見出し画像

グリーフとは悲嘆である

グリーフとはGriefである。
そしてGriefを日本語訳すると悲嘆となる。
これは色々な本にも書いてあるし、検索すればすぐにでてくるものですね。

では悲嘆とは?

これも検索すると
[名](スル)かなしみなげくこと
と出てきますね。

ということは
悲しみ嘆くこと=悲嘆=グリーフ
となりますね。

僕自身、グリーフケアペットロスケアの現場に身を置いて数年経ちました。
ここで一旦グリーフという言葉について整理してみたいと思います。

しばしばグリーフ死別という意味で使うことがあると思います。
死別はとても重く
とても苦しく
とても悲しく
言葉ではいい表せない思いがありますね。
なので死別グリーフであると僕も思います。

ただ死別以外にも悲しみや嘆きってありませんか?

例えばいじめ。
言葉の暴力があったとしたら、言われた側の心には悲しみや嘆きがあるかもしれません。
無視されたら悲しくなります。
肉体的暴力も、精神的暴力も悲しみや嘆きに繋がりますね。

例えば病気。
ある病気を抱える事で生活が180度変わってしまうかもしれない。
今まで出来ていた何でもないことが出来なくなってしまうかもしれない。
あたりまえに来ると思っていた明日が不確かになってしまう。
これも悲しみや嘆きかもしれませんね。

例えば別れ。
彼氏彼女とのお別れ。
離婚。
子供と離れて暮らさなくてはいけない。
大切なペットを取られてしまった。

例えば災害
人の力ではどうすることも出来ない人知を超えたもの。
その圧倒的なパワーの前では僕らは何も出来ません。
なすすべなく奪われていきますね。
出来る事といえば備えること、でしょうか。

思いつくままにいくつか挙げてみましたが、もっともっとありますね。
悲しみや嘆きを悲嘆
そして悲嘆グリーフとするならば、僕らの周りにはグリーフはたくさんあるんですね。

だからこそ僕らはグリーフに対処する方法を学ぶ必要があるのかもしれません。

でもグリーフに対処する方法は学校では教えてくれませんね。
小学校でも中学校でも高校でも。
大学で心理学を専攻すれば少しだけグリーフについて学ぶ機会があるみたいですね。ただ少しだけ、みたいです。

少し意識するだけで僕らの周りにはグリーフはたくさんあります。
死別は大きなグリーフです。これは間違いなくそう思います。
そして死別以外のグリーフを抱えた人があなたの隣にいるかもしれません。
あなた自身も色々なグリーフを抱えていると思います。
今まで生きてきた中で傷つき、悲しみ、嘆きのなかった人なんていないはずですから。

グリーフの対処法はここで簡単に書くことはできません。
僕もスクールに属している人間ですので。
でもひとつだけ言えるとしたら、自分をまず一番大切にして下さい。
他人ではなく自分を。
そしてたまには自分を甘やかしてあげて下さいね。
そうお伝えしたいです。

ではまた。


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集