上から見るか?横から見るか?
人の価値観はそれぞれですので、似ていることはあっても全く一緒ということはほとんどありません。
【赤信号は止まれ】みたいな明確なものもほとんどなく、自分にとってOKなことも他人にとってはNGで許せないなんてことも多々あります。
このため様々なトラブルが起こってしまい、人間関にひびが入ってしまうことも少なくありません。
今回はちょっと難しい価値観によって起きてしまうトラブルを解決するための考え方について書いてみます。
構造思考を持つ
少し難しい言葉ですが、簡単に言うと【その問題やトラブルを生み出してしまう構造は何か?】と問い掛ける考え方です。
たとえば何回も注意してもミスをしてしまう後輩がいるとします。
口頭だけでは限界がありますので、以下のようにいくつか解決案を出していきます。
・テキストベースで教える
・復習のためのフィードバックの時間と取る
しかし、これだけだと抜本的な解決には至らないようなことって多くあると思うですよね。
ここで構造思考でとらえてみると、【氷山の一角】だということがわかってくるんですよね。
【もしかしたら指導のやり方ではなくて他に原因があるのかもしれない?】
ミスをしてしまう原因をフィードバックだけでなくもっと俯瞰的にみるようにしていきます。
そして深堀していくと、実は何度もミスってしまう原因は【ミスってしまって先輩や上司に怒られることによる委縮】だったということが判明します。
なので取るべきアクションは【ミスっても委縮しないように普段から丁寧に接し、円滑なコミニュケーションを取ること】というものになります。
このように、問題を構造的に見ることによって課題解決をスムーズに進められるようになるため、身に付けておいて損はないはず。
問題を上だけから見るのではなく、横や斜め下などあらゆる角度から見ながら解決に向けて努めていきましょう。
価値観を磨く
とはいっても簡単に構造思考を体得することは簡単ではありません。
そこで大事になってくるのが【価値観を磨く】ということになります。
自分の価値観は今までの経験によって培われていきますので、なるべくたくさんの価値観に触れることが必要になります。
自分では全く思いつかないようなことも、簡単に思いつくような人だっているからです。
その逆もしかりで、自分が出した何気ないアイディアが想像以上に喜ばれることもありますからね。
お互いがwin-winの関係になることも可能ですので、もしよければなるべく多くの価値観に触れてみるのもいいかもしれません。
自分の頭で考えながら行動することが何よりも大事ですので、もしよければお試しください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?