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うぱーが死んだ
うちにはウーパールーパーがいました。
名前は「うぱー」といいます。
子供が呼びやすい名前がいいなと思い、うぱー(ポケモンから)と名付けました。
今住んでいる家に引っ越してきてから迎えた子なので、かれこれ4年くらいの付き合いになると思います。
上手に育てれば10年くらいは一緒にいられると思っていました。
うぱーとの出会いはスカイツリーがあるソラマチでした。
ウーパールーパーが欲しいと漠然と思っていたある時、たまたま訪れたソラマチにあるアクアショップにて大量に売られているウーパールーパーに出会いました。
価格はたしか1,000円くらいだったと思います。
「うーぱーるーぱーってこんなに安いんだ」って衝撃を受けたのを覚えています。(もちろんピンキリでしょうけど)
そこから水槽を買って、設備をそろえて、夏用にクーラーも用意して。
週に1回水替えをするのは僕の仕事でした。
迎えた当初は5cmくらいだったうぱーでしたが、亡くなる時には25cmくらいの大きさになっていました。
「うーぱーるーぱーってこんなに大きくなるんだ」って思わせてくれたのもうぱーでしたね。
亡くなったのは1月3日でした。
普段は底にいるうぱーが2日ほど前から水面に浮かんでいるようになり、あっというまに亡くなってしまいました。
亡くなったことを子供(5歳)に知らせましたが「ふーん」くらいの反応でショックを受けている様子はなかったのですが、実際のお別れの場面では「うぱーともう会えないのやだよ」と言って泣いていました。
やはり息子なりに悲嘆を抱えているようです。
僕にとってもうぱーは癒しでした。
あのなんともいえない、とぼけた顔が好きです。
ただぼーっと見ていると本当に癒されます。
水槽の近くにいき、「うぱー」と声をかけると「ん?ごはんですか?」とでも言うように彼(おそらく)は近づいて立ち上がりました。
ペットエンバーマーである僕はうぱーにもエンバーミングは出来ないかな?と考えたのですが、やはり水槽内では不可能でした。
亡骸を水槽内にずっと入れておくことはできませんし、水の中で生きる彼を外に出しておくことも憚られました。
彼(おそらく)の骨はうちの庭のオリーブの木の下に埋めました。
そこには僕の愛犬(プリン)の骨も埋まっています。
オリーブの木には「ひなかぜさん」という呼称が付いています。
ひなかぜさんはプリンと一体化し、新たにうぱーと一体化します。
そうやってひなかぜさんは大きくなっていきます。
だから「ひなかぜさんの側にくればいつでもうぱーにあえるからね」と息子に伝えました。
5歳の息子がこれをどう理解し咀嚼し、消化したのかはわかりません。
「寂しいから新しいうぱーが欲しい」と次の日には言っていました(苦笑)
大きな水槽があるので新しい子をいずれお迎えするとは思います。
でもその子の名前は「うぱー」ではありません。
うちの「うぱー」は彼(おそらく)だけですからね。
それでも、うん、寂しいなあ
追記
1/23に「わかちあいの会(ペットとの死別」があります。
もし参加者が少なかったらうぱーの話をさせてもらおうかな。