追憶屋 小林秀人

ペットロスやグリーフを抱えた方のお話を伺うカウンセリングや、亡くなったペットのエンバーミングをしています。長くトリマーとして働いてきた経験を生かして飼い主さんに寄り添いたいと思っています。 詳しい活動はこちらから→https://lit.link/hidetokobayashi

追憶屋 小林秀人

ペットロスやグリーフを抱えた方のお話を伺うカウンセリングや、亡くなったペットのエンバーミングをしています。長くトリマーとして働いてきた経験を生かして飼い主さんに寄り添いたいと思っています。 詳しい活動はこちらから→https://lit.link/hidetokobayashi

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ペットエンバーミング

ペットエンバーミングとは 愛するペットの身体を、亡くなったからといってすぐに火葬するのではなく1週間から10日間そのまま保存して一緒に過ごすことができる方法です。 この期間に何をするのかは飼い主さんの自由です。  カートに乗せてお散歩にいく。  家族でゆっくり過ごす。  生前のように一緒に寝る。 そんなことも可能です。 その選択は飼い主さんの数だけあるように思います。 ちなみに僕が2013年に亡くした愛犬にエンバーミングが出来ていたとしたら、離れて暮らしていた兄

    • トリマーが考える、飼い主さんに知っておいて欲しいトリミングサロンの選び方

      11月はnoteの有料記事を書くことがおすすめらしいです。 なので約20年グルーマー(トリマー)として働いた経験を生かして、「飼い主さんに知っておいて欲しいトリミングサロンの選び方」をトリマー目線からお伝えしてみようと思います。 あ、今回は犬の場合です。 まずトリミングといっても選択肢が2つありますね。 トリミングサロンと動物病院。 動物病院の場合はそこに行かなくてはいけない理由があるのだろうから選び方もないのかもしれません。 でも薬用シャンプーを使い放題の動物病院は未だ

      ¥100〜
      割引あり
      • 映画【本心】から見るグリーフ

        セルフケアの一環として映画を映画館で見ることにしています。 少しもやもやが溜まってきたきたな、とか。 ちょっとストレスを感じているぞ、など。 そんな時は時間を作って映画館に足を運びます。一人で過ごす時間をあえてとることが僕にとっては必要なのだと思います。 今回見てきた映画は【本心】です。 詳しくは↑のサイトを見て頂ければと思いますし、原作をご存じの方も多いのではないかと思います。 僕が見たかったのは亡くなった母親がVF(バーチャルフィギア)として蘇り、そのVFと会話が出来

        • ペットエンバーミングは二度別れる経験になり得るのか?

          先日とある場所でペットエンバーミングについて少し話す機会を頂きました。ペットエンバーミングとエンゼルケアの意義と意味についてお話をしました。 その語の感想で 『二度別れる経験になるのではないか?』 という言葉をもらいました。 意図としては 一度目の別れは死別。 そして二度目の別れはエンバーミングをして一緒に過ごし、また別れを経験しなくてはいけない。 それはとても辛いのではないか? そんな意味の言葉だと理解しています。 このことについて自分なりに考えてみたのでまとめてみたい

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        ペットエンバーミング

          僕のグリーフのひとつ

          人間生きていれば日々色々なグリーフを抱えるもので、当然僕にも色々なグリーフがあります。 そんなグリーフの中でも特に大きなものの一つが“謙さん”という先輩トリマーの死です。 謙さんはとても偉大で先進的なトリマーでした。 それでいて誰にでも分け隔てなく優しい、僕にとっては太陽みたいな先輩でした。 さらに犬にたいしてめちゃくちゃ優しい。 後にも先にもこんなに優しいトリマーは出てこないんじゃないか?というくらい。そんな人です。 そしてお酒が好きでふざけるのが大好き。どこでもおならを

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          わかちあいの会

          わかちあいの会とは グリーフを抱えた方が集まり想いを語り、他の参加者の声に耳を傾け、同じ時間を共有する場です。 小林が責任者を務めているわかちあいの会は死別対象がペットに限られています。なのでペットを亡くして苦しんでいる方だけが参加することが出来ます。 死別対象を限定することで、その場に一体感がでることがあります。 また、参加しやすい雰囲気になると思います。 死別対象がペットの場合は特にそう言えるのではないでしょうか。 死別対象が限られていないわかちあいの会に参加さ

          グリーフとは悲嘆である

          グリーフとはGriefである。 そしてGriefを日本語訳すると悲嘆となる。 これは色々な本にも書いてあるし、検索すればすぐにでてくるものですね。 では悲嘆とは? これも検索すると [名](スル)かなしみなげくこと と出てきますね。 ということは 悲しみ嘆くこと=悲嘆=グリーフ となりますね。 僕自身、グリーフケアやペットロスケアの現場に身を置いて数年経ちました。 ここで一旦グリーフという言葉について整理してみたいと思います。 しばしばグリーフを死別という意味で使う

          グリーフとは悲嘆である

          立ち直るって何だろう?

          ペットロスやグリーフにおける立ち直り① 僕の所属している一般社団法人日本グリーフ専門士協会では再生という言葉で言い表していますけどね。丁度この立ち直りに関して協会ブログが更新されたので紹介してみます。 僕はこの協会で、「ペットとの死別のわかちあいの会」の責任者をしていたり、協会が運営しているグリーフケアのスクールで「ペットロスケア入門講座」を担当したりしています。 「わかちあいの会」とは死別経験者がご自身の想いを集まった参加者の方々と共に語り、わかちあう場です。概ね8分

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          追憶屋 自己紹介

          はじめまして 追憶屋の小林秀人(こばやしひでと)です。 普段はペットロスで苦しんでいる方のお話を伺うカウンリング。 ペットを亡くした飼い主さんが自身の想いを語る場(わかちあいの会)の責任者。 そしてペットロス専門士を養成するスクールの入り口となる、ペットロスケア入門講座を担当しています。 ちなみに追憶には [名](スル)過ぎ去ったことに思いをはせること。過去をしのぶこと。追想。「—にふける」 という意味があります。 ペットロスを扱い、グリーフケアを行うには適当かと思って

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