【感想】致知7月号 大切なのは、“これでいいのか"と常に問い続けること
土の時代から風の時代へ
皆さんも一度はどこかで聞いたことが
あるかも知れません。
致知でも先月の6月号の記事内の話題に
あがっていました。
具体的には、
目に見えるものに
価値を置く土の時代から
目に見えない情報や知識などに
価値を置く風の時代へと
2022年を基として
変移している、ということです。
目に見えないものを重視すると、
これまで以上に
「言葉」が重要になってきます。
国語を忘れた国は滅びる
母国語の教科を「国語」と表現するのは、
日本だけと聞いたことがあります。
その意味を調べてみると、
それまでの日本は言葉も共通で
なかったため、
日本を一つにする。
という思いを込めて国語としたそうです。
このままでは駄目だと思う人がいて、
行動を起こした人がいる、ということです。
語彙力がないと思考は深まらない
毎日の習慣として、
1日の振り返り、良かったことや反省点、
改善点を書き出しています。
短文で的確に書くことを意識し、
書いていました。
語彙力の少なさの弊害に気付いたのは、
その1日の振り返りを元に
週、月単位の振り返りを行う時です。
後から見直した時、語彙力がなければ、
その当時の行動や思考が、
読み取れないのです。
自身の語彙力のなさに気付けたことは、
一つの収穫です。
確かに、より多くの言葉を知っていて、
それを使えるのと、使えないのでは、
全く変わってくるだろうと
実感しました。
人格は美しい言葉や
洗練された作法に現れる
極限まで省略する言葉や
本来の意味からかけ離れた意味で
使用されたりと
「言葉が荒れている」と
言われています。
変わっていくこと全てを
否定するわけではありませんが、
“そんな細かいことなんて、どうでもいい"
と言って、言葉を壊していく行為は、
人格を形成する妨げになっている
のではないでしょうか。
美しい心地のよい言葉を使ったり、
丁寧な行動を心がけると
背すじが伸びる思いがします。
それが、人格形成をする上で
必要なことではないでしょうか。
大切なことは、“これでいいのか"と
問い続けること
「これでいいのだ」と肯定しても
「これでは駄目だ」と否定しても
そこで終わってしまっては、
それ以上の発展はありません。
大切なのは、問い続け、行動すること。
「これでいい」と思っているなら
"これでいいのか?"と問い、
「これでは駄目だ」と思っているなら
"これでは駄目なのか?"と問う。
問うことは、考えること。
考えることは、変わるきっかけを作ること。
小さな一歩の積み重ねが、
大きく人生を変える。
だからこそ、
自分自身に問い続けることが
大切だと私は思います。