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日記|0101-0107 たかが日記
1月1日(水) ファイアマン
新年あけましておめでとう。今日もぬんぐり起きる。6時間睡眠でも割とすっきりしている。仕事をしていないから、あんまり体力が削られていないのかな?
イオンでご飯を食べてから、13時ごろに帰宅。妻と息子は昼寝。私は近くのカフェで読書をした。今日から『華氏451度』を読みはじめる。本を持つことが禁止され、発見された場合には昇火士(ファイアマン)によって、本が焼かれるディストピアを描いた小説。タイトルの華氏451度とは、紙が自然発火する温度らしい。タイトルおしゃれ過ぎる。
妻と息子が寝たあと、紅白をところどころ見直す。やっぱり藤井風がいいなぁ。あと、米津玄師の歌詞がやっぱり良い。音楽とか全然聴いてこなかったけれど、今年は歌詞に注目しながら音楽を聞いてみようかなあ。紅白のあとは録画した『おもしろ荘』。今年は面白かったな~個人的にはえぐろが好きだった。
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1月2日(木) いろんな生き方
家族3人の休み。動物園へ行く。ほぼ毎年恒例にの行事みたいになっている。息子は以前より動物の名前や姿を覚えたので、「さいしょキリンさん!」「つぎカバさん!」と順番を指定してくる。ところが、あんまり細部には興味がないようで、「あ、キリンさんだー」「カバさんいたねー」と、チラッとでも見られれば満足するようで、そそくさとその場を後にしてしまう。そのへん、なんか俺に似てる。途中、フラミンゴのエリアがあったのだけれど、マジでフラミンゴの脚ってどうなってんねやろ。めっちゃ細いのに動くって、あれ筋肉あるんか。あと、ほんまに片脚立ちで、木みたいに立ち続けるし。当たり前やけど、人間以外にもいっぱい生物がいて、当たり前やけど、いろんな生態があって、いろんな生き方があるなぁと思った。
1月3日(金) 苦しんでるのこそ人間ぽいよ
午後からお出かけ。本屋に寄って、欲しかった本を買い、カフェで読書。『華氏451度』。本が規制され、本が燃やされる世界観を描いたディストピア小説。本を焼く仕事〈ファイアマン〉をしている主人公が、ひょんなことから本に目覚める展開に。おもしろ。でも、主人公よりも、敵対するベイティー隊長が魅力的だったなぁ。苦しんでるよ。この苦しんでるのこそ人間ぽいよ。読了後、すぐに感想を書く。
夜な夜なゼルダ。装備を強化するためのカブトムシが見つからない。音でバレないように、音でバレなくなるアイテムを使って捕獲を試みている。そんな深夜2時。何してんだろ。
1月4日(土) 2200円
息子とふたりの休み。午前中は日記の修正。分冊していた日記を二段組、一冊分のデータとしてまとめる。全部で400ページ超になった。試しに印刷会社のホームページで一冊だけの見積もりをしてみると、一番安くて一冊2200円だった。これくらいの値段なら、単行本を買うと思って、自分用に本にしてみても良いかもしれないなぁ。
夜、zoomで文学フリマ京都9に向けた話し合い。友人の友人が、本を並べるための小さな棚をDIYしてくれるという。なにそれ…素敵…。2回目のくせに何を用意したらいいのか、まだあんまりわかってない。
1月5日(日) 成長
身体がだるく、何もしたくない状態。買い物になんとか出かける。道中に公園があるのが難敵。息子が遊びたがるため、少しだけ、と約束して遊ばせる。保育園の同級生が何人かいて、その子達との遊びに熱中してしまう。気づけばこの寒空の中、1時間以上いた。初めて会ったばかりの小さい子には、段差の昇り方を教えていた。息子が小さい時は、公園にいた見知らぬ年長さんくらいの男の子に、逆に息子が教えてもらっていた。成長。
1月6日 (月) たかが日記
夜はスタエフのポッドキャストの収録。今日は、いつもお世話になっている、しらいさんをゲストに交えての収録だった。これだけ「日記を本にすること」をしているしらいさんならではの話が面白い。しらいさんにとって日記とはなんですか? という質問に、「1日の中で1~2分でも自分を見つめる時間かなぁ」と答えたのが印象的だった。続けて「日記は日記以上でも以下でもなく、日記でしかない」とも言っていた。やもすると日記ブームは、何か面白いことを書かないといけないとか、あったことを書かなければならないとか、肩肘はって挑むような高さがある。でも、これだけ日記本を出してきたしらいさんだからこその「日記は、たかが日記だ」という言葉に安心感をもらった。まるで歯を磨いたり、シャワーを浴びたりするような感覚で、日記で数分自分を見つめる。それくらいでいいんじゃないの? というところに日記の手軽さを思い出した。
1月7日(火) 鼻をふんふん
6時30分起床。よしよし。リズムが戻ってきている。朝ごはんの準備。納豆ご飯、ゆで卵、プロセスチーズ、ヨーグルト、バナナ、喉が痛いからC.Cレモン。今日も息子を保育園へ送る。今日は機嫌がいい。「パパ、あるいてこ」と、鼻をふんふんさせながら歩く。交差点では、右見て左見てをさせている。「車来てない?」「きてない! いまだ!」と走り出す。ちょっと走るの早くなってきた。
帰宅すると、のんびりと起きてきた妻が『わたしの宝物』の最終回を見ている。これまでも妻が見ているのを、ちょいちょい盗み見ていたから、ラストの展開に少し胸熱。しおりちゃんののお父さんはあなたです。
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