読書感想「ゼロからはじめる なるほど!ChatGPT活用術 〜仕事の効率が劇的に変わるAI使いこなしのヒント」 マイカ氏(著)
この本を読もうと思った理由
少し前にChatGPT GPT-4がリリースされ、話題になりました。一部のサービスに限れば、無償で使えます。私の会社でも独自の生成AIが開発されるなど、身の回りが生成AIを使える環境になってきていると実感しています。会社の業務やプライベートでも生成AIを使いこなして、成果を上げたり、生活を豊かにしたい、そう思います。どうすれば生成AIを使いこなせるかしるため、この本を読もうと思いました。
心に残った内容・感想
プロンプトと呼ばれる生成AIに出す指示の内容次第で、回答の良し悪しが変わる。
具体的な回答方法や内容、前提、背景をプロンプトで記載すると、求めている回答が得られやすい。
例えば、箇条書きでとか、1000字でとか、5個例を上げてとかを指定してあげる。
Excelの計算式を入力すると、何の、関数か説明してくれる。逆にこんな関数が欲しいと伝えると、作ってくれたりする。
プログラミングでも、すでにあるプログラムのコードを入力して内容を説明してくれたり、こんなプログラムが欲しいと伝えるとコードを作ってくれたりする。
画像やイラストもイメージを伝えると作ってくれたりする。
生成AIに役割を与えて、意見を聞くこともできる。例えば、「あなたはスキンケア商品の営業職です。男性用スキンケア商品の企画について意見を述べてください」の様な聞き方もできる。同じ質問を役割を変えてすることで、立場によってどの様な意見がでるか、幅広く確認できる。顧客として振る舞って、の指示もでき、不満や要望などをヒアリングできる。
レポートや、議事録の添削、表現の変更も行なってくれる。もちろん、指示をすればレポート自体の作成も可能。
学校で言うと、穴埋め問題などテストを作ることができる。
類語や言い換えについても、生成AIは回答してくれる。この言葉をもっと丁寧に言いたいとか、そんな場面に使える。
まとめ
生成AIを使いこなすには、プロンプト、指示をいかに上手くするかがポイントだとよく分かりました。指示する側の人間が賢くないと、上手く生成AIの力を発揮させることができず、宝の持ちぐされになってしまうと思います。会社でもChatGPTとは違いますが、生成AIが利用できるので、まずは試してみて、聞いてみたいことを、どんどん生成AIに聞いてみて、慣れて行く事が上手く使いこなせるようになるための一歩になると思っています。この本を読んで、生成AIの凄さ、便利さがよくわかったのですが、やはり1つ懸念に思ったのは、人間の考える力が衰えるのではないか、ということです。アイディアだしや、情報の整理は自身の現在の業務でよく行なっています。これが生成AIに任せることができるとなると、時短になりすごく便利になると思いますが、一方で、自分では頭を使わなくなってしまい、仕事の面白さが半減してしますのではないかという懸念もあります。でも、もっと面白い業務や、人間にしかできない仕事に時間を使っていくこともできると思って、前向きに生成A Iを良きパートナーとして捉えて付き合っていく、こういう考え方がこれからの時代を生き抜いていく上で必要なのではと思います。