【読書記録】2021年3月読了本を紹介します①
3月になって、花粉が舞ってきました。
花粉舞い散る中に忘れた記憶と〜♩鼻水が流れぇてくぅる〜♩(歌:ケツメイシ「さくら」)
という心境です。(どんな心境だ)
今回も読了本を勝手に紹介させて頂こうと思います。
1.38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果
内容はもはやタイトル通りで、主人公の著者がマッチングアプリを使ってみた結果をコミックエッセイとして紹介してくれた本です。
どうやら、noteが発信元らしい。さらにドラマ化も予定されているようなので、noteすげぇなあ〜となりました。
僕自身はマッチングアプリって使ったことはないです。ですが、自分が大学生くらいだったら、たぶん使いまくってただろうと思います。(爆)
それくらいに本書に出てくる大学生達が羨ましく感じました。
「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと(河出文庫)」
という本も出会い系を通して様々な人に出会っていくというお話なのですが、こういう出会い系のエッセイに出てくる人物たちは僕の周りにはいないような人たちばかりです。
一方で、家族とか仕事とか、固まったコミュニティの外から一歩出ることで初めてその人らしさが出せる、という一面もあると思います。
全く知らない人に会うのは少々怖いものの、互いに自分じゃない自分、もしくは自分らしい自分を出せるという点においては恋愛を抜きにしても知らない人と出会って、ただ喋ってみるというのも一興だなあ、と思いました。
ちなみに、本書でのながつじ的衝撃度No1パワーワードは
『Amazonのスポイトでセルフ人工受精で一発妊娠』
です。
2.スタンフォード式 人生デザイン講座
人生計画というのはよく聞くと思います。一方で、人生デザインというのはあまり聞きません。本書の中で“人生は予測不能であり、計画通りに進む人生はあまりにも少ない。人生に対する正しい態度とは、自分の人生の方向を示すコンパスだけを持って都度デザインしていくことだ”と説いています。
つまり方向性だけ定めておけば明確な目標はなくとも自分にとって理想的な人生に進んでいく、という考え方です。
この本では自分の現在地を知ることから、その方向性にあったいくつかの人生ストーリーを用意しておくこと、それを仲間と共有することが推奨されています。
人生の方向性を定めるためには、兎にも角にも自分の価値観や得意なことを知ること重要です。
そこで本書では
①価値観
・定期的な仕事観、人生観の洗い直し
②得意なこと
・生活の振り返りの中で、集中したり省エネでできたことを振り返る
ことが推奨されていました。
『やりたいことの見つけ方』という本の中でも、本当にやりたいこととは、《好きなこと×得意なこと×大事なこと》の掛け算で出来ていると紹介されていました。
やはり、自分の好き、得意(集中できる、少ない時間でできる)、大事なこと(人生の価値観)をまずは見出すことが重要なのだと再認しました。
3.やわらかな言葉と体のレッスン
言葉とは、なんでしょう?
私たちは自分の感情を全て「言葉」として表現できているでしょうか?話してみて「あれ?こういうことが言いたかったんだっけ?」となることがないでしょうか?
本書はそんな表現としての「言葉」と、感覚の受容体である「体」とのつながりに着目してコミュニケーションを分解した本です。
「言葉」は元来、客観性をもたらすために生まれてきました。
「明るい」といえば、みんながなんとなく「明るい」とわかる。
「寒い」といえば、なんとなく「寒い」が分かる。
しかし、そんな「明るい」や「寒い」の中にも、それぞれ個人が感じる「明るさ」や「寒さ」は体験として無数にあるはずです。
自分が話したときに感じる言葉と感情のズレは、自分が本当に感じたものと表現のズレから生じているのです。
そういった前提の中で、著者は体に着目することを提案しています。
まずは自分が「いま、ここ」をよく感じること。
聴く側の際には、相手の言葉のみならず体にも目を向けること。
哲学的な表現が多く、僕には少し難関に感じました。しかし、言わんとしていることの要点は興味深く、相手のことも自分のことも、そう簡単には理解し得ないことを理解しました。
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