓を守る」「血液を作る」
骨格とは骨組みのことであり、人間の骨格は200以上もの骨で作られていて、全身を支えています
頭蓋骨、肋骨、脊柱、上肢骨、下肢骨などの分類されていて、それぞれ複数の骨で構成されています
骨と骨は関節によってつながっています
関節とは、2つか、それ以上の骨が連結した部分を言います
関節は、肩関節、膝関節、股関節など動かすことができる可動関節を指すことが多いですが、頭蓋骨などほとんど動かせない関節もあります
骨のつながり
「可動性結合」・・・動かすことができるもの
「不動性結合」・・・動かすことのできないもの(骨結合、繊維結合、軟骨結合の3種類ある)
骨には大きく4つの重要な役割があります
①体を支えて姿勢を維持する
骨以外の体の組織は柔らかいため、骨がないと形をキープすることができない
②臓器を守る
脳は頭蓋骨、心臓や肺、大血管は胸郭、膀胱や女性の子宮などは骨盤によってしっかりとガードされています
③造血作用
骨の中心にはスポンジ状の組織があり、そこは血液を作る下になる赤いゼリー状の骨髄で満たされています
骨の中心にある組織は、造血だけでなく骨の強度を上げ軽量化することにも役立っています
④血液中のカルシウム濃度の調整
カルシウムは筋収縮、神経伝達、細胞分裂など生命維持のために必要不可欠であって、骨吸収と骨形成の代謝によって、血中カルシウム濃度のバランスをとっています
骨を鍛えるには運動しなさい
骨は体の発達に応じて成長します
骨を作る骨芽細胞と骨を破壊する破骨細胞があり、この2種類の細胞によって常に新しい骨は作り変えられています
お母さんのお腹の中で、受精卵が発育を始めて7週間ほど経つと、やがては骨になる予定の軟骨芽という細胞ができます
この細胞が成長を続けます
身近に赤ちゃんがいる人はわかると思いますが、産まれた時は骨が柔らかいのですが、成長とともに骨は硬くなっていきます
骨は、力のかかる方向に強くなるように常に作り変えられています
なので、運動することが骨を強くするといっていいでしょう
また、細胞の活動や体内のさまざまな反応に関わる重要な電解質であるカルシウムが足りなくなるとと骨がもろくなります
食事でカルシウムを摂ることが必要ですが、単にカルシウムだけ摂ったらいいというわけではありません
ビタミンDの働きを借りてカルシウムが小腸で吸収されやすくすることが大切です
ビタミンDは、皮膚が紫外線に当たるとコレステロールから作られるので、適度に日差しを浴びることも重要であることをこちらの記事にも書いています^^
また、閉経後の女性はエストロゲンの分泌が減少するため、骨が弱くなる傾向が強いです
骨を丈夫に保つために、やっぱり適度な運動は欠かせないのです
骨トリビア
骨密度とは?何の密度かわかる?
骨を構成するカルシウムなどのミネラル成分が、どれくらいしっかりつまっているかを表すのが骨密度です
骨の強さを測る指標として用いられています
加齢により骨代謝のバランスが悪くなったり、若くてもカルシウム不足になったりすると骨がもろくなります
骨密度が低くなり、骨折しやすくなるなどの症状が「骨粗鬆症」です
骨粗鬆症の予防法は?
女性は閉経後、急激に女性ホルモンが減少することで、骨粗鬆症のリスクが高くなります
ビールに含まれるポップの成分に、骨粗鬆症リスクを減らす可能性があることが報告されています
とはいえビールをたくさん飲んだらいいといっているわけではありません
おまけにまだ動物実験レベルなので、話半分に聞いたほうがいいかもしれません
骨折を早く治すには??
骨折した部分は、少し隙間を作っておいたほうが治りが早いといわれています
隙間にかかる圧力が程よい刺激となり、骨の再生を活発にさせるのです
まとめ
骨の役割は大きく4つ
体を支えて維持する、臓器を守る、増結の役割、カルシウム濃度の調節
骨は、骨芽細胞と破骨細胞によって絶え間なく作り変えられている
骨は力のかかる方向に強くなるようにできている
運動をすると骨が強くなり、骨粗鬆症の予防になる
骨を強くするにはカルシウム単独で摂っても意味が無く、ビタミンDの働きを借りる必要がある
閉経後の女性はエストロゲンの分泌の減少により、骨が弱くなる
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです