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失敗を自信に変えるためには?
どんな仕事でも失敗は付き物であり、多くの方が失敗を繰り返しながら日々成長していくものですよね。
失敗すると誰かに迷惑を掛けてしまうことにもなってしまいますが、それを恐れてばかりいても何も進みません。
【失敗しても大丈夫!】といろいろな人から励まされることも多いですが、現実問題、ビジネスの場において失敗するのはできれば避けたいものです。
今回は失敗を自信に変えるための方法について書いてみます。
不安定と大胆
失敗を受け入れるための方法の一つとしてコーピングという方法があり、これは失敗する危険があるのものに積極的にチャレンジするというものです。
成功するかどうかは特に問題ではなく、難しい困難に立ち向かうことで【自分は諦めずに挑戦できる人間なんだ!】と自尊心が高まっていくので、とりあえずチャレンジしてみようということが大切なんですね。
簡単なことばかりクリアしていっても、特に自信も付きませんから当たり前といえば当たり前です。
ただ、そんなことを言ってもやっぱり怖いものですし、尻込みしてしまうことも少なくありません。
そこで、一週間、毎日15分間過去に失敗した経験を思い出してひたすら書き出していくというワークを行っていくんです。
例えば自分の場合【営業目標が達成できなかった】という失敗経験があります。
・営業マンにとって厳しいエリアだった
・競合他社のアプローチが強かった
・冬場の消費が落ち込む時期だった
・モチベーションの維持の大切さを学んだ
・夏場である程度売り上げのストックを作ることの重要性を学んだ
こういう感じで当時の状況を細かく書いていくことで客観的に失敗経験と向き合えるようになり、いろいろな学びを得たんだなと振り返ることができるようになるんです。
また、自分はこんな大きな失敗をしても立ち直って再び挑戦することができる人間なんだと思い起こすことができるようになります。
ただ、寝る前に行うと失敗の記憶がこびりついてしまうので、できれば日中の間に行うことをおすすめします
新たな学びを得るために、積極的に過去の失敗を書き出していきましょう。
なお、哲学者のセーレン・キェルケゴールもこんなことを言っています。
・大胆な行動を取ると一時的に足場を失う
・大胆さがなければ自分自身を失う
勇気を出さずに挑戦しないと、いつか自分の心も失ってしまいますよという注意喚起の意味もある格言。
とても素敵だなと思います。