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1930年代の経済ナショナリズムに回帰か

「自由貿易は説得力のない時代遅れの対応だった。その一方、1930年代の経済ナショナリズムはかなり成功を収めた」(『暗黒の大陸―ヨーロッパの20世紀』(マーク・マゾワー著)から)

「自由主義経済の『擦り切れた伝統』が経済の混乱した現状を引き起こした…民間企業を政府の支援や適当な防護壁なしで放置すれば、企業自体や我々の文明を破壊してしまうだろう」(フランクリン・ルーズベルト米国大統領の言葉)

30年代の世界経済は「自由貿易とレッセフェール(小さな政府)」から「貿易保護主義と大きな政府」へという大きな変化が起きた。当時の歴史を説く本をあさり読みしていると、歴史は今、繰り返しつつあるのではないかという思いにとらわれる。

続く

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